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猫の爪とぎ対策や効果的なしつけ方法をご紹介!爪とぎの理由も解説

猫の爪とぎに関する情報をまとめました。猫の爪の変わった構造についても解説!猫が爪を研ぐ5つの理由や、効果的なしつけ方法・対策法についても詳しくご紹介いたしますので、愛猫の爪とぎにお悩みの方は是非ご覧下さい。

猫との楽しい毎日の中で、時折頭を悩ませらてしまうのが爪とぎの問題ではないでしょうか?

爪を研いでいるときの猫って、お尻をつきだしたり前足を思いっきり伸ばしたり、まるでポーズをとっているかのような可愛らしい姿ですよね。つい写真を撮りたくなってしまうほどです!

そんなとっても可愛い猫の爪とぎですが、毎回教えた場所で壁やってくれると良いのですが、壁やカーテン、ソファなどでされてしまうとちょっと困りものですよね。

今回はそんな猫の爪とぎについて調査しました!

爪とぎの理由や効果的な対策法・しつけの仕方などについてもご説明いたしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

猫の爪の構造・特徴

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まずは猫の爪の構造についてわかりやすくご説明していきたいと思います。

人間の爪とは全く違う構造となっていてとっても興味深いので、早速見ていきましょう!

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猫の爪の内側はこんな構造になってた!

猫の爪の最も大きな特徴は、何層にも何層にもにも重なって出来ているという点です。

「薄い層が玉ねぎのように重なり合っている」と表現されることが多いようです。

そんなたくさんの層が重なり合っている猫の爪ですが、おおまかに捉えると、内側と外側でわけられます。

ちなみに内側はクイックと呼ばれる部分で、中には血管や神経が通っているのが特徴です。

爪切りの際に万が一この内側まで切ってしまうと、人間で言うと相当な深爪の状態となります。

血管や神経を傷つけてしまうと、出血したり痛みを負ってしまいます。

とっても繊細な箇所ですので、爪切りの際は外側の部分のみにしましょう。

猫の爪の外側はこんな構造になっていた!

猫を飼われている方で、部屋に薄い爪が剥がれ落ちているのを見つけた経験がある方はいらっしゃいますか?

あれが爪の外側の層です。外側にいくほど古い爪となりますので、新しい層が出来てくる課程で自然と剥がれ落ちていくんです。

また、爪の内側がとってもデリケートであるのに対し、外側には血管も神経も通っていません。

だから、あんなに勢いよく体重をかけながらバリバリ出来るんですね!

外側でしたら痛みも何も感じませんので、爪切りの時はこの外側のみ切ってあげましょう。

猫が爪とぎをする5つの理由

さて、猫の爪の構造についてわかってきたところで、ここからは猫が爪とぎをする理由をご説明してまいります。

主に3つの理由にわけられますので、ひとつずつ見ていきましょう!

1.爪のコンディションの調整|爪とぎの理由

最も大きな理由は、爪のコンディションの維持・調整です。

それぞれの猫に自分のお気に入りの爪の状態というのがあるようです。

猫は狩猟動物ですので、爪の状態は狩りの成功に大きく関わってきます。

そのため、鋭い爪をキープするために爪とぎを行うのです。

また最近は室内飼いの猫が増え、絨毯やカーペットやソファなどを歩く際に爪がひっかかってしまうというケースも考えられますので、あまり長すぎたり鋭すぎるのも問題です。

定期的に爪の状態をチェックしてあげましょう。

2.マーキング|爪とぎの理由

また、マーキングの意味合いもあるようです。

猫の肉球には匂いを放つ臭腺があり、その匂いを色々な場所に付けることで、縄張りを主張したり、自分がリラックスできる場所にしてまわっているんです。

爪を研ぐ際に、必要以上に背伸びをしているのは、なるべく高い場所にマーキングしたいという気持ちからかもしれませんね。

3.自己主張・アピール|爪とぎの理由

自己主張・存在をアピールといった理由もあります。

他の猫の存在を見つけたときなどに、自分の強さをアピールしたいという意識があるのではないかと考えられているようです。

また、飼い主さんに構ってもらいたい時や遊んでもらいたい時などにも爪とぎをすることがあります。

他の猫の目や人目をひきたいという気持ちの表れでしょうか?とってもかわいい理由ですね!

4.ストレッチ|爪とぎの理由

爪とぎの際に身体を思いっきり伸ばすことで、ストレッチしているという見方もあります。

たまに「爪とぎの為にここまで反っちゃう?!」って時ありませんか?

わたしも愛猫の爪とぎの様子をみていると、ただ爪を研ぎたいときと、ストレッチをしたいときと2パターンあるような気がしていました。

寝起きなどに思いっきり反った爪とぎをしていることが多い様に感じますので、ストレッチが理由というケースは実はかなり多いのではないでしょうか。

みなさんはどう思われますか?

5.ストレス発散|爪とぎの理由

5つ目の理由が、ストレス発散です。

ストレスが溜まった猫は、転位行動という行動に出ることがあります。

転位行動とは、精神を落ち着かせるために必要ではない行動や不可解な行動を行うことです。

猫の転位行動は、爪とぎ・のび・毛繕い・あくびなどがあるそうです。

よって、飼い主さんに怒られた後などに爪とぎをした場合は、ストレス発散が理由かもしれませんね。

猫のお気に入りの爪とぎ素材・場所って?

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猫は様々な理由から爪とぎをするということがわかりましたが、とはいえ部屋の家具や大切なもので爪を研がれてしまうのはちょっと困り物ですよね?

ここからは猫がお気に入りの爪とぎ素材や、好きな場所について調べてみました!下記をご覧下さい。

段ボール・麻布麻紐・木製家具・絨毯やカーペットなどの厚い布・室内の出っ張った壁

ダンボールや麻布などはまだしも、木製家具や絨毯・カーペットなどはどこの家庭にもあるものなので、爪とぎ対策をするのもちょっと一苦労ですよね。

木製の机の脚や、たんすの角などが爪とぎによってぽろぽろ削れ落ちるといったことは、よくあるようです。

また「うちは木には見向きもしないけど、カーテンや絨毯とか布製品が大好きで…」といったケースもあり、猫によって好みは様々なようですね。

わたしの愛猫も木よりも布の方がお気に入りなようで、ソファやベッドのマットレスが悲惨なことになっています…。

ダンボールで出来た市販の爪とぎや、土台が麻紐で出来ているキャットタワーなども自宅に置いてみたものの見向きもしてもらえません。

猫自身も様々な理由があって爪とぎをしているので、本音としては出来れば自由にさせてあげたいという気持ちもあるものの、賃貸物件の場合原状回復義務もありますし、難しいところですよね。

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猫の爪とぎ対策や効果的なしつけ方法

さて、最後に具体的な爪とぎ対策について、詳しくご説明してまいります!

効果的なしつけ方法についてもご紹介しますので、わたしと同じように愛猫の爪とぎにお悩みの方は是非試してみてはいかがでしょうか?

爪切りをまめにする

爪とぎは猫にとって大きな意味をもつ行動です。そんな爪とぎをやめさせるのは可哀想ですし、そもそも不可能でしょう。

よって爪とぎをしたとしても最小限の被害に留められるように、爪を尖らせないようにするというのが効果的です。

伸びすぎた爪は、猫が自分自身の身体を傷つけたり、歩きづらかったりというリスクもありますので、定期的に爪の状態をチェックしてあげましょう。

愛猫の好みを把握して、代用品を用意する

毎日観察していると、愛猫がどんな素材・場所がお気に入りかわかってきます。

傷ついても構わない家具に入れ替えたり、爪とぎグッズを置いたりといったことで、大切な家具や壁を守れるかもしれません。

猫は自由気ままな生き物ですので、こちらの思う通りにいかない可能性も高いですが、試してみる価値はありそうです!

保護シートなどを貼る

賃貸物件など壁はどうしても傷つけたくないという場合は、市販の保護シートを利用するというのも手です。

お手頃のものですと、1000~2000円台でペットショップやホームセンター、ネット通販などで販売されています。

ぜひチェックしてみてくださいね。

おやつやご褒美を与える

上記のような対策にしつけを組み合わせることで、より効果が高まります。

しつけとして効果的なのは、おやつやご褒美を与えるということです。

たとえばここで爪をといて欲しいと思った場所でちゃんとしてくれた場合は、たくさん褒めてあげたり、おやつをあげたりすると良いかもしれません。

また、してほしくない場所で爪とぎをしようとしているのを見つけた場合は、「そこはダメ!」ということを声で伝え、正しい場所へ連れて行くことで覚えさせるという方法もあります。

その際は、驚かせたり過度なストレスを与えてしまうと、飼い主さんへの不信感に繋がってしまうかもしれませんので、その都度様子をみながらしつけを行いましょう。

猫の爪とぎ対策|まとめ

今回は猫の爪とぎ対策に関する情報をお届けしてまいりました。

猫の爪の構造や、爪とぎの理由などについてもご説明いたしましたがいかがでしたでしょうか?

爪とぎは猫にとって非常に重要な行動ですので、完全にやめさせようとするのはよくありません。

他の選択肢を与えたり、そちらにうまく誘導したりといった工夫を行うのがよいかもしれませんね。

参考にしていただけると嬉しいです。最後までご覧いただきありがとうございました!

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