犬に比べるとおとなしいイメージのある猫ですが、夜行性のため夜になると元気いっぱい、やんちゃな猫も多くいます。
やんちゃな猫も可愛いですが、おとなしい猫にも魅力がたくさんありますよね。
猫も100匹いれば、100通りの性格がありとっても個性豊かですが、おとなしい猫とはどんな性格なのでしょうか?
今回は、おとなしい猫の種類ランキングと、おとなしい猫の見分け方や育て方をご紹介していきます。
おとなしい猫の種類ランキング!
やんちゃで元気いっぱいの猫もとっても可愛いですが、初めて猫を飼う方や1人暮らしの方などおとなしい猫が良い人もいますよね。
まず、おとなしいことで知られている猫の種類と性格や、飼い方をランキングで発表していきます。
ラグドール
英語でラグドールは「ぬいぐるみ」という意味を持ちますが、その名の通り抱っこされることを非常に好む猫種です。
元々あまり運動も好まず、おとなしい性格をしており、子どもだけでなく初対面の猫とも仲良くできるほど協調性のある猫です。
落ち着いた鳴き声で、ふわふわとした被毛が特徴的な猫です。
ラグドールの飼い方
大型猫の中でも、成長スピードがゆったりとしている種類と言われています。
ほとんどの猫は生後1年で成猫と呼ばれますが、ラグドールの場合生後3年で成猫となります。
元々大きくなる猫種のため、肥満には注意が必要です。
以下がラグドールが成猫の時の平均体重です。
オス | メス | |
---|---|---|
平均体重 | 5~7.5㎏ | 4~ 4.5kg |
その他、ラグドールは日光から皮膚を守るオーバーコートと、体温調節をするためのアンダーコートからなるダブルコートの被毛です。
換毛期には、アンダーコートが抜けるだけでなく長毛種は毛玉にもなりやすいため、コミュニケーションの一環として、ブラッシングは毎日行うことが大切です。
ペルシャ
世界的に人気のあるペルシャは、猫の王様と呼ばれるほど上品で堂々としている猫と言われています。
美しいふさふさの被毛と、低い鼻が特徴的ですが実は、筋肉質な体をしています。
物静かでおとなしい性格ですが、警戒心が強く賢い一面があります。
ペルシャの飼い方
とても賢いためしつけのしやすい猫ですが、騒がしい環境が苦手なため大人数のにぎやかな家庭は苦手です。
筋肉質な体を持っているため、遊びなどで体を動かすことは好きですが、どちらかというと静かに遊ぶことを好みます。
ふさふさとした美しい被毛を保つために、毎日のブラッシングが欠かせません。
また鼻が低いため、鼻に関係する病気にかかりやすく、定期的な健康診断などで確認・予防していく必要もあります。
エキゾチックショートヘア
ペルシャの短毛種で、目が大きく鼻が低いのが特徴です。
ペルシャと同じく、とても賢くおとなしい上に、愛情深い性格をしていますが、短毛種特有の好奇心を持つ子も多くいます。
個体差はありますが、愛情深い性格から猫だけでなく、他の動物と暮らすことも可能と言われています。
エキゾチックショートヘアの飼い方
ペルシャと唯一違うところは、被毛が短毛なことです。
そのため、ペルシャほど毛玉などのトラブルは少ないですが、換毛期には短毛種であってもダブルコートのため、毎日ブラッシングをする必要があります。
鼻の病気の心配の他に、目の周りが汚れやすい種類でもあるため、汚れていたら濡れたガーゼなどで目の周りを清潔に保つようにしてあげましょう。
ロシアンブルー
ボイスレスキャットと呼ばれるほど、鳴き声が静かな種類です。
とても賢く従順な性格で、家族と一緒にいることに安心感を感じます。
ロシアンブルーもペルシャ同様、家族といることは好みますが、騒がしい環境はとても苦手なため、1人暮らしの方は飼いやすい猫種と言えます。
独立心が強い一面もあるため、猫とたくさん遊びたい方には不向きです。
ロシアンブルーの飼い方
短毛種ですが、飼い主さんとのコミュニケーションを取ることが好きなため最低でも、週に1度5分程度はブラッシングをしましょう。
遊びが嫌いなわけではありませんが、あまり動かない猫種のため食事量に注意しなければ、肥満になりやすい傾向があります。
通常猫の平均寿命は、約16年と言われていますが、ロシアンブルーは10~13歳と短命と言われています。
健康維持のため、肥満に注意するだけでなく、定期的なワクチンや健康診断を受けることが重要です。
スコティッシュフォールド
丸顔で折れた耳が特徴的な猫で、大人気YouTuberも飼っていることから日本でも、とても人気の種類です。
体はがっちりと筋肉質で、鳴き声は小さく、家族の後ろをついて回るほど人間が大好きな人懐っこい性格をしています。
スコティッシュフォールドは、長毛種と短毛種の2種類ありますが、どちらも温和でのんびりとしています。
賢い一面もあり初心者の方でも飼いやすい猫種です。
スコティッシュフォールドの飼い方
骨に異常が出やすい猫種のため、室内飼いの場合ラグやカーペットなどを敷き、関節や骨にかかる負担を軽減する工夫が必要です。
また折れた耳をしているため、耳の中に湿気が溜まりやすく耳の疾患も多い猫種です。
毎日耳の中をチェックし、耳垢や汚れがある場合はコットンやウエットティッシュで除去するなど、毎日のケアが必要です。
おとなしい猫の見分け方は?
上記で紹介した種類以外にも、もちろんおとなしい猫はいます。
お気に入りの猫種がやんちゃな性格と言われていても、おとなしい子を選びたい場合はどんなところをチェックすると良いか、見分け方について解説していきます。
オスよりメス
猫の種類問わず、オスは甘えん坊でやんちゃ、元気いっぱいな子が多いと言われています。
メスは、そんなオスと比較すると物静かでおとなしい猫が多く、子猫の頃から落ち着いた子もメスに多いです。
避妊手術を行うことで、発情によるストレスも軽減されるため、性格も穏やかになりやすいそうです。
短毛種より長毛種
長毛種に比べて短毛種は、野生の名残が強く残っていることが多いため、長毛種の方がゆったりとした落ち着きのある猫が多いです。
これは雑種・純血種関係なく、長毛種の方がおとなしい猫と言われています。
しかし長毛種は、毛玉になりやすいなどの被毛のトラブルも多いため、ブラッシングなどで毎日のケアが必要です。
大きさにこだわりがなければ大型猫を
一般的な猫の大きさは、3~5㎏前後ですが大型猫の場合オスで8~10㎏、メスで4~6㎏になります。
しかし大型猫は、鳴き声が小さい子が多く、穏やかな性格の子が多いため、猫を初めて飼う方にも飼いやすい猫種が多いと言われています。
抱っこをあまり嫌がらない
抱っこをしようとしてすぐに逃げる猫は、じっとすることが苦手な子が多いです。
そのため、抱っこを嫌がらない場合、警戒心も少ない、おとなしい猫が多いです。
子猫はまだ好奇心も強く、抱っこを嫌がることもありますが、成猫になる頃にはおとなしい猫になることもあります。
おとなしい猫の育て方
おとなしい猫だと思って飼った方や、想像以上にやんちゃな猫だった場合でも、しつけでおとなしい猫になることもあります。
しかし、やんちゃなのもおとなしいのも個性のため、愛猫の性格を飼い主さん自身も尊重する気持ちは大事ですよね。
最後に、おとなしい猫の育て方について解説していきます。
ストレスを溜めない
先ほど紹介した、ペルシャやロシアンブルーは特に騒がしい環境が苦手です。
環境に慣れやすい子もいますが、元々苦手な環境に置かれると人間でもストレスが溜まりますよね。
おっとりとしたおとなしい猫でも、ストレスが溜まるとそのストレスを発散しようと、落ち着きがなくなってしまいます。
愛猫のために、ストレスの少ない環境を整えてあげることも大切です。
社会性を養う
特にペットショップで飼った場合、早くから親猫や兄弟猫と離されていることが多いため、社会性が養われておらず、落ち着きのない子もいます。
飼い主さんが、親猫や兄弟猫となり、噛む力加減や遊び方を教えてあげることでも、おとなしい猫になることはあります。
焦らず、愛猫のペースに合わせてしつけをしてあげることが重要です。
まとめ
猫と言っても、猫種や元々の性格からとても個性豊かな動物です。
おとなしい猫は、子どもや猫と遊びたい方にとっては、物足りないと感じるかもしれませんが、おとなしいことも個性であり愛猫の生き方です。
また、猫の種類によってあげるご飯も選ぶ必要があります。
おすすめなのは全猫種・全年齢に適応していて、香料・着色料不使用のカナガンデンタルキャットフード です。
また、カナガンデンタルキャットフード は、毎日の食事でデンタルケアができる高品質なキャットフードですので、猫ちゃんの歯磨きが苦手な人や口臭が気になっている人にもおすすめです。
これから猫を飼う予定の方や、もう少しおとなしい猫になってほしいと感じている人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。