皆さんは愛猫にどんな食事を与えていますか?
ドライフードが一番多いかと思いますが、猫用の食事は犬と比べても種類が多く、本当に良いものはどれなのか悩みますよね。
中でもグルメと言われる猫たちは、ウェットフードを好む子が多いと言われています。
しかし、ウェットフードは嗜好品?太る?と疑問を持つ方もいるかと思います、
今回は、猫がウェットフードしか食べないのは危険なのかと、あげる頻度や注意点を解説していきます。
猫がウェットフードしか食べないのは危険?
結論からお話すると、猫にとってウェットフードは十分主食になります!
ドライフードには形状を保つために、米や小麦などの炭水化物が含まれていますが、猫は本来肉食動物のため、ウェットフードのように肉や魚をそのまま詰めたものの方が、自然な食事だからです。
そもそもウェットフードとは、ドライフードよりも水分量を多く含んでおり、缶やレトルトパウチに入っています。
栄養素と一緒に水分を摂取出来るため消化吸収や見た目、香りが良く未開封の場合は、長期保存も可能です。
そう言った香りや見た目が良いものは、なんだかおやつのような嗜好品に感じてしまいがちですが、愛猫にとって主食として良い部分が多いため、普段ドライフードの子にも与えてみたくなりますね。
こんな子にもおすすめ
どんな猫にも、その子の年齢に合ったウェットフードであればオススメ出来ますが、特に水分摂取が苦手な子や、膀胱や尿に問題のある猫にもオススメです。
先程も解説した通り、ウェットフードは水分を多く含んでいるため水分補給が苦手な子であれば、一度の食事で一緒に水分が摂れるだけでなく、膀胱や尿に問題がある子にとっては通常の水分補給以外でも水分を補給出来るため、尿路結石なども出来にくいと言われています。
ウェットフードのみだと下痢をする?
水分が多いと聞くと、下痢をしてしまうのでは?と不安に思いますよね。
しかし、ウェットフードのみを与えているからと言って、下痢をすることはないと言われています。
そもそも猫が下痢をする場合、急な食事内容の変化や病気、寄生虫などが主な原因となります。
もしウェットフードを与えて愛猫が下痢をする場合は、そのウェットフードに含まれる成分に対してアレルギー症状が出ている可能性があり、子猫だった場合は、食べ過ぎた時も下痢をすることがあります。
こういった場合は、与えたウェットフードと便を持って動物病院で診察をしてもらいましょう。
ウェットフードを与える際の注意点
猫にとって自然な食事なだけでなく、食いつきも良く水分補給出来るのであれば、ウェットフードで良いと感じますが、実はそんな万能なウェットフードにも注意しなければいけない点があります。
もし、ご自宅にウェットフードのストックがあれば一緒に確認してみてください。
総合栄養食かどうか
総合栄養食とは、栄養基準局の基準をクリアした猫の主食として与えるフードのことを言い、必要な栄養素が十分摂れるものです。
ウェットフードは、肉や魚をそのまま詰めている性質から総合栄養食でないものも多く、その場合、栄養が偏ってしまいます。
現在、愛猫にウェットフードを主食として与えている方は、総合栄養食と記載されているかどうかパッケージを確認してみてください。
添加物に問題はないか
稀に、健康を害する恐れのある添加物が含まれていることがあります。
添加物の基準量は、十分余裕を持った量で設定されていますが日常的に摂取している場合、いくら少ないと言っても注意が必要です。
ウェットフードを選ぶ際は、味付けや見た目だけでなく、保存料や増粘剤と言った添加物が含まれていないかも確認しましょう。
出来ればドライフードと併用を
良いことばかりのウェットフードですが、メリットばかりでなくデメリットもあります。
ウェットフードは、柔らかいため猫本来の噛む力や顎、歯が弱くなってしまう可能性があり、その点ドライフードは程よい硬さがあるため健康を保ちやすくなります。
老猫や病気や怪我などで、噛むことが困難な場合はウェットフードの方が良いですが、元気な猫や若い猫にはドライフードを与えることも大切です。
普段からウェットフードのみにすると、いざドライフードに切り替えようとするとウェットフードの匂いや、食べ応えを覚えてしまっているためドライフードを食べてくれなくなってしまう恐れもあります。
ドライフードとウェットフードは出来るだけ併用して与える事が、猫にとっても良い食習慣と言えます。
ウェットフードを与える頻度
ドライフードと併用して与える方が良いと言っても、どのくらいの頻度で与えるべきなのか気になりますよね。
まず猫のエサは、ウェットフードのみでもドライフードのみでも愛猫が現在標準体型であれば、フードのパッケージに記載の目安量や摂取カロリーを確認して、その通りに与えるのが適切です。
基本的に、1日の摂取カロリーが守られていればどちらを与えても問題はありません。
食事回数
犬のように1日2回と食事回数を決めてしまうよりは、1日に必要な摂取カロリーを4~6回に分けて与える方が良いと言われています。
ウェットフードを与える場合、出しっぱなしにしてしまうと特に夏場は傷んでしまうため、数十分待っても食べない時は器を下げ、新しいものをその都度与えるようにしておきましょう。
ドライフードの場合は、1日出していても大きな問題はありませんが、出した分だけ1度に全て食べてしまうような子は、タイマー式の給餌器などを使って食べ過ぎないように調整してあげてください。
ライフステージに合った食事内容を
猫も老化と共に噛む力や顎の力、消化をする力が少しずつ衰えていきます。
今では年齢別のフードも増えていますが、全年齢用のフードを普段から与えている方も、ライフステージに合った食事を与えるようにしましょう。
おすすめなのは全猫種・全年齢に適応していて、香料・着色料不使用のカナガンデンタルキャットフード です。
また、カナガンデンタルキャットフード は、毎日の食事でデンタルケアができる高品質なキャットフードですので、猫ちゃんの歯磨きが苦手な人や口臭が気になっている人にもおすすめです。
まとめ
猫の主食は総合栄養食のウェットフードであれば、問題はありません。
ウェットフードの水分を多く含んでいる性質から 、消化や水分補給が苦手な子、膀胱や尿に問題のある子には最適です。
しかし、ウェットフードは柔らかいため若い内からウェットフードのみを与えていると、噛む力や顎、歯が弱くなってしまいます。
そのため、出来るだけドライフードと併用して与え、1日の摂取カロリーを超えないように注意しましょう。
食事は日々の健康維持に欠かせないもののため、愛猫の嗜好や年齢に合ったフードをこの記事を参考に、探してみてください。