ミニレッキスの寿命はどれくらいなのでしょうか?
もちろん、ペットにはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、ミニレッキスのかかりやすい病気やその予防法、ペットの種類に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
ミニレッキスの平均寿命は?
ミニレッキスの寿命は平均して7~8年と言われています。
この数字は、他の種類のウサギの平均寿命と比べて大きな差はありません。
しかしながら胃腸の病気にかかってしまったために、5年程度で命を落としてしまうケースも少なくありませんので、注意が必要です。
ミニレッキスの寿命と長生きするコツ
ミニレッキスは「小さくてかわいい」「ビロードみたいな手触りが好き」と、その外見上の特徴から多くのファンをとりこにしてきたウサギです。
長生きしてもらうためには、事故やけがへの細心の注意が必要です。
「ミニ」のつくように小型のウサギのため、高いところから落ちたり踏まれたりしてしたためにと骨折や脱臼といった悲しい事故も起きており、命を縮めることにもなりかねません。
特にケージの外に出している時には、危険がないか飼い主さんがしっかりと目を光らせておくなら、事故を未然に防ぐことが出来るでしょう。
また、ミニレッキスは短毛種ですが、飲み込んだ毛が胃の中で毛玉になってしまうことがあります。
これは毛玉症と呼ばれる病気です。
毛玉が胃の中で邪魔をするせいで、栄養が取れなくなりやせ細り、結果として衰弱してしまうのです。
ロップイヤーのような長毛種のウサギに比べて、短毛種の場合は毛玉症のリスクが若干少なくなると言われてはいるものの、ミニレッキスのような小型のウサギの場合には、ちょっとした病気が命取りにつながってしまいます。
ブラッシングなどのお手入れにより、毛玉症は防ぐことが可能です。
ミニレッキスのかかりやすい病気は?
ミニレッキスは、小型で毛の短い種類のウサギなので「ソアホック」にかかりやすいと言われています。
後ろ脚の裏の毛が剥がれてしまい、そこから出血したり、ひどい時には人間の褥瘡のような状態になってしまうものです。
後ろ脚の毛が薄いため、ちょっとした刺激でも原因となりますので、注意が必要です。
さらに、自分の毛を飲み込んでしまい、それらが胃にたまってしまう「毛玉症」にも注意が必要です。毛玉症になってしまうと、食欲がなくなり衰弱してしまうので放置すれば危険な状態になります。
ミニレッキスのかかりやすい病気のサイン
ミニレッキスのかかりやすい病気の1つは「ソアホック」です。
日本語では「足底潰瘍」や「飛脚びらん」とも呼ばれていますが、この名前からわかるように、後ろ脚がただれたり出血を起こしてしまうものです。
そのため、病気のサインも当然に後ろ脚に現れます。
後ろ脚の状態を見るなら、異常に気がつくことが出来ます。
当然痛みを伴うものですので、元気がなくなりじっとしていることが増えます。
さらに、体の小さなウサギの場合、ストレスや異物を食べた際には、すぐに胃腸を壊してしまいます。
フンやおしっこの状態がいつもと違う、という場合には胃腸の病気かもしれません。
1日で急激に容体が悪化することもありますので、出来るだけ早めに病院へ連れて行く必要があります。
病気の予防法と対処法
ミニレッキスは、体が小さく毛の短いウサギなので「ソアホック」にかからないための対策が必要です。
このソアホックという病気は、後ろ脚の裏の毛が剥がれてしまい、そこから出血したり、ひどい時には人間の褥瘡のような状態になってしまうものです。
後ろ脚の毛が薄いため、ちょっとした刺激でも原因となりますので、注意が必要です。
ケージの床に木で出来たすのこをしいたところ、古くなってささくれだってしまい、足に刺さってしまった結果、毛が剥がれてしまったウサギもいます。
出来るだけ刺激を与えない床材にするか、仮に木のすのこを使う場合には痛んでいないか、まめに点検をする必要があります。
さらにもう1つの気をつけたい病気、「毛玉症」も忘れてはいけません。
今ではウサギ専用のブラシも売っています。
毛玉症にならないために、こまめにブラッシングをしてあげるなら、リスクを小さくすることが出来ます。
ミニレッキスの老化のスピード
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ミニレッキスの老化に伴う外見の変化
ミニレッキスは高齢になると、エサを食べる量が減ってきます。
これは、若いころに比べて消費カロリーが少なくなるためです。
もともと体の小さなウサギさんですので、当然のことですがエサの量の調節が難しくなります。
そのようなわけで年を取ってから太りやすくなるとも言われています。
歳を重ねたペットにおすすめの食べ物は?
ミニレッキスは小型の美しいウサギですが、市販のペレットよりも牧草を多めに上げるとよいと言われています。
牧草の一種であるイネ科の「チモシー」は、繊維質が多くカルシウムが少ないために、高齢のウサギ向きと言われています。
一方でマメ科の「アルファルファ」もウサギ用の牧草としてよく使われているものの、こちらは栄養価が高いマメ科の植物です。
成長期のウサギにとって、栄養豊富な「アルファルファ」はふさわしいエサと言えるのですが、年を取ったウサギには栄養過多となってしまう恐れがあります。
若いころに比べて新陳代謝が落ちてきますので、太りすぎには注意をしなくてはいけません。
そういった理由からもアルファルファは控えた方が良いでしょう。
さらに、市販のペレットの中には「シニア用」「スーパーシニア用」というものもあります。
こういったエサに変えてみるのも良い方法かもしれません。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
ミニレッキスのストレス防止のためには、飼い主の側ですぐに出来ることがいくつかあります。
目の前で大きな声や音を出さないこと、嫌がる時には触らないこと、耳を引っ張ったりしないこと、これらはすぐに出来ることでしょう。
さらに、自分より大きな動物を見たり、同じ空間にいることもストレスにつながります。
同じ家で犬や猫などウサギよりも体が大きな動物を飼っている時には、ウサギの側が怖がってしまうこともあるので、ケージを置く場所を場所を別にしたり、犬や猫などと顔を合わせないで済むようにしましょう。
そのようにして、ストレス対策と同時に事故も未然に防ぐことが出来るでしょう。
さらに、ミニレッキスの中には、散歩を好むウサギとそうではないウサギがいます。
嫌がるウサギを無理やり外に連れ出すようなことは避けましょう。
そして、ウサギの飼育環境を清潔に保ち。エアコンで温度を管理し、できるだけ快適に過ごせるようにしてあげましょう。
ミニレッキスの寿命に関するまとめ
小さくてかわいらしいミニレッキスは、見た目の可愛さだけでなくビロードのような肌触りが印象的なウサギです。
事故やけが、ストレスをためないように気をつけ、長生きしてもらいたいですね。
飼い主がちょっと目を離したすきに迷子になってしまったり、高いところから落ちるといった事故を防ぐためにも、安全な環境で遊べるように環境を整えてあげましょう。
もちろん暑さや寒さにも心を配り快適に暮らせるようにして、楽しい時間をたくさん過ごしてくださいね。