ミニサテンの寿命はどれくらいなのでしょうか？
もちろん、ペットにはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、ミニサテンのかかりやすい病気やその予防法、ペットの種類に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
ミニサテンの平均寿命は？
ミニサテンは、ウサギの中では比較的歴史の新しい品種と言われています。
そのため、ミニサテンについての情報はあまり多くはありません。
ウサギの寿命は平均して7～８年と言われていますが、ミニサテンもその程度と考えられており、他の種類のウサギと比べた場合に、平均寿命に大きな差はないと考えられています。
気をつけたいのは、いったん病気にかかると、あっという間に弱ってしまうことです。
体が小さな分弱るスピードも速いのですが、早死にしないためにも健康管理には細心の注意が必要です。
ミニサテンの寿命と長生きするコツ
ミニサテンは10年くらい前に公認されたウサギです。
歴史が新しく、まだわからないことが多いのも事実ですが、珍しい種類のウサギであり、「サテン」と呼ばれるように光沢のある美しい毛が特徴です。
出来るだけ長生きをしてもらうためにも、毛と体を清潔に保ってあげる必要があります。
衛生面でのケアに加えて、出来るだけストレスを与えないような工夫も必要です。
ミニサテンは、ウサギの中でも自己主張の強い種類と言われています。
個体差はあるものの、自分が嫌だと思ったことについてははっきりと意思表示をする子が多いようです。
しかし、何でもウサギの言うことを聞くわけにはいかないので「人間がボスである」ことを覚えてもらう必要がありますが、しつけと称して大きな声で怒ったり、体罰をふるってしまうなら、ストレスで具合が悪くなってしまいます。
長生きしてもらいたいと思うなら、飼い主である人間の側が繰り返し辛抱強く教えていかなければなりません、個体差があるものの。大きな努力が求められると思います。
ミニサテンのかかりやすい病気は？
ミニサテンを含め、ウサギはもともとストレスにあまり強い生き物ではありません。
ストレスが原因で食欲がなくなってしまうことがあります。
さらに歯が伸びすぎてしまったために、思うようにエサが食べられなくなっている、ということもあります。
ミニサテンのかかりやすい病気は、食欲不振だけではありません。
サテンのような光沢のある毛はきれいなのですが、熱がこもりやすく体温調節が苦手です。
暑い時期には、少しの時間であっても熱中症にかかってしまい、最悪の場合には命を落としてしまうことがあります。
ミニサテンのかかりやすい病気のサイン
ミニサテンは、病気にかかると食欲がなくなり、出来るだけじっとしています。
いつもより元気がない、と感じたらそれは病気のサインかもしれません。
ストレスで胃腸の具合が悪くなることもありますが、フンやおしっこの状態がいつもと違うので、異変に気がつくことが出来ます。
とはいえ、他の多くの動物と同様に、病気であってもそれを隠そうとしますので、細心の注意を払って観察しましょう。
飼い主が異常に気がついたものの「ちょっと様子を見よう」と思っている間に急激に具合が悪くなることもありますので、早めに病院へ連れて行きましょう。
病気の予防法と対処法
ミニサテンだけに限った話ではありませんが、ウサギの食欲不振はストレスが原因であることが多くあります。
人間にとっては些細なことであっても、ウサギさんにとっては大事件となることがあります。
例えば、ケージを変えたり、ケージの置き場所を変えた時、普段とは違う状況が大きなストレスとなってしまい、エサを食べなくなってしまうことがあるのです。
予防法としては、ケージの場所を不用意に変えない等の対策が挙げられますが、いつもそうできるとは限りません。
もし、ケージが壊れてしまった場合にはやむを得ず買い替えることもあるでしょう。
そういった変化の後は、特に注意深く観察し、様子がおかしいと思ったら、出来るだけ早く獣医さんに相談しましょう。
さらに熱中症を防ぐために、正しい温度管理は欠かせません。
18～24度がウサギさんに適した温度と言われています。
エアコンで温度を調節することによって、熱中症は防ぐことが出来ます。
ミニサテンの老化のスピード
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ミニサテンの老化に伴う外見の変化
ミニサテンについては、まだまだ不明な点も多いウサギですが、老化に伴い毛並みが変化してきます。
以前ほど手触りが良くなくなったり、ぼさぼさになっていた、と感じたらそれは老化のサインかもしれません。
また、若いころに比べてじっとしていることが多くなる傾向にあります。
歳を重ねたペットにおすすめの食べ物は？
ミニサテンは毛並みがきれいで手触りの良い、美しいウサギです。
今のところ「ミニサテン専用のエサ」というものはあまり見かけません。
一般的にウサギのエサとしてよく使用されている牧草は、イネ科の「チモシー」です。
チモシーは繊維質でカルシウムが少ない点が特徴です。
年齢とともに、必要なカルシウム量は減ってきますので、チモシーは高齢のウサギ向きのエサと言われています。
「アルファルファ」というマメ科の牧草も、ウサギのエサとしてよく使われているものの、こちらは栄養価が高いものです。
栄養豊富な点が特徴ですが、年を取ったウサギには太りすぎてしまうリスクがあるために、あまりおすすめできません。
新陳代謝が落ちているので、太りすぎには注意が必要です。
一方、市販されているウサギ用ペレットには「シニア用」「スーパーシニア用」も販売されています。
こういったエサを試してみるのも一つの方法です。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
ミニサテンは自己主張が強いタイプのウサギと言われていますが、だからと言ってストレスに強いという訳ではありません。
必要以上に抱きしめたり、撫でまわしたりするなら、当然ストレスが溜まってしまいます。
そのような時は、後ろ脚で蹴って逃げ出そうとしますので、嫌がっていることがすぐにわかります。
嫌がるようであれば、必要以上にしつこくさわらない方が良いと思います
小さなこどもがいる場合には、特に注意が必要です。
おそらくウサギが嫌がっていたとしても、子どもの側はわからないでしょう。
そして、ウサギの側も「子どもだから優しくしてあげよう」とは思いません。
必死になって逃げようとしますので、ストレスがたまるだけでなく、どちらかがケガをするかもしれません。
不要なストレスや事故を避けるために、ウサギのことがわかっている大人のいるところで、ウサギせと触れ合うようにしましょう。
さらに、不潔な環境もウサギにとっては大きなストレスですので、ケージの中をいつも清潔にしておくことは重要です。
ミニサテンの寿命に関するまとめ
独特のてざわりとかわいらしい外見でのミニサテンですが、歴史が新しくまだ珍しい品種であり、入手困難とも言われています。
これからわかってくることも多い、将来が楽しみなウサギでもあります
清潔で快適な環境を用意してあげること、ストレスや危険を少なくしてあげることは、健康で長生きしてもらうためにどうしても必要です。
この点はやはり他の多くのウサギとも共通しています。
ブラッシングをまめにしてあげることや、ソアホックなどの病気にかからないようにも、気をつけて、いつまでも元気でいてほしいですね。
