キンクマハムスターの寿命はどれくらいなのでしょうか?
もちろん、ペットにはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、キンクマハムスターのかかりやすい病気やその予防法、ペットの種類に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
キンクマハムスターの平均寿命はどれくらい?
キンクマハムスターは、ゴールデンハムスターを品種改良したもので、自然界には存在していません。
なので、寿命もゴールデンハムスターと同様に2歳から3歳と言われています。
小型のハムスターよりは若干長生きする傾向があります。
キンクマハムスターの寿命と長生きするコツ
キンクマハムスターの寿命は、他のハムスター同様平均2歳から3歳と言われています。
少しでも長く一緒に過ごすためには、キンクマハムスターの正しい知識とお世話が大事です。
どのような生活環境を与えるかどうかで、寿命は大きく変わってきます。
長生きさせる秘訣として、まずストレスを与えない事です。
どのハムスターもストレスにはとても弱く、ストレスが原因で病気や最悪の場合は死んでしまうかもしれません。
可愛いいので構いたくなるかもしれませんが、過度な構いすぎはかえってストレスを与えてしまいます。
寝ている時に触ったり、驚かすことは控えましょう。
また、ケージの中を常に清潔に保ち、運動用に回し車など設置してあげると良いでしょう。
次にバランスの良い食事を与えましょう。
ハムスターは、ヒマワリの種が大好きですが、ヒマワリの種のように油分が多い物をたくさん与えすぎると太り過ぎてしまい、寿命を縮めてしまうかもしれません。
注意しましょう。
ペレットを主食に野菜や果物の組み合わせなどが理想で、ヒマワリの種は1日5粒ぐらいが良いでしょう。
ハムスターは本能的にケガや病気を隠そうとします。
これは、野生で暮らしていた時に、敵に狙わらないようにする習性の為です。
毎日お世話を通じて観察し、変わったことがあれば、すぐに動物病院で診てもらいましょう。
キンクマハムスターのかかりやすい病気は?
キンクマハムスターも人間同様病気になります。
かかりやすい病気として、下痢、皮膚炎、ほお袋の炎症、骨折、腫瘍、結膜炎などあります。
キンクマハムスターの病気のサイン
ハムスター系はもともとは野生の生き物です。
なので病気などで弱っていると思われると、敵に捕らわれてしまう危険性があるので、キンクマハムスターに限らず、ハムスター系は病気やケガを隠そうとします。
そのため、キンクマハムスターの病気を見つけることは、とても難しいです。
普段から観察し異変に気付くことが大切です。
”食欲がなく、元気もない”、”下痢をしている”、”痩せた”、”歯が伸びすぎてエサが食べられない”、”耳の中が汚れている”、”目やにが多い”、”体に腫れや傷がある”、”毛並みが悪い、脱毛している”、”ふらつきや足を引きずっている”、等なんらかの病気のサインかもしれません。
早めに動物病院で診てもらいましょう。
病気の予防法と対処法を紹介
ハムスターの習性として、敵から身を守るためにケガや病気を隠そうとします。
そのため、飼い主さんは普段から健康チェックを行うことが、一番の病気の早期発見へとつながります。
健康チェックのポイントとしては、毛並みが悪くないか、目の輝き、鼻の汚れ、耳の汚れ、下痢をしていないか、食欲はあるか、体重は減っていないか、体にしこりのようなものはないか、爪や歯は伸びすぎていないか、いつも通りの動きをしているか、などを毎日のお世話に中でチェックしましょう。
また、ハムスターはとてもきれい好きな生き物です。
生活環境の悪化がストレスを感じさせ、病気になってしまう事もあります。
ケージの中は小まめに排泄物などを取り除き、食べ残した物もきれいに片づけましょう。
床材は、1~2週間に1度汚れた部分を交換しましょう。
月に一度は、ケージを水洗いするなど大掃除し、新しい寝床を作る際は、安心させるために、古い床材を少し混ぜておきましょう。
キンクマハムスターの老化のスピード
キンクマハムスターの1か月は人間で言えば6歳。
12か月で34歳、2ヶ月で74歳です。
人間と比べるとかなり早いキンクマハムスターの寿命。
少しでも長く元気に過ごして欲しいものですね。
キンクマハムスターの老化に伴う外見の変化
毎日のお世話の中で、体重が減った、毛並みが悪くなった、足元がおぼつかない、回し車などで遊ぶ時間が減った、寝ている時間が増えた、食べる量が減った、目が白く濁ってきた、などと感じたらそれは老化のサインです。
今まで以上によく観察してあげて下さい。
そして、必要であれば動物病院で診てもらいましょう。
歳を重ねたペットにおすすめの食べ物は?
年を取ると、消化機能が落ちていきます。
高カロリーの食事だと、消化しづらくなるので、脂質やたんぱく質の多い食べ物は控え、シニア用のフードに切り替えましょう。
歯が悪くなった場合は、硬いものが食べづらくなります。
ペレットはふやかしてあげたり粉状にしてあげると食べやすくなります。
お野菜を与える際は、茹でてあげると良いでしょう
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
キンクマハムスターにストレスをかけないためには、キンクマハムスターの習性や特徴をよく知る事が大切です。
特に買い始めた頃は、可愛くて構いたくなりますが、かえってストレスをかけてしまう事にもなります。
キンクマハムスターの気持ちとしては、”一人にしてほしい”というのが本音でしょう。
また、キンクマハムスターは縄張り意識が特に強いので、もしハムスターの多頭飼いをするなら、同じケージの中で飼う事は避け、それぞれのケージを準備しましょう。
きれい好きなキンクマハムスターの為に、毎日ケージの中の餌箱やトイレは掃除し、排泄物も取り除きましょう。
月に1度は、おもちゃやケージ全体を水洗いし、清潔な状態を保ちましょう。
キンクマハムスターの寿命に関するまとめ
ペットとしてとっても人気のキンクマハムスター。
愛らしくとっても可愛いですよね。
平均寿命は2歳から3歳ととっても短いのですが、飼育環境次第ではもう少し長く生きられるかもしれません。
普段のお世話を通して、病気や老いのサインを早期に見つける事が大切です。
また、ハムスターはとてもストレスに弱く、ストレスが原因で死んでしまう事もあります。
可愛いからといって構いすぎないで、独りにさせてあげる事も大切です。
大切な家族です。
少しでも長く一緒に居られるようお世話してあげましょう。