カリフォルニアキングスネークの寿命はどれくらいなのでしょうか？
もちろん、ペットにはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、カリフォルニアキングスネークのかかりやすい病気やその予防法、ペットの種類に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
カリフォルニアキングスネークの平均寿命はどれくらい？
飼育が簡単で素直で扱いやすい性質のカリフォルニアキングスネークの平均寿命は20年程度と言われています。
しかし、爬虫類の寿命には個体差があり、平均寿命はあくまでも目安なので20年より早く死んでしまう可能性もあります。
カリフォルニアキングスネークが長生きできる環境を飼い主がしっかりと作ってあげましょう。
カリフォルニアキングスネークの寿命と長生きするコツ
カリフォルニアキングスネークに限らず爬虫類を飼育する際にはしっかりとした環境が必要です。
脱走ができない様な飼育ケージや水槽、床材はウッドチップ、ペットシーツ、新聞紙など汚れた時に取り換えやすいものを選びましょう。
猫のトイレ砂、化学処理されたもの、油を塗ったもの、強いにおいを放つものは避けましょう。
保温器具としてパネルヒーター、場合によっては暖突や保温球の用意もしましょう。
ライトだけでは床まで温まらないので極力ヒーターでの保温をしましょう。
水入れは蛇にとって重要なものなので必ず用意しましょう。
体温調節、飲み水、脱皮不全予防の効果があるので蛇がつかれるくらいの大きさのものを用意しましょうね。
カリフォルニアキングスネークを飼育する際に重要なのは温度管理です。
ある程度高めの温度が必要なのでケージの中の最も温度が高い部分は30℃前後、最も低い部分は23～25℃保てるように設定しましょう。
基本的には乾燥を好むので湿度の上がり過ぎにも注意してあげましょう。
基本的には単独飼育です。
カリフォルニアキングスネークは共食いをする可能性があるので必ず単独で飼育するようにしましょう。
卵を産ませる目的ならオスメスのつがいで飼育しても良いですが、同居させる時は必ずお互いが攻撃的にならないかを見張って確認する様にしましょう。
カリフォルニアキングスネークのかかりやすい病気は？
カリフォルニアキングスネークがかかりやすい病気は様々ですが、飼い主が発症にちゃんと気が付ける様に病名などをチェックしておきましょう。
ストレスや温度の低下、寄生虫の感染が原因のクリプトスポリジウム感染症、うまく脱皮できず体に古い皮膚が残ってしまう脱皮不全、環境の変化やストレスで食欲不振、拒食症になる事もあります。
暖房器具などでやけどを負ってしまう事もあります。
食べ過ぎ、運動不足が原因の便秘、多湿や不衛生なケージによって発症する皮膚炎、寄生虫などの感染が原因の下痢、卵が体内で詰まってしまい産卵できない卵つまり、不衛生なケージなどが原因になるこぶやしこり、水疱、腫れもの、その他にも呼吸器感染症、アレルギー、口内炎、嘔吐、発作などがあります。
カリフォルニアキングスネークの病気のサイン
カリフォルニアキングスネークがかかりやすい病気にも様々なサインがあります。
早期発見と治療が重要になる疾患もあるので飼い主が注意して日々健康チェックを行いましょう。
クリプトスポリジウム感染症はエサを食べているのに痩せてしまったり、食べたエサを吐いてしまったりします。
脱皮不全はいつも綺麗に脱皮ができるのに脱皮後の体に古い皮膚が残ったりします。
食欲不振、拒食症はエサを食べない、食べても吐いてしまうなどの症状があります。
やけどは皮膚がただれていたり水疱ができたりしています。
便秘は糞が無かったり排泄校の近くが張っていたりします、皮膚炎、下痢、卵つまり、こぶやしこり、水疱、腫れもの、その他にも呼吸器感染症、アレルギー、口内炎、嘔吐、発作などがありますが素人の判断ではカリフォルニアキングスネークの命の危険がある為、異常を見つけたら動物病院へ連れて行きましょう。
病気の予防法と対処法を紹介
カリフォルニアキングスネークを飼育するにあたって一番重要なのは病気の予防です。
クリプトスポリジウム感染症は蛇に触る前、後にしっかり手洗いをする事、蛇が生活する環境を常に清潔にしておきましょう。
脱皮不全は湿度が不足している事が原因になりやすいので湿度を上げて水入れは余裕のある大きさのものを選びましょう。
ストレスは蛇にとって体調不良の原因となります。
拒食になったりするので蛇がストレスにならない様に環境を整えてあげましょう。
パネルヒーターなどでやけどをしてしまう事があるので設置する場所を工夫しましょう。
運動不足は便秘になってしまう為定期的に運動させましょう。
皮膚炎にならない様にケージの中はこまめにお手入れしましょう。
ケージの中を清潔にしておく事は寄生虫の発生を予防し、皮膚炎の予防にもなります。
蛇は基本的な飼育方法を理解し、環境を整えてあげれば健康に生活してくれる生き物です。
病気を発症してしまうと蛇を診察してくれる動物病院があまりないので専門に診察してくれる獣医さんを探すか、購入したペットショップに相談する事が基本になります。
カリフォルニアキングスネークの老化のスピード
平均寿命が20年前後のカリフォルニアキングスネークの老化は10年を過ぎた辺りからゆっくり始まります。
他の動物と同じように蛇も老化が始まると少し痩せたり、何かしらの病気にかかる事があります。
活発に動く事も少なくなるでしょう。
カリフォルニアキングスネークの老化に伴う外見の変化
カリフォルニアキングスネークの老化による外見の変化は気づかない程度のものが多いです。
蛇の老化はあまり見た目に現れない事が多く、老化が進んでも飼い主が分からない事が殆どです。
しかし、老化は着実に進んでいるので食欲が落ちたり、活発さがなくなったり、何かしらの疾患が出たりします。
カリフォルニアキングスネークが老齢化してきたら今まで以上に様々な事に気を使ってあげましょう。
歳を重ねたペットにおすすめの食べ物は？
カリフォルニアキングスネークは野生の状態だと飲み込めるものは何でも食べます。
飼育の際は冷凍マウスを10日に1回あげる程度で大丈夫です。
蛇は基本肉食なので与えるエサは冷凍マウス、ヒヨコ、ウズラなどがあります。
蛇のサイズによって大きさがあるのでカリフォルニアキングスネークの大きさに合ったエサを与えましょう。
エサを与える際は必ずしっかり解凍してから与える様にしましょう。
マウスの内臓などが凍っているとお腹を壊してしまう事があります。
50度ほどのお湯に浸してお腹の部分を押しても冷たさと固さが無くなった事を確認してください。
その他にも生きたマウスをそのまま与える人もいます。
生きたままのマウスは蛇の本能を刺激し狩猟本能を呼び起こしますが、追い詰められたマウスが蛇に噛みついて蛇が怪我をする事があるそうなのであまりお勧めしない方法です。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
カリフォルニアキングスネークに関わらず、蛇は非常にデリケートな生き物です。
ストレスとなる行動はなるべくとらないようにしましょう。
蛇は手荒に扱うと飼い主を敵と判断してしまいます。
触れる時は優しく扱う様にしましょう。
臭いに敏感なので触れる前は手洗いが必要です。
すぐには人に慣れないので環境に慣れて落ち着くまではのんびりと見守りましょう。
幼いうちはあまり触り過ぎるとストレスで人が触れる事は嫌な事だと認識してしまいます。
頻繁に触る事は避けましょう。
給餌後は触らないようにしましょう。
ストレスを感じて消化不良になる可能性があります。
カリフォルニアキングスネークの寿命に関するまとめ
素直で扱いやすいカリフォルニアキングスネークですが、餌に対しては貪欲で獰猛な一面を持っています。
不注意でいると噛みつかれたりする事もあるので世話をしている時は気を抜かないようにしましょう。
また蛇を診察してくれる獣医さんを探しておく事も忘れない様にしましょう。
近くに専門の獣医さんがいない場合は購入したペットショップに蛇に詳しい人がいないかをチェックしておきましょうね。
そんなカリフォルニアキングスネークをしっかりお世話して長生きさせましょうね。
