ドッグフードは無添加がおすすめ?正しい選び方とパッケージの見方

近年ではドッグフードの種類は数え切れない程あり、選び方が分からず困っている飼い主さんを多く見かけます。無添加、グレインフリー、動物性タンパク質が多い食事がおすすめですが、パッケージの見方を参考に愛犬に合ったフードを選んであげましょう。

現代では犬は家族の一員として大切にされ、多くの飼い主さんたちがドッグフードの品質にもこだわるようになりました。

人間にも同じことが言えますが「食」は犬の体の構成や機能に非常に大切で、時に品質の良いドッグフードを選ぶことが病気予防や病気の症状改善にも役立つことがあります。

今回は、ドッグフードの正しい選び方や購入時に参考になるパッケージの見方について詳しくご紹介致しますのでドッグフード選びにご活用ください。

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品質の良いドッグフードとは?ドッグフードの選び方

かじる犬

最近では高品質な高額なドッグフードが多数ありますが、種類が多すぎてドッグフードの選び方が分からず困った経験はありませんか?

驚くほど高額なドッグフードも見かけますが、実は価格が高いからと言って品質が良いというわけではないので注意が必要です。

ここでは、一般的な犬にとって良いとされるドッグフードの選び方についてご紹介致します。

犬にも無添加フード?

ドッグフードの選び方の基本とも言えますが、無添加の商品をおすすめします。

添加物とはドッグフードを加工する時に長期保存や着香付け、または着色等を目的に添加される物質であり、栄養補助として添加されるビタミン、ミネラル、アミノ酸、または品質を長期間保つための添加物(酸化防止剤等)や食欲を促進させるための添加物等様々な用途があります。

そのため一概に全ての添加物が悪いと決めつけることはできませんが、犬の体に有害、また不要である物質が多いことも否定できない為無添加のドッグフードを与えることをおすすめします。

例えば犬の食欲を増進させる香料などの添加物や長期保存目的での添加物等は、犬の体に不必要な物質が多く毎日与えていると犬に有害となるものも数多くありますので、毎日の食事を安心して与えたいのであれば、無添加のドッグフードを与えるに越したことはないでしょう。

添加物が多い食事を数日与えたからと言って健康を害すというわけではありませんが、継続して何年、何十年も毎日添加物を摂取させるのは好ましくありません。

基本的に添加物についてはペットフード安全法での規定でドッグフードに含めて良い量が決まっていますが、やはり継続して与える食事であるためしっかりと考えなくてはいけません。

動物性タンパク質が豊富なドッグフード

犬はもともと肉食動物で野菜や穀物の消化が苦手です。
その為、胃腸の健康を考えると動物性タンパク質量が多いドッグフードが犬には適していると言えます。

よく主成分がコーンや米などの穀物であるドッグフードを見かけますが、あまりに穀物量が多く含まれている場合は犬の消化器官に負担をかけやすい食事となってしまうので、主な栄養素として動物性タンパク質が使われているドッグフードを選ぶことをおすすめします。

人間と暮らすようになった犬は野菜や穀物も食べるようになり、消化は苦手なものの完全に消化できないのではありません。

実際に大昔であっても、犬は草食動物が食べた草を一緒に栄養素として体に取り込んでいたと言われており、犬の体に穀物や野菜が全く必要ないというわけではないので注意が必要です。

グレインフリーのドッグフード

最近よく目にするグレインフリーのドッグフードとは、コーンや米、小麦などの穀物を使っていないドッグフードです。

これらの食物は先述で犬の胃腸に負担がかかりやすいことをお話しましたが、穀物類を使用すると低価格でドッグフードを作ることができる為ドッグフードの主成分がこれらの穀物である場合があります。

犬の腸には最大の免疫システムが備わっており、グレインフリーのドックフードの食事は免疫システムの健康維持に有効です。

国産を選ぶ?外国産を選ぶ?

最近では日本ブランドに最大の信用を集める商品が非常に多くありますが、実はドッグフードについては国産であるからと言って、外国産ドッグフードよりも品質が良いというわけではありません。

基本的にドッグフードの品質基準は日本国内の基準より海外の基準の方が厳しく設定されていると言われており、より厳しい基準をクリアした商品の方が高品質であると言えます。

日本国内であっても改題の品質基準をはるかに超えるドッグフードもあるので、国産であるから選ぶ、外国産であるから選ぶという基準ではなく、国内外問わず、

  1. 動物性タンパク質が主成分となっているか
  2. 無添加であるか
  3. グレインフリーのドッグフードであるか
といった事を考えることが失敗しないドッグフードの選び方です。

海外ブランドの場合は正規品か確認する

ネットショップ等で海外のメーカーのドライフードを選ぶ時に「正規品」、「並行輸入品」という表示によって価格が数千円異なることがある為どちらを選ぶか悩む飼い主さんも多いのではないでしょうか。

基本的には、正規品の方が安心して与えることが出来るためおすすめです。

正規品と並行輸入の違いについても理解しておきましょう。

日本の気候に適したパッケージ

全てのメーカー共通ではありませんが、正規品は湿気の多い日本の気候を考慮したパッケージになっている場合があります。

メーカーのサポートがあるか

正規品の場合は、基本的にはメーカーとメーカーから認証を受けた正規品の2ヶ所で商品の受け渡しが行われるため、商品の流通場所が不明確な並行輸入品に比べて安心して購入でき、万が一の場合のメーカーのサポートが期待できます。

品質が良いか

正規品の場合は輸送時のコンテナ管理がしっかり行われており定温コンテナで湿度管理が徹底されている場合が多いと言えます。
犬の健康を害す要因となるドッグフードの酸化問題についても心配する必要がないのでおすすめです。

ドッグフードのパッケージの見方

ドッグフードの品質にこだわる飼い主さんが増えていますが、実はパッケージをしっかりと見ている飼い主さんは非常に少ないのが現状です。

ネット情報やメーカーの宣伝内容を基準にして選ぶことも大切ですが、購入する時にはしっかりと自分でパッケージを見てから選ぶと良いでしょう。

ここでは基本的なパッケージの見方についてご紹介致します。

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成分表の見方

パッケージに記載されている成分表は含有量の多い順に記載されています。

先述でご説明させていただいた通り、主成分が動物性タンパク質であるか等確認する時には成分表の記載順にどんな栄養素が多く含まれているのか確認すると良いでしょう。

原材料名の見方

ドッグフードのラベルには原材料名の項目があり、法律に基づき添加物を含め使用したすべての原材料名が書かれています。

添加物の内容を確認するのにも役立つので、原材料名はしっかりと確認する必要があります。

「ミール」という記載に要注意!

完全に犬の体に害があるとは言い切れませんが、品質の良いドッグフードを選ぶ時には「ビーフミール」、「チキンミール」等という「ミール」という記載に注意する必要があります。

稀に「ミール」ではなく「エキスパウダー」と記載している場合もありますが、これらは肉類や魚類のどの部分を使用しているかが不明確で、副産物を使用していることもあります。

その他のパッケージの記載内容

日本国内の愛がん動物用飼料の安全性を規定した法律の上で、国内に出回っているドッグフードのラベルは下記の記載がなくてはいけません。

一般的に国内で流通されているドッグフードの場合は、必ず下記内容が明記されています。

  • ドッグフードの名称
  • 総合栄養食の表記
  • 賞味期限
  • 原材料
  • 原産国
  • 事業者情報

これらの表記が1つでも無い場合は殆ど有りませんが、ネットでおすすめと言われて購入した商品が万が一にでも表記がない製品だった場合はその時点で使用するのを止めましょう。

水分量別ドッグフードの選び方

餌まつ犬

ドッグフードには基本的に水分量別で「ドライフード」、「セミモイストフード」、「ウェットフード」の3つがあります。

最近では「ソフトドライ」というフードも販売されていますが主流ではありません。

犬の健康状態や年齢に合わせて、フード内の水分の含有量を考えてフードを選んであげることをおすすめします。

商品によって多少の差はありますが、ここでは犬の状態に合わせたドッグフードの選び方についてご紹介致します。

ドライフード

一般的に与えている飼い主さんが多いのがドライフードですが、ドライフードの水分量は3%~11%程度であると言われています。

健康的な犬で自ら水分補給が出来る場合はドライフードがおすすめですが、老犬であったり病気を発症していたりする場合は注意が必要です。

また、ドライフードの特徴としては、一般的には水分量が多いセミモイストフードやドライフードに比べてタンパク質量、脂質量、ミネラル量が低いと言われておりカロリーが低いのが特徴です。

ドライフードは他のフードに比べて固く、歯石や歯周病予防、顎の強化に適しているので健康体の犬であればドライフードがおすすめです。

ウェットフード

ウェットフードの水分量は約60%~87%程度で非常に多いので、自分で水分補給ができない犬の場合はおすすめです。

一般的にはドライフードやセミモイストフードに比べてタンパク質量、脂質量、ミネラル量、リンやナトリウム量が多いと言われており、カロリーが高めで匂いが強いことから好んで食べる犬が多いでしょう。

老衰や夏バテ、病気によって食欲が低下している犬には最適ですが、過食を伴いやすいのでしっかりと給与量を計算して与える必要があります。

水分補給に適していますが1日の水分量には満たないものが殆どですので、必ず新鮮な水も用意してあげましょう。

セミモイストフード

セミモイストフードは水分量が約25%~35%のドッグフードで、ドライフードとウェットフードのそれぞれの利点を兼ね備えています。

食欲が低下傾向ににある犬、水分補給が苦手な犬、歯や顎が完全に形成されていない仔犬におすすめです。

まとめ〜愛犬にあったドッグフードを選ぼう!

今回は一般的な品質の高いドッグフードの選び方の基本についてご紹介致しましたが、無添加であるか、動物性タンパク質が主成分であるか、グレインフリーであるかを基本的に選び方とし、それに合わせて個々の犬の健康状態や年齢を考慮してドッグフードを選ぶことをおすすめします。

一概に高額であれば品質が高いとも言えず、例えどんなに高品質のドッグフードであってもその犬に適した食事であると断言はできません。

犬の年齢や健康状態に合わせて、パッケージに記載された主成分の内容を参考に愛犬に合ったドライフードを選んであげましょう。

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