みなさんは家で愛犬が人間用の枕を使って寝ているところを見たことはありますか?
人間のように枕を使いながらすやすやと寝る姿は可愛くてたまりませんよね!
実は犬が枕を使って寝たり、飼い主にあご乗せをして寝るのには理由があるんです!
というわけで今回は犬が枕を使って寝る理由や、飼い主にあご乗せをして寝る理由について徹底調査してみました!
犬の睡眠って人間とどう違うの?
みなさん、犬の睡眠にどのような特徴があるかご存知ですか?
まず最初に、犬の睡眠の特徴を知り、犬と人間の睡眠の特徴を比較することで、犬と人間の睡眠の特徴の違いを理解しましょう。
犬の睡眠時間ってどれくらい?
人間の場合は平均6~8時間の睡眠が必要だと言われていますが、犬は平均で12~18時間もの睡眠時間が必要だといわれています。
犬の睡眠のメカニズムはまだ解明されていないことが多いのですが、浅い眠りであるレム睡眠の割合が人間に比べてとても多いことがわかっています。
これは睡眠中に外敵に襲われてもすぐに行動できるようにするという野生の名残であるといえます。
犬も苦しんでいる!?犬の睡眠障害
人間でも苦しんでいる人が多い睡眠障害。
実は睡眠障害で苦しんでいる犬もいるんです!
犬はいびき、無呼吸症候群などの人間にもよく見られる症状を抱え、体調が良くないと眠ることで症状を和らげようとする場合があり、その延長線上で睡眠障害になってしまう場合があります。
普段から愛犬をよく観察し、突然眠りだしたり、寝すぎのように感じた場合は1度専門の病院を受診することをおすすめします。
犬専用の枕ってどんなの?素材、機能性を紹介!
上でいびきや、睡眠時無呼吸症候群に悩まされている犬もいると説明しました。
実は世の中には犬用の枕が販売されているんです!
というわけで犬用枕の素材や機能性についてみていきましょう!
犬専用枕の素材、大きさ、ってどれくらいなの?
犬専用の枕の素材は基本的に布製であり、犬種によってはよだれがでてしまう場合もあるので丸ごと洗濯の可能な布製がおすすめです。
また、大きさは犬のサイズによって異なるので犬のどこの部位を枕に乗せたいかなど、飼い犬にあったサイズのものを買うといいでしょう。
犬専用枕の機能性とは!?
犬は人間に比べ1人では出来ないことが多いため、犬専用枕には様々な機能が付いていることがあります。
特徴的な機能としては枕の中に、犬の母犬の心音を再現した心音機能が備わっているものもあり、夜泣きがひどい場合や、留守中に安心させたい場合など、日常的に犬を安心させる効果があります。
また、犬が苦手なこととして体温調節があります。
犬の体温調節をサポートするために冷たいジェルが入っていたり、氷を中に入れるものなど種類が豊富で愛犬の健康維持にも犬専用枕を利用するのは有効だといえますね!
犬があごを乗せて寝るのはなぜ?理由を徹底解説
犬があご乗せして寝るのはなぜなのでしょうか?
あごを乗せることにはいったいどんな意味があるのでしょうか?
ここでは感情表現や、犬の本能的な面から理由を考えていきましょう。
犬の感情表現の1つ「カーミングシグナル」
みなさん「カーミングシグナル」ってご存知ですか?
カーミングシグナルとは犬がとる生理的行動のことをさし、さまざまな仕草をとることで自分の気持ちを伝えようとし、いわゆるボディーランゲージに近しいものといえます。
犬があご乗せして寝るのはカーミングシグナルとして飼い主に何かしらの感情を伝えようとしている可能性があるので気持ちを読み取ってあげるといいでしょう。
あごを乗せて寝る理由
犬があご乗せをして寝る理由の1つとして、甘えていることが挙げられます。
犬があごを乗せるのは無防備な状況を意味し、飼い主などに信頼していることを示しており、飼い主とのスキンシップを図っているといえます。
また、無防備なうえにリラックスしている証拠でもあり、犬自身が周囲に危険はなく、飼い主が守ってくれるという安心感をもっています。
犬があご乗せをするには様々な理由がありますが、愛情表現の1つとして捉えられる事が多いようです。
犬が枕を使って寝る!?理由を徹底解説
犬が枕を使って寝るのには理由があった!?
枕を使ってスヤスヤと寝る愛犬は本能的に過ごしやすい恰好をとって寝ていると言われています。
という事でここでは犬が枕を使って寝る理由を様々な視点から解説していこうと思います!
快適な睡眠をとれる
犬は普段眠るとき頭を地面に近いところで丸くなりながら睡眠をとります。
しかしながらこの寝方は犬の体の構造上寝るのに適していない苦しい体勢だといわれています。
これは犬だけでなく人間も同様で、救命蘇生法の1つと知ってアゴをクイっとして気道確保をすることがありますよね?
これらは枕を使うことで普段の寝る際の格好よりも気道をまっすぐになり、より楽な姿勢で快適な睡眠をとることができます。
あごと頭を守る
犬は野生を強く持っており、急所であるあごと頭を本能的に守ろうとします。
野生の本能は特に寝てるときに敏感になる傾向があり、そのため犬の睡眠は浅いといわれています。
しかし、飼い主の臭いが染みついた枕の場合は安心するのか、あごと頭をガードしつつ深い眠りに落ちることができます。
犬の睡眠障害予防
上でも説明しましたが、犬にも人間と同様に睡眠障害に陥る可能性があります。
犬の睡眠障害はいびきと睡眠時無呼吸症候群が主と言われており、特に睡眠時無呼吸症候群は命のかかわる病気です。
それらの病気を予防するために枕を使うことで気道が確保され愛犬の健康を守ることができます。
まとめ
犬が飼い主の枕を使って寝るのには快適な睡眠を送るためだけでなく、犬が本能的に頭とあごを守ろうとし、そのうえでいびきや睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害の予防する効果がありました。
また、犬があご乗せをして寝ることは犬による飼い主へのボディーランゲージであり、飼い主に対する信頼が現れています。
犬は枕を使うことで自身の健康を守り、頭、あごが守られているというリラックスされた状態で安眠することができます。