チワピンの寿命はどれくらいなのでしょうか?
もちろん、愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、チワピンのかかりやすい病気やその予防法、犬種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
チワピンの平均寿命は?
チワピンの平均寿命は12年程と言われています。
チワワの平均寿命が約15年で、ミニチュアピンシャーの平均寿命が約13年と言われているのですが、不思議なことに2匹の平均より少々寿命が短くなっています。
また小型犬の平均寿命が12年から15年程度と言われているので、小型犬の中では少し短いかもしれません。
犬種に左右されるのはもちろんですが、個体や飼育環境により寿命は大きく変わります。
少し短く感じますが、あまり気にしなくて良いのではないでしょうか。
チワピンの寿命と長生きするコツ
チワピンの長生きのコツを紹介します。
やはり最も大切な長生きのコツは、健康体であることです。
できる限りケガや病気にかからないように努め、なおかつもしかかってしまった場合でも、早期発見で素早く対処することです。
チワピンは体が非常に小さく、またスムースコートである場合がほとんどなので、寒さに非常に弱い犬種となっております。
冬場は暖房をつけたり、ホットカーペットを購入したり、防寒対策が必須です。
お散歩の際に防寒着を着せてあげるのも良いでしょう。
犬は寒く感じると、震えたり体を小さく丸めたりします。
また寒いと水を飲む量が減り、放っておくと泌尿器系の病気にかかってしまう恐れもあります。
そのためチワピンの屋外飼育はあまりおすすめできません。
また体が小さいので、屋外だとタカやトンビなどに襲われてしまう危険もあります。
チワピンは顔がチワワ寄りで、体がミニチュアピンシャー寄りになることが多いのですが、ミニチュアピンシャーのたくましい体を受け継いでいるので、それに見合った運動量が必要になるのですが、そもそもの体が小さいので、お散歩は一般的な犬種とほぼ変わりません。
ただ時々はドッグラン等へ連れて行き、思う存分走らせるととても喜ぶでしょう。
エネルギーを発散させてあげないと、愛犬にとってストレスになり、吠える事が多くなります。
チワピンのかかりやすい病気は?
チワピンのかかりやすい病気についてですが、小型犬である以上「膝蓋骨脱臼」には注意を払わなければなりません。
膝蓋骨脱臼とは、膝にかかる急な衝撃により、膝蓋骨(膝の皿)がずれてしまうケガです。
軽度なものであれば自然治癒で治るのですが、重度なものになってしまうと手術が必要になってきます。
そして次にトイ種やテリア種、ミニチュア種に多いとされる「レッグ・ペルテス病」です。
「大腿骨頭壊死症」とも言われる病気で、太ももの付け根付近の血行が悪くなり、徐々に壊死していく病気です。
チワピンのかかりやすい病気のサイン
「膝蓋骨脱臼」も「レッグ・ペルテス病」も、性格な部位は異なるのですが、両社ともに足に関わる病気です。
症状としてはどちらも、足を引きずるようになったり、足を守るように歩いたり、座ったり起き上がったりが不自然になったりと、足の動きに違和感が出るようになってきます。
ただ発症の原因が異なります。
「膝蓋骨脱臼」は先程も述べた通り、膝に急激な負荷はかかることにより発症します。
それに対し「レッグ・ペルテス病」は直接的な原因はありませんが、生後4ヶ月から1年頃に発症しやすいと言われています。
いずれにせよ私たちが何とかして治せるものではないので、足に何かしらの違和感があればすぐに病院へ連れていくようにしましょう。
どちらも放置しておくと悪化していくので、早期発見できるよう、日頃から愛犬の様子をしっかりと観察しておきましょう。
病気の予防法と対処法
先程紹介した病気の予防と対処法について紹介します。
まず「膝蓋骨脱臼」についてですが、こちらの予防として大切なことは、膝に衝撃や負担を与えないことです。
もしご自宅の床がフローリングである場合、ワンちゃんは非常に歩きにくく、膝にかなりの負担を与えてしまいます。
カーペットを敷いてあげる等、愛犬にとって歩きやすくしてあげなければなりません。
次にベッドやイス等、大きな段差からの飛び降りです。
私たちにとってはあまり気になる段差ではなくても、小さい体のワンちゃんからしてみればとても大きな段差です。
触ってみると、小型犬の足の骨は簡単に折れてしまいそうなほど細い骨をしています。
そんな細い骨で段差からの衝撃を耐えているわけですから、できる限り段差はなくさなければなりません。
もし愛犬がベッドやイス、ソファ等に乗る場合、小さな階段を置いてあげる等段差を減らす対策が必要です。
また階段から1人で降りる子でも、抱っこして降ろしてあげる方が良いでしょう。
次に「レッグ・ペルテス病」についてですが、こちらは遺伝性の疾患であるため、予防が困難です。
万が一発症してしまった場合、急いで病院へ連れていきましょう。
この病気は早期発見が非常に大切で、治療が遅れてしまうと後遺症が残る恐れもあります。
チワピンの老化のスピード
一般的に小型犬と中型犬は、6歳から7歳でシニア犬、11歳から高齢犬になると言われています。
大型犬は5歳からシニア犬、8歳から高齢犬と言われているので、大型犬より老化のスピードは数年遅いです。
ですが飼育環境により寿命が変動するように、老化のスピードも大きく変動します。
6歳から7歳はあくまでも目安として心に留めておく程度にして、愛犬の現状を的確に把握していきながら老いを考えていった方が良いでしょう。
チワピンの老化に伴う外見の変化
チワピンはミニチュアピンシャーのようなたくましい体をした子が多いのですが、歳を取ってくるとその筋肉も徐々に落ちてきます。
今までは速いスピードで走り回っていた子も、少しずつスピードも落ちてくるでしょう。
しかし体は徐々に衰えていきますが、飼い主に対する愛情は最期まで衰えることはありません。
いつまでも可愛い愛犬です。
チワピンに似た犬種
老犬におすすめの食べ物は?
シニア犬以降のチワピンにおすすめの食べ物を紹介します。
歳を重ねていくと徐々に筋肉量が落ちていくのですが、決して筋肉が不要になるわけではありません。
ずっと健康でいてもらうには、できる限り筋肉を維持していく必要があります。
そのためのおすすめの食べ物が「ささみ」です。
ささみには良質なたんぱく質が含まれており、それが新しい筋肉を作る手助けをしてくれます。
チワピンに適した散歩の量は?
チワワは他の犬種と比べあまり運動を必要とせず、広い家であれば散歩も不要である場合があるのですが、筋肉質の体から分かる通り、ミニチュアピンシャーはそうではありません。
ですがそもそもの体が小さいため、それほど多くの運動を必要とするわけでもなく、チワピンの場合1日2回30分を目安にお散歩に連れて行けば十分です。
ですが日々の散歩以外にも、時々ドッグラン等に連れていく等、広い場所で存分に走り回らせてあげることも大切です。
また運動量が少ないとストレスを感じ、無駄吠えが多くなることがあります。
個体や日々の環境により必要な運動量も多少は変わってくるので、愛犬の様子を見て判断しましょう。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
チワピンは両親の性質から、甘やかしすぎてしまうとわがままになり、無駄吠えが多くなる子が多いです。
そうなってしまうと、愛犬にとっても私たちにとってもプラスになることはありません。
小さいから、かわいいからと過保護に育てるのではなく、愛犬のためにも小さなころからしっかりとしつけをしていく必要があります。
またとても従順で愛情深い性格でもあり、一度認めた家族を心から慕ってくれます。
そのような性格なので、私たちがほったらかしにしてしまうと、とてもストレスと感じます。
私たちには家族の他に会社や友人等様々な人が見の周りにはいますが、愛犬には私たちしかいません。
最大限の愛情と時間を愛犬に注いであげることが、最も大切なことなのではないでしょうか。
チワピンの寿命に関するまとめ
チワピンについていかがでしたでしょうか。
チワピンは可愛い見た目はもちろん、非常に良い性格をしており、頭も良く、とても素敵なワンちゃんです。
そんなチワピンに1日でも長生きしてもらうために大切なことは、私たちがチワピンという犬種について深く理解し、そのために何をしてあげるかを考え、そして実行することです。
しっかりと対策していても病気を100%防止することができるわけではないのですが、それでもその病気について理解しているかどうかで結果は大きく変わってきます。
みなさんの愛犬が幸せなで長い人生を送られることを、心より祈っています。