ペキックスの寿命はどれくらいなのでしょうか?
もちろん、愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、ペキックスのかかりやすい病気やその予防法、犬種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
ペキックスの平均寿命は?
ペキックスの平均寿命は12~15年といわれています。
ですが現在小型犬は平均17年といわれており昔よりも長生きするようになりました。
ミックス犬であるペキックスは純血種より長生きする傾向にあるので18年生きることも珍しくありません。
ペキックスの寿命と長生きするコツ
ペキックスはダックスフンドの胴長短足を受け継ぐ意外はペキニーズの容姿をしている子が多いです。
ペキックスを長生きさせるポイントは、「肥満にさせない」「適度な運動」「皮膚予防対策」です。
元々ダックスフンドもペキニーズも太りやすい傾向にあり、足が短い為地面との距離が近く熱中症にもなりやすいです。
肥満になると椎間板ヘルニアになりやすくなったり、呼吸しにくくなったり感染病にかかりやすくなり寿命を縮める原因になります。
なのでご飯の量はしっかりと測り、おやつのあげすぎに気をつけ、1日5分~10分の適度な運動を心がけましょう。
階段の段差もヘルニアになりやすくなるので上らせないよう気をつけて下さい。
また、鼻先が短くやや陥没しているので気管支が弱いです。
夏場や気温が高い日は注意が必要となってきます。
散歩は日が沈んでからの涼しい時間に行きましょう。
ペキニーズの要素に近いペキックスは毛が長くもつれやすいです。
また皮膚が脂っぽくべたつきがでてくる子もいます。
そのまま放っておくと皮膚病になり、皮膚を痛め病気に感染しやすくなってしまいます。
そうならない為に、1日1回ブラッシングをし、2,3週間に1回のシャンプーをしてあげましょう。
春から夏にかけてと、秋から冬にかけて毛の生え変わりで換毛期にはいります。
換毛期は必要としなくなった毛が沢山抜ける時期なので念入りにブラッシングをしてあげましょう。
ペキックスのかかりやすい病気は?
ペキックスがかかりやすい病気は椎間板ヘルニアと白内障です。
椎間板ヘルニアは椎間板は何らかの原因で変形して突出することで神経を圧迫させてしまう病気です。
足を触るのを嫌がったり散歩に行くのを嫌がったりする症状が見られます。
体重管理をしっかり行い、カーペットを敷いて滑りにくい環境を作り足への負担を減らしましょう。
他には水晶体の一部が白濁する白内障などが挙げられます。
少しでもいつもと様子が違うなと気づいたら病院で診察してもらいましょう。
ペキックスのかかりやすい病気のサイン
ペキックスがかかりやすい病気のサインを知っておき日頃の状態確認に気をつけましょう。
まず椎間板ヘルニアは「抱っこを嫌がる」「変な歩き方をする」「散歩を嫌がる」といった症状が見られます。
いつもはソファも平気で上っていたのに、上るのを諦めたり上らせてほしいとお願いをしてくるようになるのもサインの一つだと考えられます。
足をひきずって歩く姿がみられたり、急に抱っこを嫌がるようなしぐさが見られたら一度診察してもらいましょう。
次に白内障は白く濁り始めアイコンタクトがとりにくくなったり、柱や壁にぶつかるようになり、小さな音で驚くといった症状がみられます。
これは見える範囲が狭まってきたサインともとれます。
薄く白くなってるかもと気づいた場合は獣医師さんに診てもらいましょう。
病気の予防法と対処法
ペキックスのかかりやすい病気の対処法・予防法をご紹介します。
ペキックスはダックスフンドの短足を受け継いでおり、足が短い子の特徴として遺伝的に軟骨の異常を抱えている子が多いです。
それが原因の場合と、フローリング生活で足に負担をかけてしまい椎間板ヘルニアを起こしてしまう原因と考えられています。
対処法としてはまず生活環境を変えることです。
フローリングは滑りやすく、走っているときに足を滑らせてしまい足に負担をかける原因にもなります。
なのでカーペットを敷いて滑りにくくしたり、ソファに補助具をつけ腰への負担を減らしましょう。
また肥満は体重が足に負担をかけてしまう原因にもなるので、太らないよう食生活と適度な運動に気をつけましょう。
悪化してしまった場合は外科手術が必要となってきます。
そして水晶体の一部分が白濁化してしまう白内障の原因は先天性と後天的要因の2つが考えられます。
先天性の場合は2歳以下に起こる場合が多く、後天性は老化により6歳以上になって発症する場合があります。
治療法としては投薬と外科手術があげられますが、定期的に目の検診を行い早期発見によって症状が軽減できる場合があります。
また白内障になっても全く目が見えないわけではなく微妙に見える世界で感覚を頼りに生活しているので、家具の配置を変えないように配慮してあげましょう。
ペキックスの老化のスピード
小型犬としては少し寿命が短いペキックス。
小型犬は2歳まで犬年齢×12.5歳歳をとり、3歳以上ペキックスは4.5歳ずつ歳をとります。
15年生きると人間では約84歳で、かなり高齢だといえます。
ペキックスは平均12~15年といわれていますが、食べるものや生活環境、飼い主様のサポートで長生きへと繋がります。
私たちでできる範囲のサポートをし、生活しやすい環境を整えてあげましょう。
ペキックスの老化に伴う外見の変化
ペキックスは目が大きく白内障になりやすい為、歳をとるにつれて目が白っぽく濁ってきます。
また毛の色素が薄まり、毛質が硬くなるなどの外見の変化が見られます。
歳をとると更に暑さに弱くなり、呼吸が荒くなったり熱中症にかかりやすくなります
部屋の温度や散歩の時間に気を付けましょう。
ペキックスに似た犬種
老犬におすすめの食べ物は?
ペキックスは関節に負担がかかりやすい犬種なので質の良いたんぱく質、低脂肪のフードをおすすめします。
チキン味ではなく、目の健康のためラム肉やサーモン、鹿肉のドックフードを与えると良いでしょう。
硬いのが食べにくくなってしまった場合はお湯でふやかしたり、粒が小さいのを選んであげるのが良いです。
またブロッコリーもおすすめです。
涙やけにいいとされているオメガ3脂肪酸やカルシウム、ミネラルなど豊富にはいっており涙やけ対策にもなります。
食が進まなくなった高齢犬に興味を持たせ、食欲増加にも繋がるかもしれません。
その他にも茹でたささみや、芯のないキャベツ、蒸したサツマイモはワンちゃんでも食べて良いものとされいるので食欲が低下した高齢犬におすすめです。
ペキックスに適した散歩の量は?
ペキックスはペキニーズの温厚な性格で散歩が苦手なのとダックスフンドの遊びすきで散歩が好きの性格を持ち合わせています。
ミックス犬なのでその子によって散歩が好きか嫌いかはあると思いますが、基本的に小型犬は5分~15分程度の散歩で大丈夫とされています。
ただペキニーズもダックスも太りやすい体質なので毎日いくのがベストですが、厳しい場合は1週間に2.3回の散歩に行きましょう。
暑さに弱く、地面との距離が近いためやけどをしたり熱中症になる危険性が高まります。
夏場の散歩は特に注意し、日が昇る前の朝方か日の沈んだ夕方に行きましょう。
その時に地面の温度も確かめられたらベストですね。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
ぺキックスは遊び好きな部分もありますが、温厚でツンデレな部分もあり自由気ままで猫のような性格も持ち合わせています。
そのため必要以上に構いすぎてしまったり強引に引き寄せるなどの行為はとてもストレスになります。
構ってほしい時に近寄ってくるのでその時は思いっきり遊んであげましょう。
またぺキックスはブラッシングが必要な犬種です。
子犬のうちからブラッシングの練習をすることが大事になってきます。
子犬のうちからブラッシングに慣れさせることによって成犬になった時にストレスにならないようにできます。
最初はブラッシングに慣れてくれなくても一日5分程度毎日やっていけば自然と慣れてくれます。
日々の積み重ねが大切です。
また、日々の食生活に気を付け肥満にならない体系作りをしましょう。
遊び好きなぺキックスなので、肥満になり足腰に負担をかけ運動できない体になってしまっては物凄くストレスが溜まってしまいます。
しっかり食事の管理をし、健康な体作りを目指しましょう。
ペキックスの寿命に関するまとめ
遊び好きで温厚、時には猫のような気まぐれさも持ち合わせているぺキックスですが、その子その子によって見た目も性格も全然違います。
ですが、ペキニーズとダックスフンドそれぞれの良いところを受け継いでいます。
今回紹介したかかりやすい病気も私たち飼い主が日頃気を付けて見ていることで予防や対策できることがあります。
純血でない分何が起こるか分からないのも事実です。
少しでも長生きしてもらうため、食生活の管理、適度な運動に気を付け、些細な行動の変化に気づけるよう心がけましょう。
病気でなくても定期的に健康診断に行くことによって気づかなかったことに気づけるときもあります。
私たちが気を付けることによって長生きできることを忘れずに、沢山愛情を注いで素敵な愛犬との生活ができたらいいですね。