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マルパピの寿命はどのくらい?なりやすい病気の症状と予防法

犬種によって寿命はさまざまです。今回は【マルパピ】の健康維持に必要な情報や長生きのコツを紹介します。平均寿命や長生きのために必要なことを知り、愛犬とできるだけ長く一緒に居られる環境を作りましょう。

マルパピの寿命はどれくらいなのでしょうか?

もちろん、愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。

そこで、マルパピのかかりやすい病気やその予防法、犬種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。

マルパピの画像

マルパピの平均寿命は?

マルパピの平均寿命は14歳から16歳ほどで、両親の「マルチーズ」・「パピヨン」よりも若干長生きをしてくれるといわれています。

昨今人気のミックス犬は安易に繁殖が行われている場合もあるので・母犬・生まれた環境・育ってきた環境で健康状態が変わってしまうこともあります。

マルパピの寿命と長生きするコツ

マルパピはミックス犬なので比較的身体は強いとされていますが親犬の「マルチーズ」と「パピヨン」のかかりやすい病気を引き継ぎやすいとされています。

マルパピに健康で長生きをしてもらうにはまず食事です。

原材料の品質や添加物の使用など安心して与えられるフードを選びましょう。

太りやすい犬種ではありませんが、きちんと体重管理をし適正体重を保つことで病気の予防にも繋がります。

次に運動です。

マルパピは活発な犬種なので1日30分程度の散歩を2回行ってあげるのが理想的です。

ボール遊びも喜んでくれます。

運動不足でストレスが溜まらないよう毎日欠かさず遊んであげてください。

マルパピの被毛は柔らかく毛玉ができやすいので月に1回はトリミングをしてあげましょう。

またブラッシングはできたら毎日行ってあげ被毛と皮膚の清潔を保ってあげてください。

そしてたくさんのコミュニケーションとスキンシップで愛犬と触れ合いましょう。

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マルパピのかかりやすい病気は?

マルパピのかかりやすい病気は親犬の「マルチース」・「パピヨン」のどちらの要素が強いかによってかかりやすさも変わってきますが主に「膝蓋骨脱臼」・「眼瞼(がんけん)内反症」・「進行性網膜萎縮症」が挙げられます。

・膝蓋骨脱臼は後肢の膝蓋骨(膝にある皿)が正常な位置から外れてしまう状態をいいます。

「パテラ」とも呼ばれる病気です。

眼瞼内反症は瞼が内側に曲がってしまう病気で、発症すると常に逆さまつ毛状態になってしまい眼球を傷つけてしまいます。

・進行性網膜萎縮症は「早期型」と「遅発型」があり早期型は1歳頃から症状が始まり、遅発型は5歳から6歳頃から始まり視細胞がだんだん壊れていき最終的に見えなくなります。

この病気は遺伝的な病気であるため治療法がないといわれています。

その他に・僧帽弁閉鎖不全症などがあります。

マルパピのかかりやすい病気のサイン

マルパピのかかりやすい「膝蓋骨脱臼」の症状は足を上げてピョコピョコしながら歩いているなど痛い足を庇う不自然な歩きかたになります。

「眼瞼内反症」の症状は目をこする、目やにが増える、涙が増える、逆さまつ毛、などがあります。

「進行性網膜萎縮症」は・夜間や暗い場所で目が見えにくくなる。

・動作が緩慢で物にぶつかる、つまずく。

・飼主と目が合わないなどがあります。

このような症状があり、いつもと違う変化が見られたらすぐに動物病院を受診しましょう。

病気の予防法と対処法

マルパピのかかりやすい病気の予防法と対処法を紹介します。

マルパピのかかりやすい・膝蓋骨脱臼は4段階に分けられていてグレート4になると常に膝が外れた状態となり足を引きずったり歩行困難な状態になってしまいます。

予防法は・体重管理。

体重が増え肥満になってしまうと、膝の関節に負担がかかってしまいますので適正体重を維持してあげましょう。

次に運動、筋力が落ちると膝への負担がかかります。

適度な運動を心がけ、筋力をつけてあげましょう。

また高いところからのジャンプや、フローリングなどのツルツルした床は滑りやすく危険なのでカーペットやマットを敷いてあげて足への負担を減らしてあげましょう。

「眼瞼内反症」は主に下の瞼が内側に反り返ってしまう状態です。

多くの原因は遺伝的な要素と考えられています。

眼瞼内反症は予防することが難しい病気です。

早期発見と早期治療をすることで重篤化を防ぐことができますので少しでも変化が見られたらすぐに動物病院を受診しましょう。

進行性網膜萎縮症は常染色体の異常で起こる遺伝病なので、残念ながら治療法がなく進行性網膜萎縮症の病気の遺伝子を持つ親同士の交配を行わないことしか予防策はありません。

病気が発症してしまった場合はルテインなどの進行を遅らせるためのサプリメントの投与などの対処法があります。

マルパピの老化のスピード

マルパピは親犬の「マルチーズ」と「パピヨン」の平均寿命よりも長生きをする犬種です。

犬の寿命は食事や運動などの生活習慣によって長くすることができます。

少しでも長生きしてもらうために食事に気を付け、適度な運動を心掛けてあげましょう。

マルパピの老化に伴う外見の変化

一般的に小型犬は10歳からが高齢犬とされています。

個体により差がありますが、目が白っぽくなってくる、被毛にツヤが無くなりパサついてくる、筋肉が落ち足腰が弱ってくるなど外見の変化がでてきます。

少しの変化のも気づいてあげられるよう日頃のチェックを欠かさないようにしてあげましょう。

老化に伴う外見の変化

マルパピに似た犬種

マルチーズパピヨン

老犬におすすめの食べ物は?

歳を重ねていき老犬期に入っていくと、・食欲が落ちる・食べムラがでてくるなど食の変化が表れてきます。

基礎代謝も落ちてきますので成犬期と同じ食事ではカロリーが高く肥満の原因にもなってしまいます。

ですので低カロリー・高タンパク質を心掛けて食事を与えてあげましょう。

おすすめの食材は・魚。

タンパク質、カルシウム、タウリンが豊富で、脳の働きを活性化させ認知症の予防になるといわれているDHAやEPAなど老犬に必要な栄養素がたくさん含まれています。

人間用に加工された物はさけ、与えるときには骨を取り除き食べやすくしてあげてください。

・ささみや胸肉。

老犬になると運動量が落ち筋肉量も低下していきます。

ささみや胸肉には筋肉のもとになる良質なたんぱく質を含んでいます。

消化も良いのでおやつとして与えたり、フードにトッピングしてあげるのもおすすめです。

また食が落ちてきたときは、愛犬の体調によって食事の1日の摂取量はそのままで回数を増やしてあげたり、温かい食事は食欲を刺激することができますので、人肌に温めてから与えてあげるのもおすすめです。

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マルパピに適した散歩の量は?

マルパピは個体差がありますが親犬「パピヨン」の血を引き継ぎ、活発で運動能力の高い犬種ですので毎日の散歩は大切です。

歳を重ねてからは家でじっとしているばかりですと筋力が落ち、足腰を弱くしてしまいますので、体調や様子をみて、愛犬のペースに合わせて散歩をしてあげましょう。

外の空気に触れることで気分転換にもなりますので歩くのが嫌な時は抱っこなどで外に連れて行ってあげるのもおすすめです。

ストレスをかけないために飼い主が出来ること

マルパピは身体能力が高く活発なので毎日のお散歩は欠かさず行ってあげましょう。

家の中でも動き回るのでフローリングでしたらカーペットやマットを敷いて滑りにくくしてあげたり、段差をなくしてあげて足腰に負担がかからない環境を作ってあげてください。

また肉球の周りの毛をカットしてあげて滑りにくくしてあげるといいですね。

愛犬は何よりも飼い主との触れ合いを求めていますので、毎日のブラッシングや遊びでコミュニケーション・スキンシップを大切に行ってあげましょう。

マルパピの寿命に関するまとめ

遊び好きで甘えん坊で飼主さんが大好きなマルパピです。

ミックス犬なので個体差がある犬種になります。

ですが育つ環境で愛犬の寿命は大きく変わります。

少しでも長生きをしてもらうためにちょっとした身体の変化にも気づいてあげられるようスキンシップ・コミュニケーションをとり身体のチェックをしてあげましょう。

まだ歴史の浅いマルパピです、年に1回は症状がなくても動物病院で診てもらうと病気の早期発見ができますし安心ですね。

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