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柴犬の寿命はどのくらい?なりやすい病気の症状と予防法

犬種によって寿命はさまざまです。今回は【柴犬】の健康維持に必要な情報や長生きのコツを紹介します。平均寿命や長生きのために必要なことを知り、愛犬とできるだけ長く一緒に居られる環境を作りましょう。

柴犬の寿命はどれくらいなのでしょうか?

もちろん、愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。

そこで、柴犬のかかりやすい病気やその予防法、犬種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。

柴犬の画像

柴犬の平均寿命は?

柴犬の平均寿命は13歳から15歳と、犬全体で見ても長寿傾向にあります。

現在記録は塗り替えられてしまいましたが、世界一長寿の犬として柴犬のミックス犬がギネスに認定されたこともありました。

またペット保険会社の平均寿命ランキングでは4位に輝いています。

柴犬の寿命と長生きするコツ

柴犬は長寿な犬種だと言われていますが、長生きするかどうかは環境によって左右されます。

まず柴犬の食事についてですが、柴犬のドッグフード選びは難しいと言われています。

それは柴犬が餌の選り好みをする、太りやすい、アレルギー性皮膚炎にかかりやすいからです。

餌を選ぶ時のポイントとして、高タンパク・低脂質なものを選ぶといいでしょう。

柴犬は運動量が多い犬種ですから、十分に活動できるよう高タンパクな食事が必要になります。

柴犬に必要なタンパク質は、鶏肉や魚肉、ラム肉などから得られる動物性タンパク質です。

もともと肉食の動物ですから、動物性タンパク質が不足すると健康に阻害が出てしまいます。

また柴犬は太りやすい犬種ですから、低脂質であることも重要です。

太りすぎは心臓など内臓に負担をかけてしまいますので、十分に注意してあげましょう。

また柴犬は遺伝的にアレルギー性皮膚炎にかかりやすい犬種でもあります。

大豆・トウモロコシ・小麦・人工添加物・牛肉・豚肉は犬にとって代表的なアレルゲン物質と言われています。

一度発症すると長い付き合いになってしまいますから、ドッグフードを選ぶ時はできるだけ穀物を使っていない、グレインフリーで無添加のものを選ぶといいでしょう。

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柴犬のかかりやすい病気は?

柴犬は病気にかかりにくいと言われていますが、全くかからないというわけではありません。

注意しておくべき病気に「アレルギー性皮膚炎」があります。

アレルギーの原因となるのはノミ、ハウスダスト、食べ物など様々です。

そのほかに「外耳炎」にもかかりやすいと言われています。

柴犬は立ち耳ですが、肌質が脂漏性のため耳の中が蒸れやすく、雑菌が繁殖しやすいため「外耳炎」を引き起こしてしまいます。

また「アレルギー性皮膚炎」を発症した柴犬は「外耳炎」も併発しやすいと言われています。

柴犬のかかりやすい病気のサイン

柴犬がかかりやすい「アレルギー性皮膚炎」は体を執拗に掻いたり、炎症で皮膚が赤くなったり、下痢などの症状が出ることもあります。

アレルゲン物質を早めに特定する必要があるので、病院へ連れて行って検査をしてもらうとよいでしょう。

「外耳炎」は耳掃除を普段から定期的にしてあげることで発見できます。

外耳炎にかかると普段よりたくさんの耳垢が出ます。

耳をしきりに掻く、頭を執拗に振る、頭を床や壁に擦り付けるなどの仕草をしていたら、すでにかかってしまっている可能性があります。

病気の予防法と対処法

柴犬がかかりやすいと言われる「アレルギー性皮膚炎」は、様々な要因で引き起こされる可能性があります。

原因となるアレルゲン物質が多様なので、全てに注意することは難しいかもしれません。

ここではよく見られるアレルゲンの対処法を紹介します。

まず最初に挙げられるのはノミやダニなどの寄生虫です。

対処法として散歩から帰ったあとはブラッシグをして、虫がついていないかチェックしてあげましょう。

足の付け根など毛の薄い部分は特に注意が必要です。

また家の掃除をこまめにするなどして、虫の発生を抑えましょう。

また虫が嫌がるハーブなどを虫除けとして利用することもおすすめです。

そのほかに特定のものに触れることで接触性の皮膚炎を起こすことがあります。

こちらは首輪やシャンプー、洗剤、ナイロン、ゴム、殺虫剤など様々なものが原因になるので、その原因を特定することが鍵になります。

そのほかにも食べ物が原因となることがあります。

原因となりやすい食べ物に、牛乳や肉類、穀物、フルーツなどがよく見られます。

食べ物アレルギーは食べたあとすぐに症状が現れるので、症状が現れたらすぐに獣医師に相談しましょう。

そのほかに注意すべき病気に「外耳炎」があります。

柴犬は肌質が脂漏性のため、耳が蒸れやすく雑菌が繁殖しやすいです。

「アレルギー性皮膚炎」を発症すると、「外耳炎」を併発することが多いようです。

耳を執拗に掻く、頭を振るなどの仕草が見られたら「外耳炎」を疑いましょう。

「外耳炎」の予防には耳の表面の汚れを拭き取るなど、日頃から清潔にしておくこと大切です。

柴犬の老化のスピード

柴犬の平均寿命は13歳から15歳とされていますが、現在では医療の進歩やドッグフードの質が上がったことにより、20歳ぐらいまで長生きする柴犬も増えてきています。

柴犬の老化は8歳から10歳ごろに始まると言われていますが、食事や生活を見直してあげることによって、平均寿命より長生きさせることは十分可能でしょう。

柴犬の老化に伴う外見の変化

柴犬は個体差はあるものの、大体8歳から10歳ごろに老化が始まると言われています。

老化に伴い、毛艶が悪くなる、白髪が出てくるなどの外見の変化が出てきます。

そのほかにも食欲の低下や、後ろ足の筋力の低下、また反応が鈍くなるなどの症状が出てきます。

また体温調節も難しくなりますから、室外で飼っている場合はできれば室内飼いに変えてあげたほうがいいでしょう。

老化に伴う外見の変化

柴犬に似た犬種

甲斐犬北海道犬秋田犬

老犬におすすめの食べ物は?

柴犬に限らず老犬には高タンパク且つ低脂質なドッグフードが推奨されますが、柴犬は皮膚病の多い犬種でもあります。

犬は老化に伴い食べる量が減りますが、市販のドッグフードの多くは摂取量が減らないように、栄養価を下げ不要な穀物でカサ増しをしているものが多いと言います。

ドッグフードを選ぶ時はできるだけ無添加、且つグレインフリー(穀物不使用)のものを選ぶようにしましょう。

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柴犬に適した散歩の量は?

柴犬は1日に30分ほどの散歩を朝晩2回行うことが理想だとされます。

しかし老犬になっても同じ量をこなせるかというとそうではありません。

散歩は体力維持のためにも継続してあげるべきですが、散歩コースを楽な道に変えてみるなど、少し工夫をしてみるというでしょう。

愛犬の様子を観察して、散歩中頻繁にこちらを見上げる、立ち止まるなどの行動が多くなったら、それは「疲れた」というサインです。

途中で休憩を挟んだり、水分補給をさせてあげるといいでしょう。

ストレスをかけないために飼い主が出来ること

柴犬は独立心の強い犬種だと言われています。

あまり密接なスキンシップは好まず、執拗に抱っこしようとしたり触ったりすると、それがストレスになってしまうこともあります。

またもともとは猟犬で運動が大好きで非常に活発な犬です。

十分な運動ができないとストレスが溜まってしまうので、できるだけ毎日散歩をさせてあげること、時には思いっきり走らせてあげるのもいいでしょう。

柴犬の寿命に関するまとめ

日本犬の中で唯一の小型犬である柴犬。

愛らしい見た目に反して独立心が強く、プライドの高い柴犬ですが、飼い主への忠誠心も高く、番犬としても非常に頼もしい犬です。

独立心が強いと言っても、独りにしてまるっきり平気というわけではありません。

普段はあまりスキンシップを好みませんが、しらばく飼い主と離れていると、そのギャップで非常に甘えてくることもあるようです。

そんな柴犬と長く楽しく暮らすために、日頃から小さな変化には気をつけてあげましょう。

犬と会話することはできませんが、彼らはそれ以外の方法で私たちに様々な情報を伝えてくれます。

そんな彼らのサインを見逃さず、長く健康に暮らしていきたいものです。

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