一人暮らしでも飼いやすいことから、モルモットやハムスターを飼いたいと思う人も多いのではないでしょうか。
可愛らしい見た目で、似ているようなイメージのモルモットとハムスターですが、気になるのは違いや飼いやすさですね。
そこで今回は、モルモットとハムスターの飼いやすさや違いについて、徹底比較してみたので参考にしてください!
そもそもどんな性格?
モルモットとハムスターは、そもそもどんな性格なのでしょうか?
様々な違いを知る前に、性格について知っておきましょう。
モルモットの性格
モルモットは、とても警戒心が強く臆病な性格です。
温厚で我慢強い一面もあるため、ストレスを溜め込んでしまうこともあります。
警戒心は強いですが、警戒心が解ければ表情豊かで人懐っこく、甘えん坊な姿も見せてくれますよ!
ハムスターの性格
ハムスターの種類は20種類以上もあり、種類によって性格は異なります。
しかし、縄張り意識が強く気が強い傾向にあることは共通しています。
穏やかで人懐っこいハムスターもいれば、懐くのに時間がかかるハムスターもいますが、ペットショップで店員さんに相談すれば、好みの性格の子を教えてくれますよ!
モルモットとハムスターの違いを比較!
見た目が似ているモルモットとハムスターですが、実はたくさんの違いがあります。
ここでは、モルモットとハムスターの違いを比較していきますので、しっかり覚えておきましょう!
体の大きさ
まずは体の大きさです。
モルモットは800g~1kgと比較的大きな体をしており、2kgを超える種類のモルモットもいます。
それに対してハムスターは20g~200gと小さめで、種類によって大きさは異なりますが、大きくても250g程度です。
しっぽ
次に分かりやすいのはしっぽです。
モルモットにはしっぽがありませんが、ハムスターには短いしっぽがあります。
体の大きさでモルモットかハムスターを判断することはできますが、しっぽも重要な判断材料になりますね。
寿命
モルモットとハムスターでは寿命も違います。
モルモットの平均寿命は5年~6年ですが、10年以上生きてくれる子もいます。
対してハムスターは平均寿命が2年~3年となっています。
モルモットでもハムスターでも体の色素を持たずに生まれてしまったアルビノ(体の色が白く、目が赤いのが特徴)は、体が弱く寿命が短めになります。
子供の生まれてくる数
モルモットやハムスターを繁殖させたいと思っているならば、気になるのは子供の生まれてくる数ですね。
モルモットは一度の出産で2匹~4匹の子供を生みますが、ハムスターは3匹~15匹とたくさん生まれてきてしまう可能性もあります。
モルモット | ハムスター | |
---|---|---|
性格 | 温厚で表情豊か | 縄張り意識が強く気が強い |
体の大きさ | 800g~1kg程度 | 20g~200g |
しっぽの有無 | しっぽが無い | 短いしっぽがある |
平均寿命 | 5~6年程度 | 2~3年程度 |
子供の数 | 2~4匹 | 3~15匹 |
モルモットとハムスターの飼いやすさを比較!
モルモットとハムスターの違いは、見た目や性格、寿命だけではありません。
飼育の仕方にも違いがあり、ここでは飼いやすさを比較していくのでモルモットとハムスターのどちらを飼おうか悩んでいる人は、参考にしてくださいね!
飼育スペース
モルモットもハムスターも、部屋で放し飼いにしてしまうと思わぬ事故に繋がってしまいます。
そこでケージが必要となりますが、飼育スペースに違いがあります。
モルモットは衣装ケース程のスペースを必要としますが、ハムスターではその半分以下のスペースで十分です。
モルモットはもともとの性格が大人しく、集団生活にも慣れているため、同じケージ内での多頭飼いが可能ですが、ハムスターは気が強い性格から同じ性別の2匹を同じケージ内に入れてしまうとケンカをしてしまったり、オス同士では噛み殺してしまうこともあるため、多頭飼いをする場合には、別々のケージを用意してあげる必要があります。
食事
食事内容も違います。
モルモットは完全に草食なので、主食に牧草とモルモット用のペレット、おやつとして一部の野菜や果物となりますが、ハムスターは雑食なため、主食に牧草とハムスター用のペレット、植物の種、野菜、果物、ミルワームなどの虫、茹でたささみ肉など食べることができます。
また、モルモットは水を飲むことが好きですが、ハムスターは水を苦手とするため、野菜などの水分で補ってあげなければいけません。
体のニオイ
モルモットもハムスターも、ネズミ科本来の体臭はありますが、そこまでニオイはありません。
しかし、モルモットは多量のフンや尿をするため、そのニオイはとても臭いです。
モルモットはトイレを覚えることができないため、こまめに掃除をしないと体に排泄物が付いてしまうこともあります。
一方で、ハムスターは尿のニオイが強烈です。
ハムスターは体に排泄物のニオイが付くと外敵に見つかってしまうという本能から、体には付けないように尿とフンを分けて決まった場所でする習性があります。
尿だけであればトイレを覚えてくれるので、モルモットよりは掃除がしやすいです。
行動時間
モルモットとハムスターの大きな違いとなるのが、行動する時間帯の違いです。
どちらも夜行性の動物ですが、モルモットは飼い主の行動パターンに合わせて生活することができます。
しかし、ハムスターは完全な夜行性で、夜中に回し車で運動するため、カラカラと音がします。
モルモットはそこまで運動量は必要なく、回し車はケガの原因となるために必要ありませんが、ハムスターはたくさん運動することがストレス軽減ともなるため、回し車は必要です。
夜中の音が気になって眠れない、ということもあるので、飼育場所の工夫をしましょう。
コミュニケーション
モルモットもハムスターも、人に懐いてくれる可愛いペットに違いはありませんが、モルモットは飼い主とのコミュニケーションをとろうとしてくれます。
鳴いて飼い主を呼んだり、甘える声を出したり、撫でて、遊んで、というサインを自分から発してくれるため、モルモットとの交流が楽しめます。
ハムスターも懐いて甘えることもありますが、モルモットほどの交流はありません。
あまり鳴くこともなく、一人遊びを楽しむことが多いため、見ていて可愛い、癒されるといった存在です。
飼育にかかる費用
モルモットもハムスターも、飼育していく上で必ず必要になるのが食費、消耗品費や医療費です。
モルモットが1ヶ月にかかる費用は牧草、ペレット、野菜や果物で、どんなものを買うかにもよりますが、食費の平均は1,500円~2,000円、トイレシートは1,000円くらいです。
ハムスターが1ヶ月にかかる費用は、牧草やペレット、おやつなどの食費の平均は500円前後、トイレの砂に500円くらいとなっています。
モルモットはたくさん食べるほか、排泄量も多いため食費や消耗品費がかかります。
また、ハムスターに比べて寿命の長いモルモットは、病気にもなりやすいので医療費も考えておかなければいけません。
モルモットもハムスターも可愛いことに変わりはない|まとめ
今回は、モルモットとハムスターの飼いやすさや違いについて、徹底比較してみましたが、いかがでしたか?
モルモットもハムスターも、きちんとお世話をすれば懐いてくれますし、可愛いことには変わりありません。
どちらを飼うにしても命を預かることは同じなので、自分でこの子!と思った子を選び、愛情を注いで大切に育ててあげてくださいね!