室内にうさぎと女の子

うさぎの室内飼いと野生の平均寿命や病気の違い、長生きさせる方法とは

うさぎの平均寿命は、野生とペットでは大きな差があります。かかりやすい病気も違い、野生のうさぎがどれだけ過酷な環境でいきているかがわかりますね。家族の一員であるうさぎに長生きしてもらえるよに、生活を見直してみましょう。

人に飼われているうさぎと野生のうさぎでは、さまざまな違いがあります。

平均寿命も違えば、かかる病気もまったく違って、野生のうさぎを見つけたからといって触るのは危険です。

今回は、室内飼いや外飼いされているうさぎと、野生のうさぎの平均寿命と病気の違いについてご紹介します。

うさぎに長生きしてもらうための方法もまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね!

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うさぎの平均寿命は?

黒いうさぎ

うさぎの平均寿命と言っても、野生のうさぎ、室内で飼われてるうさぎ、外飼いされているうさぎでは、寿命がまったく違います。

ここでは、それぞれのうさぎの平均寿命について見ていきましょう。

野生のうさぎの平均寿命は3年

野生のうさぎの平均寿命は3年です。

野生のうさぎは肉食動物から身を隠したり、逃げたりしなければいけなく、ゆっくりくつろぐなんてことはできません。

常に警戒を怠ることができず、ストレスも多いです。

また、食べるものも自給自足なので、食べるものが見つからない、栄養が偏る、といったこともあり、病気にもなりやすいです。

ケガや病気になっても自分で病院に行くことができないため、ケガや病気で命を落としたり、捕食されて命を落としてしまうので、平均寿命が3年と短いのですね。

室内飼いのうさぎの平均寿命は8年

室内で飼われているうさぎの平均寿命は8年です。

室内環境が整っており、栄養バランスの取れた食事で、ストレスも少なく快適な生活を送っています。

また、病気になれば飼い主が気づき、動物病院で治療を受けることができます。

平均寿命は8年ですが、10年以上生きるうさぎも多く、ギネスブックには18年生きたうさぎが登録されていますよ!

外飼いされているうさぎの平均寿命は5~6年

外飼いされているうさぎの平均寿命は5~6年と、室内飼いのうさぎよりも短いです。

外(庭やベランダ)で飼われている以上、気温の温度差の変化や、暑い、寒いなどのストレスがかかりやすくなります。

また、カラスやイタチ、猫などに狙われることも多いだけでなく、ノミダニ予防をしていなければ、虫からの病気をもらってしまうこともあります。

外で飼われているため、体調の変化に気づきにくく、動物病院に行くタイミングが遅くなってしまうなどから、ペットのうさぎでも平均寿命が短い傾向にあります。

現在外でうさぎを飼っている方は、可能であれば室内飼いも検討してみてくださいね。

野生とペットのうさぎの病気の違いは?

うさぎの病気はさまざまあり、野生のうさぎやペットのうさぎに共通しているものは多いですが、ここでは、野生のうさぎとペットのうさぎの病気の違いについて見ていきましょう。

野生のうさぎの病気

野生のうさぎの病気には、野兎病(やとびょう)やサルモネラ菌症、パスツラレ菌症、カンピロバクター菌症などの感染症が多くみられます。

野ネズミからマダニを介して野生のうさぎに感染するもので、人間にも感染する恐ろしい病気です。

どの病気も重篤な症状が表れ、最悪の場合は命を落とすこともあるため、野生のうさぎを見つけても近寄らないようにしましょう。

ペットのうさぎの病気

ペットとして飼われているうさぎでは、不正噛合尿石症ソアホックなどの病気が多くみられます。

柔らかいペレットばかり与えていたり、牧草をたくさん与えていないかじり木などがないなどでは不正噛合となりやすく、カルシウム含有量の多いペレットばかり与えていると、尿石症のリスクが高くなります。

また、フローリングを歩き回るうさぎでは、足の裏の毛が抜け落ちてしまい、皮膚が直接床に当たることで炎症を起こすソアホックになってしまうこともあります。

ソアホックは、足をダンダンさせるスタンピングでもなることがあるため、室内で飼われているうさぎならではの病気ですね。

外で飼われているうさぎでは、ペットのうさぎに多い病気のほかに、野生のうさぎに多い病気のリスクもあるため、ノミダニ予防は欠かせません

うさぎを長生きさせる方法は?

うさぎと女性

では、うさぎを長生きさせる方法はどんなことをすればいいのでしょうか?

実際、野生のうさぎを保護して自宅で飼育したら14年生きた、ということもあります。

外と室内の環境が変わるだけでも寿命を伸ばすことは可能ですが、大切な家族であるうさぎには、少しでも長生きしてもらいたいですね。

ここでは、うさぎを長生きさせる方法について見ていきましょう。

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うさぎに長生きしてもらう方法①食事管理

うさぎに長生きしてもるためには、適切な食事を適量与えることが大切です。

そのうさぎの成長にあわせたペレットや牧草をきちんと与え、おやつに少量の野菜を与えてあげましょう。

ペレットの適切な量は、そのうさぎの適正体重の3~5%です。

うさぎの適正体重は自分で判断することは難しいため、獣医師に相談すれば、年齢やその時の健康状態から適正体重を教えてくれますよ!

牧草は好きなだけ与えることも忘れてはいけません。

うさぎに長生きしてもらう方法②温度管理

うさぎは体温調整が苦手です。

温度差の変化にストレスを感じてしまうため、常にエアコンなどを活用して室内の温度が一定になるようにしましょう。

うさぎが快適に過ごしやすい温度は24℃前後、湿度は50~60%なので、うさぎの生活する高さの場所に温度計や湿度計を取り付ければ、常にチェックできるようになって便利ですよ!

うさぎに長生きしてもらう方法③ストレスのない生活を

うさぎに長生きしてもらうためには、ストレスを感じさせない生活が一番です。

食事や温度も大切ですが、ケージに閉じ込めたままではストレスとなりますし、飼い主がお世話の手抜きをしても愛されてないと感じてストレスになります。

うさぎは大きな音のするテレビやスピーカーのそばは苦手ですし、洗濯機の音も怖いと感じます。

もちろん、飼い主が留守がちでスキンシップも少なければストレスを感じます。

うさぎにとってはその部屋の中と飼い主の存在がすべてなので、うさぎのことを考え、ストレスのない生活を送れるようにしてあげまよう。

少しの異変でも動物病院に

うさぎは体調が悪くても隠してしまうため、とても気づきにくいです。

しかし、飼い主が「あれ?何かいつもと違うかも」と感じた時は、たとえ家族がそんなことないよ、と言っても動物病院へ連れていきましょう

過保護でも恥ずかしいことではありません。

飼い主のカンは結構当たります

早めに病気を発見することで、治療もスムーズに行え、うさぎの体にかかる負担は少ないですね。

何かあってからでは遅いので、少しでもおかしいと感じた時は動物病院へ行くことが大切です。

うさぎの平均寿命を知っておこう|まとめ

今回は、野生のうさぎとペットのうさぎの平均寿命や病気の違いや、長生きさせる方法についてご紹介しました。

同じペットのうさぎでも、室内飼いと外飼いでは平均寿命も変わってきます。

ペットのうさぎに多い病気も、ちょっとの工夫で予防することができますね。

少しでも長生きしてもらえるようにうさぎのことを考え、ストレスのない生活を送らせてあげましょう。

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