猫はストレスに弱い大変デリケートな動物です。
見た目にはストレスを溜め込んでいるのがわからない場合でも、よく観察をするといつもよりも体調が悪そうだったり、どこかおかしな行動をしていたりと、ストレスサインを見せていることも。
さらに、ストレスを溜め込みすぎると、発熱して病気になってしまう場合もあるのだとか!
発熱する前にできる、ストレスを減らす方法や解消法を知っておきましょう!
猫はストレスに弱いデリケートな動物だった!
自由気ままにのんびりと過ごしているイメージの強い猫。
しかし、意外にも猫はストレスにとても弱い動物なのです!
なんの前触れもないのに急に発熱を伴うような体調不良に見舞われた、粗相をするようになった、おもちゃで遊んであげても無反応になった、急に激しく鳴くようになった、凶暴になったなどなど、知らないだけで実はストレスサインを見せていることも。
ストレスを長期間抱えてしまうと、病気の原因となるだけではなく、飼い主と飼い猫の関係にヒビが入ることもあります。
ストレスを溜め込んでいるサインを見かけたら、早めに減らす方法や解消法を実行することをおすすめします。
猫がストレスを溜め込む原因
ストレスを減らす方法を知るためには、ストレスを感じる要因について知っておく必要があります。
とても神経質でデリケートな一面を持つ猫。
ときには思いがけないことにストレスを感じている場合もあるのです。
猫がストレスを溜め込む原因を知っておきましょう。
生活環境の変化
ストレスを溜め込む原因としていわれているのが、生活環境の変化です。
猫はとても縄張り意識が強く、自分が生活をしている場所が少しでも変化すると大きな不安を感じてしまうのです。
例えば、引っ越し・模様替えなどはもちろん、新しい家族が増えたり、新入り猫や新入りペットが増えるだけでも動揺をしてしまいます。
生活環境が汚い
ストレスの要因としてもう一つ考えられるのが、生活環境が汚いということです。
猫はとても綺麗好きで、自分の使うトイレやご飯を食べる場所が汚れていると、ストレスを感じてしまいます。
特にトイレの掃除が行き届いていないと、トイレ我慢してしまったり、粗相をする原因となってしまいます。
落ち着けない環境
「寝子」という言葉が名前の由来となっているほど寝るのが大好きな猫ちゃん。
平均して8〜12時間は寝て過ごしているのですが、その睡眠を邪魔されるような騒がしい生活環境は大きなストレスとなってしまいます。
例えば周辺の工事の音、近隣住民の生活音、車の音など、聴覚が人間よりも優れている猫だからこそ感じる、音には大変敏感に反応をします。
また、寝ているときに無理矢理抱っこをされたり、触られたりするものストレスの原因となります。
寂しさからストレスを感じることも
一匹でのんびりと過ごすのが大好きだというイメージがありますが、実は寂しがりやな子も多い猫。
あまりにも長くお留守番をさせていたり、全く構ってあげなかったりすると、寂しさからストレスを感じてしまうこともよくあります。
普段はあまりくっついてこないツンツンした猫であっても、誰かが傍にいることに喜びを感じている場合もあります。
最近かまってあげていないな、お留守番をさせる機会が多かったな、と感じている場合は、ストレス行動をとっていないかチェックしてみるとよいかもしれませんね。
これでストレス解消!いますぐできるストレスを減らす方法とは
ストレスを溜め込む原因に心当たりがある方、ストレスからくる発熱を伴う急な体調不良にお悩みの方、またはストレス行動を発見した方は、早めにストレス解消法を試すようにしましょう。
今からご紹介するものは、すぐにでも実行できるものばかりです。
猫ちゃんの健康を守るためにも、ぜひストレスを減らす方法を試してくださいね。
遊んであげる
今すぐにでもできるストレス解消法、一つ目は体を動かす遊びをしてあげることです。
人間でも、ストレス発散のためにスポーツをしますよね。
それと同じで、猫もおもちゃなどを使って思いっきり遊んであげることでストレスを発散できるのです。
猫は狩猟本能が色濃く残っている動物です。
飼い猫であったとしても、身体を動かしたいという欲求は消えることはありません。
むしろ身体を動かさないと逆にストレスを抱えてしまう場合もあるのです。
ストレス解消法をお探しの方は、まずは猫じゃらしやボールなどを使って毎日10〜20分程度遊んであげることから始めましょう。
それだけで、ストレスはグッと減るはずですよ。
住みやすい生活環境を整える
ストレスの原因でも述べたように、トイレや餌場が汚れているのはNGです。
ストレスを溜め込まない快適な生活を送らせてあげたいのであれば、トイレはいつも綺麗な状態を保ち、飲み水は常に新鮮なものを用意してあげましょう。
また、猫ちゃんのお気に入りスポットや生活をしているお部屋は片付けておき、動きやすいようにしてあげるのも解消法としてはおすすめです。
静かにくつろげる環境を用意する
そしてストレスを減らす方法として忘れてはいけないのが、ゆっくりと眠れる静かな環境を用意してあげること。
生活音が全くしない環境を用意するのは難しいでしょうが、人があまり出入りしないお部屋を作ってあげたり、高いところに寝床を作り誰にも邪魔されない場所を用意してあげるのもおすすめです。
猫がもっともストレスを感じるのは、就寝を邪魔されることです。
スヤスヤと気持ちよさそうに眠っているときは、むやみに触ったり、抱っこをしたりするのではなく静かに見守ってあげるようにしましょう。
おいしいおやつを与える
ストレスを溜め込んでいるな・・・と感じたら、ぜひおいしいおやつをあげましょう。
人間と同じように、猫もおいしいものを食べることでストレス解消につながります。
常におやつを与えてしまうのはよくありませんが、たまのご褒美程度に大好きなおやつをあげるとよいでしょう。
ストレス解消グッズを使う
ぜひご用意していただきたいのがストレス解消グッズです。
代表的なものでいうと、爪とぎグッズやマタタビです。
また一人遊びができるおもちゃを用意するのもおすすめです。
ストレスを減らすためにも、ぜひ飼い猫に合ったものを用意してあげましょう。
ストレス解消法で猫の健康を守ろう
ストレスを溜め込みすぎて発熱など、思わぬ体調不良の原因となってしまうことはよくあります。
どれだけ日頃から気をつけていたとしても、生きている限り少なからずストレスを感じてしまいます。
大切なのか日頃からどれだけストレスを解消できているかということです。
ぜひ大切な飼い猫のためにも、ストレスを減らす方法を常に行うようにしましょう。