ターキッシュバンを飼っている、飼いたいと思っている方や興味のある方必見!
ターキッシュバンというねこちゃんはいったいどんな猫なのでしょうか?
猫は猫種によって、特徴や性格が変わってくるので飼い方やしつけ方にも違いがあります。
また、遺伝的な病気を持っていたり、寿命が違ったりと飼い方にあたって注意すべき点も変わってきます。
今回はターキッシュバンという猫種について詳しくご紹介!
特徴から性格、寿命や飼い方・しつけの方法については勿論、ターキッシュバンの出生の歴史や名前の由来など意外と知らないねこちゃんの情報を大公開します!
ターキッシュバンの基本情報
- 原産国、地域 トルコ(バン湖畔地方)
- 一般的な体重 3~8.5kg
- 一般的な体高 25~40cm
- 平均寿命 15年前後
- 平均値段 35万円前後
ターキッシュバンの名前の由来
もともとトルコの、という意味でイギリスではタ-キッシュと呼ばれていましたが、ターキッシュアンゴラとの区別を付けるために、トルコ最大の湖である「バン湖畔」から名前とって付けられました。
ターキッシュバンの歴史
意外と知らない猫ちゃんの歴史。
猫ちゃんの出生の歴史を知ると、何となく性格や体の模様・体型などの謎が解けるかもしれません。
また、出生地の歴史が分かれば、飼い方についてもわかるようになりますね。
ターキッシュバンにはどのような歴史はがあるのでしょうか?タ-キッシュバンはもともとトルコの山岳地帯で何百年も前から生息していたと言われています。
1955年、イギリスのブリーダー2人がトルコを訪れた際、バン湖畔で水遊びをしていた珍しい模様の猫たちを発見したのがきっかけです。
頭と尻尾にしかカラーを持たないこの珍しい猫を2匹イギリスに連れて帰り、繁殖を開始しました。
その後、1969年にはイギリスで公認されると今度はアメリカで繁殖が始まりました。
1995年にはCFAでも公認され、今では世界中が認める猫種になりました。
ターキッシュバンの性格や特徴
ターキッシュバンには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
猫ちゃんの特徴や性格を熟知することで、ストレスを与えない良質な環境での飼い方ができるようになります。
また、性格や猫種の特徴を知る事で適切なしつけ方が見えてきたり、病期の前兆に気づきやすくなり寿命を延ばしてあげる事にも繋がります。
単頭飼いや、多頭飼いなどで多少性格は変わってきますが、大まかには同じなのでターキッシュバンの性格について知っておくことがいい飼い主の必須条件になります。
ターキッシュバンの特徴や性格にはどんなものがある?
湖の近くで生息していたのもあってか、水を好む珍しい猫です。
別名「ターキッシュ・スイミング・キャット」と言われるほど水遊びが好きで、泳ぎも得意な子が多いです。
エネルギッシュで活発、遊ぶのが大好きで好奇心も旺盛です。
食事量も多く体格もがっしりしていて、他の猫に比べるとやや大きめです。
体の成長が止まるのは3~5年かかると言われています。
毛の長さは長毛と言われていますがセミロングタイプで、夏は短く冬には被毛が長くなり、季節変化によって毛の長さが変わるのも特徴のひとつです。
被毛は艶がありカシミヤのような手触りです。
被毛は防水加工のような毛質で、他の猫種と違って水に濡れてもすぐに乾きます。
また、体の大半はホワイトですが、頭と尻尾だけがカラーを持っているのも珍しいポイントです。
そのためこの色合いは独自に「バンパターン」と呼ばれています。
ターキッシュアンゴラと名前は似ていますが、出身が同じトルコなだけで、まったく関係のない別種の猫です。
オッドアイの目を持つ子が生まれることもある珍種猫のうちの一種です。
ターキッシュバンのオスとメスの違い
猫種だけでなく、オス・メスによっても、甘えんぼだったり社交的だったりと性格や特徴は変わってきます。
オス・メスそれぞれの性格の違いや行動を知ることで、どんな飼い方しつけ方をしたらいいかなども分かるので、きちんと知っておくことが大切です。
ターキッシュバンの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:活発で食欲旺盛なやんちゃな性格です。
体力もあり、飼い主の方が先に疲れてしまうほどです。
メス:オスに比べてやや大人しいですが、活発な面は変わりません。
冷静に物事を判断できる賢さも持ちます。
ターキッシュバンをお迎えする値段は?
こんな性格や特徴を持ったねこちゃんを実際にお迎えする際にはどのくらいの値段で家族にすることができるのでしょうか?
ターキッシュバンの価格相場は、35万円前後です。
ただし、ブリーダーさんから引き取る場合や、保健所、里親譲渡会などでお迎えする場合には値段が変わってきます。
わんちゃんの年齢にこだわりがなかったり、手間のかからない子が欲しいと感じるのであれば、里親としてお迎えするのもいかがでしょうか。
ターキッシュバンの特徴
猫種によって色や柄、外見はそれぞれ違いがあります。
またそのような外見の特徴を掛け合わせたミックス猫も今人気が高くなっています。
ターキッシュバンの毛色やミックス猫にはどのような子がいるのか、見ていきましょう。
ターキッシュバンの毛色にはどんなものがある?
ターキッシュバンの毛の色や柄にはどんなものがあるのでしょうか?
ブラウン&ホワイト、レッド&ホワイト、ブラック&ホワイトブルー&ホワイト、クリーム&ホワイトなどがあります。
ターキッシュバンのミックス猫
最近増えているミックス猫。
ミックス猫はお母さん・お父さんの猫種の性格や愛らしい部分、美しい部分を引き継いでいるため人々を魅了しています。
また、純血種はその猫特有の遺伝病を受け継ぎやすいのですが、ミックス猫の場合そのような遺伝的な病気のリスクが改善されていたり、病気になりにくくなったりと寿命が純血よりも長いという特徴もあります。
ターキッシュバンのミックス猫にはどのような種類があるのでしょうか。
現在調査中
ターキッシュバンに似た猫種
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ターキッシュバンの飼い方としつけ方
猫種によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
もちろん、個体の性格によってしつけ方も全く変わってくるので、目安になります。
適切な飼い方をしてあげることで、猫ちゃんの健康寿命を延ばすことができます。
ターキッシュバンに適切な飼い方・しつけ方をご紹介!
頭も賢く懐っこい性格の持ち主ですが、活発過ぎておとなしく座っていられないような性格です。
そのため飼い主の膝で眠るよりは遊んでいる方が好きで、とても元気な猫のためしっかりと動き回れて遊べる空間を作るのが大切です。
また、狭い場所に閉じ込められるのを嫌います。
ゲージなどに入れておくのではなく、動き回れる部屋環境を作ってあげてください。
また、キャットタワーやキャットウォークも必須です。
自在に動ける高いスペースを設けましょう。
水が気になるターッキッシュバンは、キッチンなどから滴り落ちる蛇口の水さえ興味を示します。
そのため、キッチン周りでのトラブル防止も必要です。
うっかりキッチンに飛び込んで火傷などをさせてしまわないよう、細心の注意を払いましょう。
また、お湯の張ってある浴槽にも注意が必要です。
泳ぎは得意といわれていますが、浴槽内は足場も滑るので重大な事故にも繋がりかねません。
キッチンやお風呂場への出入りはさせないようにしておくと安心です。
ターキッシュバンは、室内で飼うことに適しています。
昔は室外で飼う事が猫本来の自由のためと言われていましたが、不運な事故や病気・怪我を防ぐため必ず室内飼いしてあげるようにしましょう。
寿命を延ばしてあげるためにも、飼い方や環境は適切なものを選んであげてください
ターキッシュバンにおすすめのエサ
猫ちゃんのエサというのは数えきれないほど販売されており、どれが適切なのかわからなくなってしまいますよね。
主に、体重や年齢、毛の長さや猫種ごとにも販売されています。
ターキッシュバンの体質に合った、健康的に寿命を延ばしてくれるエサの種類を紹介します。
活発でよく動くので、高たんぱくで高カロリーなフードを選ぶと良いでしょう。
量が足りなさそうなら、低カロリーのフードを多めにあげて調整しましょう。
ただし食べさせすぎは肥満のもとなので、飼い主の適切な判断が必要です。
低脂肪なフードを選ぶとカロリーオフにもなります。
また、美しい毛並み維持のために動物性たんぱく質が豊富に含まれているものがおすすめです。
また、炭水化物や穀物の含まれたフードも肥満に繋がる食材です。
なるべくこれらが使われていないものを選びましょう。
また、一度病気をしてしまったことがある子は予防に効果的な餌や体調に合わせて適切な餌を与えることが重要です。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
ターキッシュバンの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
ターキッシュバンの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約3000~6000円程です。
ターキッシュバンのお風呂のペース
ターキッシュバンのお風呂のペースは、防水被毛は皮脂を多くすることで効果を出しています。
そのため古い皮脂を洗い流してあげることで清潔感を保つことができるので、月に1回など定期的にお風呂に入れてあげると良いでしょう。
ターキッシュバンは基本的に水を好むので、喜んで入れさせてくれるでしょう。
ターキッシュバンにおすすめのグッズ
ターキッシュバンを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
遊ぶのが大好きな猫なので、猫用の色々なパターンのおもちゃを用意しておくと良いでしょう。
動くおもちゃや猫じゃらしのようなもの、転がして遊べるボール状のものなど、飽きて遊び足りなさを感じさせないよう工夫が必要です。
もちろんキャットタワーやキャットウォークなどもおすすめです。
被毛はもともと絡みにくいですが、ある程度のお手入れも必要です。
特に換毛期は1週間に1度はピンブラシや獣毛ブラシなどでケアをおこないたいので、時期になればこういったグッズも用意しておきましょう。
平均寿命はどのくらい?いつまで一緒にいられる?
ペットとしての猫の歴史を見てみると室内外や適切な飼い方によって、飼い猫の平均寿命は延びていると言われています。
猫種によって大まかな平均寿命はありますが、適切なしつけや餌の与え方、飼い方をすることで猫の寿命は左右されます。
ターキッシュバンの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いねこちゃん。
2015年に一般社団法人ペットフード協会が調査した猫全体の平均寿命は14.85歳でした。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、猫種によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
ターキッシュバンの平均寿命は15年前後です。
ターキッシュバンのかかりやすい病気
猫種の体質によって、かかりやすい病気や平均寿命は様々です。
愛猫のかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
スキンシップや、ご飯の食べるスピード・おトイレの状態など、猫ちゃんの健康状態を確認できるタイミングは多数あります。
動物は言葉を離せませんし、猫という生き物は痛みを我慢できてしまう動物です。
普段の生活に気を配り、少しでも体調が悪そうと感じたらすぐに病院へ行くようにしましょう。
ターキッシュバンがかかりやすい病気
ターキッシュバンがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
皮膚糸状菌症、尿結石
ターキッシュバンのよく使う薬・サプリ
皮膚病対策・予防にアガリスク、乳酸菌、アミノ酸と食物繊維、毛艶対策にたんぱく質、アミノ酸、セサミン、毛並み維持対策・予防にβ-グルカンやDHAやブロリコなどのサプリメントが使われます。
ターキッシュバンの治療平均的な値段
猫を飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
治療費など値段を確認し満足に払えるか吟味した上でねこちゃんをお迎えするようにしましょう。
皮膚糸状菌症とは真菌が原因で、人間でいうところの水虫です。
初期費用は初診料500~3000円、皮膚検査が500~2000円、飲み薬や塗り薬が各1500~3000円程です。
また、薬用シャンプーなどを使用する場合は3000円ほどかかり、総額およそ7000~15000円ほどかかります。
この皮膚病は早くても2週間、長くなると治療に1カ月程かかるため、治療費が少し高くなる傾向にあります。
もちろん症状によっても安くなったりもするので一概には言えませんが、完治するまでに時間が少しかかってしまう分治療費がかさばるのは確かです。
ターキッシュバンを飼っている主な著名人
現在調査中
ターキッシュバンに関するまとめ
ターキッシュバンの歴史が分かると性格やしつけ方についても何となく見えてくる気がしませんか?
ねこちゃんの特徴や性格が分かるとより愛着も沸くものです。
ターキッシュバンは長毛猫の中でもお手入れを頻繁にしなくても良いため、比較的楽な長毛種といえます。
ですがとても元気があり運動をしたい子が多いので、やはり時間があって構ってあげられる飼い主が向いているでしょう。
飼い主にべったりという性格でもないため、非常に猫らしい性格を持っています。
自由気ままな猫を飼いたい人におすすめの猫です。
また、日本ではターキッシュバンのブリーダーが少ないため入手に時間がかかる場合があり、長いと1年も待たなければなりません。
それでも気長に待てる人は、ぜひターキッシュバンを飼ってみてください。