ラパーマを飼っている、飼いたいと思っている方や興味のある方必見!
ラパーマというねこちゃんはいったいどんな猫なのでしょうか?
猫は猫種によって、特徴や性格が変わってくるので飼い方やしつけ方にも違いがあります。
また、遺伝的な病気を持っていたり、寿命が違ったりと飼い方にあたって注意すべき点も変わってきます。
今回はラパーマという猫種について詳しくご紹介!
特徴から性格、寿命や飼い方・しつけの方法については勿論、ラパーマの出生の歴史や名前の由来など意外と知らないねこちゃんの情報を大公開します!
ラパーマの基本情報
- 原産国、地域アメリカ
- 一般的な体重3~6kg
- 一般的な体高40cm
- 平均寿命13年前後
- 平均値段15万~40万円
ラパーマの名前の由来
「la perm(ラ・パーマ)」はフランス語で「パーマ」という意味です。
くるくるとした巻き毛で全身を覆われており、まるでパーマをかけたように見えることから名付けられました。
ラパーマの歴史
意外と知らない猫ちゃんの歴史。
猫ちゃんの出生の歴史を知ると、何となく性格や体の模様・体型などの謎が解けるかもしれません。
また、出生地の歴史が分かれば、飼い方についてもわかるようになりますね。
ラパーマにはどのような歴史はがあるのでしょうか?ラパーマは人工的に交配された猫ではなく、突然変異によって自然発生した新しい品種の猫です。
1982年にアメリカオレゴン州のさくらんぼ農園で産まれた全く毛のない子猫がラパーマのはじまりです。
この猫は生後4か月頃になると、くるくるの巻き毛に全身を覆われるようになります。
そしてこの猫も子猫を産みますが、その子猫たちも同じように無毛の状態で産まれ、成長するに従い巻き毛に覆われるようになります。
その子猫たちが自然交配を重ねて行き、様々な色・長さの巻き毛を持つ猫が次々と誕生していきます。
その後本格的にこの種の研究がはじまり、2003年にTICA、2008年にCFA、2014年にはFIFeに登録され、正式な品種として認められるようになりました。
ラパーマの性格や特徴
ラパーマには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
猫ちゃんの特徴や性格を熟知することで、ストレスを与えない良質な環境での飼い方ができるようになります。
また、性格や猫種の特徴を知る事で適切なしつけ方が見えてきたり、病期の前兆に気づきやすくなり寿命を延ばしてあげる事にも繋がります。
単頭飼いや、多頭飼いなどで多少性格は変わってきますが、大まかには同じなのでラパーマの性格について知っておくことがいい飼い主の必須条件になります。
ラパーマの特徴や性格にはどんなものがある?
ラパーマはその名前の由来にもなったクルクルの巻き毛が特徴の猫です。
体は細身ですが骨格は意外にしっかりとしており筋肉質です。
産まれた時は無毛ですが、その後成長とともに巻き毛が生え揃ってきます。
農場での害獣駆除のために働く「ワーキングキャット」としての過去の名残から、活発で運動量が多く好奇心も旺盛です。
愛情深く甘えん坊な一面も持っており、飼い主にべったりの子も多くいます。
活発で甘えん坊というまさに「猫らしい」性格の猫と言えるでしょう。
非常に頭が良くしつけがしやすいため、初心者でも無理なく飼育が可能です。
ラパーマのオスとメスの違い
猫種だけでなく、オス・メスによっても、甘えんぼだったり社交的だったりと性格や特徴は変わってきます。
オス・メスそれぞれの性格の違いや行動を知ることで、どんな飼い方しつけ方をしたらいいかなども分かるので、きちんと知っておくことが大切です。
ラパーマの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:体重約4kg~6kgでメスよりもやや大きいです。
メス:体重約3.5~4.5kgでオスよりもやや小さいです。
ラパーマをお迎えする値段は?
こんな性格や特徴を持ったねこちゃんを実際にお迎えする際にはどのくらいの値段で家族にすることができるのでしょうか?
ラパーマの価格相場は、15万~40万円です。
ただし、ブリーダーさんから引き取る場合や、保健所、里親譲渡会などでお迎えする場合には値段が変わってきます。
わんちゃんの年齢にこだわりがなかったり、手間のかからない子が欲しいと感じるのであれば、里親としてお迎えするのもいかがでしょうか。
ラパーマの特徴
猫種によって色や柄、外見はそれぞれ違いがあります。
またそのような外見の特徴を掛け合わせたミックス猫も今人気が高くなっています。
ラパーマの毛色やミックス猫にはどのような子がいるのか、見ていきましょう。
ラパーマの毛色にはどんなものがある?
ラパーマの毛の色や柄にはどんなものがあるのでしょうか?
チョコレート、シルバー、ライラック、タビー、シールポイントなどがあります。
ラパーマのミックス猫
最近増えているミックス猫。
ミックス猫はお母さん・お父さんの猫種の性格や愛らしい部分、美しい部分を引き継いでいるため人々を魅了しています。
また、純血種はその猫特有の遺伝病を受け継ぎやすいのですが、ミックス猫の場合そのような遺伝的な病気のリスクが改善されていたり、病気になりにくくなったりと寿命が純血よりも長いという特徴もあります。
ラパーマのミックス猫にはどのような種類があるのでしょうか。
ラパーマに似た猫種
うちの子の種類は本当にラパーマ?そんな疑問を持ったことはありませんか?
交配の段階で枝分かれした同じ血を分かち合っているかもしれない似ている猫種もご紹介!
性格や体格、特徴がなんとなく違うかも?と思ったらこちらの猫ちゃんたちも確認してみてください。
ラパーマの飼い方としつけ方
猫種によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
もちろん、個体の性格によってしつけ方も全く変わってくるので、目安になります。
適切な飼い方をしてあげることで、猫ちゃんの健康寿命を延ばすことができます。
ラパーマに適切な飼い方・しつけ方をご紹介!
ラパーマはもともとはワーキングキャットとして農場での害虫駆除をしていた猫ですので、そのハンターとしての名残が強く残っています。
このため非常に活発で体を動かすのが大好きな猫です。
運動不足ですとストレスが溜まってしまいますので、十分に運動できる環境を整えてあげる必要があります。
上下運動が出来るように、キャットタワーやキャットウォークを設置するなどして自由に運動出来る工夫をしましょう。
またラパーマは、賢く従順で犬のような性格のためしつけのしやすい猫です。
たくさんのことをすぐに覚えられるため、初心者でも無理なくしつけることが出来ます。
甘えん坊な猫なので、十分なコミュニケーションを取りながらしつけを行うようにしましょう。
ラパーマは、室内で飼うことに適しています。
昔は室外で飼う事が猫本来の自由のためと言われていましたが、不運な事故や病気・怪我を防ぐため必ず室内飼いしてあげるようにしましょう。
寿命を延ばしてあげるためにも、飼い方や環境は適切なものを選んであげてください
ラパーマにおすすめのエサ
猫ちゃんのエサというのは数えきれないほど販売されており、どれが適切なのかわからなくなってしまいますよね。
主に、体重や年齢、毛の長さや猫種ごとにも販売されています。
ラパーマの体質に合った、健康的に寿命を延ばしてくれるエサの種類を紹介します。
ラパーマは細身の体が特徴の猫ですので、肥満にならないようなエサ選びが重要です。
高タンパクで低脂肪の白身魚を使ったエサなどが良いでしょう。
毛球症の予防のために、便通を良くするオリーブオイルやヒマワリオイルなどが配合されたエサもオススメです。
また、一度病気をしてしまったことがある子は予防に効果的な餌や体調に合わせて適切な餌を与えることが重要です。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
ラパーマの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
ラパーマの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約4000円前後程です。
ラパーマのお風呂のペース
ラパーマのお風呂のペースは、巻き毛の長毛が特徴のラパーマは、グルーミングの際に抜け毛を飲み込んでしまい消化器官に抜け毛が詰まる「毛球症」になりやすい猫です。
このため日頃の抜け毛ケアがとても重要です。
毎日のブラッシングだけでなく、1ヶ月に1回はコームでしっかりと毛のもつれを取った後シャンプーをしましょう。
ラパーマにおすすめのグッズ
ラパーマを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
運動量が多く活発な性格のため、キャットタワーやキャットウォークの設置がオススメです。
また甘えん坊で飼い主と一緒に遊ぶことが大好きですので、猫じゃらしやボールなど一緒に遊べるオモチャも準備すると良いでしょう。
長毛種の猫で毛球症になりやすいため、コームなどのケア用品は必ず準備するようにしましょう。
長毛種のケアに用いられるピンブラシやスリッカーブラシがオススメです。
平均寿命はどのくらい?いつまで一緒にいられる?
ペットとしての猫の歴史を見てみると室内外や適切な飼い方によって、飼い猫の平均寿命は延びていると言われています。
猫種によって大まかな平均寿命はありますが、適切なしつけや餌の与え方、飼い方をすることで猫の寿命は左右されます。
ラパーマの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いねこちゃん。
2015年に一般社団法人ペットフード協会が調査した猫全体の平均寿命は14.85歳でした。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、猫種によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
ラパーマの平均寿命は13年前後です。
ラパーマのかかりやすい病気
猫種の体質によって、かかりやすい病気や平均寿命は様々です。
愛猫のかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
スキンシップや、ご飯の食べるスピード・おトイレの状態など、猫ちゃんの健康状態を確認できるタイミングは多数あります。
動物は言葉を離せませんし、猫という生き物は痛みを我慢できてしまう動物です。
普段の生活に気を配り、少しでも体調が悪そうと感じたらすぐに病院へ行くようにしましょう。
ラパーマがかかりやすい病気
ラパーマがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
ピルビン酸キナーゼ欠損症、毛球症
ラパーマのよく使う薬・サプリ
美しい被毛を維持するために必要なオメガ3脂肪酸・サーモンオイル、活力維持のためのクエン酸・リンゴ酸、毛球症の改善にオリーブオイルやヒマワリオイルが使用されます。
ラパーマの治療平均的な値段
猫を飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
治療費など値段を確認し満足に払えるか吟味した上でねこちゃんをお迎えするようにしましょう。
ピルビン酸キナーゼ欠損症は遺伝病のため、大きな病院や専門機関での遺伝子検査が必要です。
検査料含め一般的に初診で2万3000円程度かかります。
重症で入院が必要になると60000円以上はかかります。
ラパーマを飼っている主な著名人
現在調査中
ラパーマに関するまとめ
ラパーマの歴史が分かると性格やしつけ方についても何となく見えてくる気がしませんか?
ねこちゃんの特徴や性格が分かるとより愛着も沸くものです。
ラパーマはまだ新しい品種の上、希少種であまり見かける機会の少ない猫です。
自然発生した猫ですので、遺伝的な疾患もなく健康で非常に飼いやすいのが特徴です。
またウェーブのかかった被毛やアーモンド型の瞳を持つ非常に美しい猫です。
性格も温厚で賢く、飼育がしやすいことから「見た目も中身も完璧」と言われることもあります。
被毛のお手入れには手間がかかりますが、性格的には非常に飼いやすい猫です。