キャバリアキングチャールズスパニエルの寿命はどれくらいなのでしょうか?
もちろん、愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、キャバリアキングチャールズスパニエルのかかりやすい病気やその予防法、犬種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
キャバリアキングチャールズスパニエルの平均寿命は?
キャバリアキングチャールズスパニエルの平均寿命は9歳から14歳と言われています。
獣医学の進歩などの要因から犬の寿命も少しづつ伸びてきているようですが、キャバリアキングチャールズスパニエルの9歳から14歳というのは一般的な犬の寿命と比べても平均的と言えるでしょう。
キャバリアキングチャールズスパニエルの寿命と長生きするコツ
キャバリアキングチャールズスパニエルの寿命に限ったことではありませんが、屋外で生活させるよりも室内での生活の方が長生きする傾向があるようです。
外での生活になると生理的ストレス、心理的ストレス、物理的または化学的ストレスによって、室内生活よりも寿命が短くなると見られているようです。
元来、キャバリアキングチャールズスパニエルは弱心臓の種類なので温度差のある屋外の生活は不向きです。
室内生活の場合室内温度は23度から25度程度にし、湿度にも注意する必要がありますが、彼らの健康を考えると特に室内温度には気を配らなければなりません。
キャバリアキングチャールズスパニエルは運動も大好きですので適度な運動は彼らの健康維持、ひいては寿命を延ばすということにも繋がります。
室内では床がフローリングの場合滑りやすく、怪我にも繋がりかねないのでカーペットを敷き詰めるなどの配慮が必要です。
また、彼らはコミュニケーションが大好きな犬種ですが、それでも、やはり、きちんとしたパーソナルスペースは設けるようにしましょう。
次に食事についてです。
まず、肥満になるような食生活は避けるようにしましょう。
暑さには弱いので散歩の際には気温に注意しつつ、1日に2回、30分程度でいいでしょうが、熱中症などの早期発見または予防に役立てられるように毎日の散歩で彼らの様子をよく把握しておく必要もあるでしょう。
キャバリアキングチャールズスパニエルのかかりやすい病気は?
キャバリアキングチャールズスパニエルが掛かりやすい病気としてはキアリ様奇形、これは後頭骨の先天性奇形です。
次に白内障、これは水晶体が白く濁って視力障害を起こす病気です。
さらに僧帽弁閉鎖不全症、これは犬で多く見られる心臓病です。
これらの他、膝蓋骨脱臼があります。
これは膝の関節にある皿が正しい位置からずれる病気です。
キャバリアキングチャールズスパニエルでは膝関節を構成する組織に先天的異常がある場合があります。
ですので、膝蓋骨脱臼は遺伝的要素が関わっている可能性があります。
キャバリアキングチャールズスパニエルの病気のサイン
キャバリアキングチャールズスパニエルのかかりやすい病気のサイン(症状)を覚えておくことはとても大切です。
まず、キアリ様奇形です。
この病気を発症している場合、耳や首回りを繰り返し掻いたり、首を片方に傾けた状態でいたりします。
次に白内障です。
これは水晶体が白濁する病気でキャバリアキングチャールズスパニエルの場合、比較的若いうちの発症があります。
次に、僧帽弁閉鎖不全症です。
この病気の初期状態では、特に症状と言えるものはなく、診断で心臓の活動が活発なときに見られる雑音を指摘される場合のみということもあります。
次に膝蓋骨脱臼です。
この病気は軽度ですと、たまにスキップ歩きをする程度の場合もあり、その一方で重度ですと、足を伸ばすこともできず、着地もできないくらい後足が変形していることがあります。
病気の予防法と対処法
キャバリアキングチャールズスパニエルは関節の病気に気を付けないといけない犬種なので、子犬の頃からの過度な散歩は避けた方が良いでしょう。
最初のうちは外の雰囲気に慣れさせる程度で、徐々に時間を伸ばしていき、目安として朝夕の2回、1回あたり10分~15分、とはいえキャバリアキングチャールズスパニエルは関節の病気だけでなく肥満が誘発する恐れのある病気に注意を払う必要があります。
また、個体差を考えるとそれぞれに合わせた散歩量を取ってあげる必要があるでしょう。
キャバリアキングチャールズスパニエルの老化のスピード
キャバリアキングチャールズスパニエルの平均寿命は9歳から14歳と言われていますが、一般的に小型犬の場合、2歳で人年齢25歳に相当する成長を見せます。
その後の各1歳ごとを人年齢に換算すると、キャバリアキングチャールズスパニエルの場合、5.77歳となっています。
ですので、キャバリアキングチャールズスパニエルは人年齢で言えば、およそ60歳から95歳の範囲の寿命ということができるでしょう。
キャバリアキングチャールズスパニエルの老化に伴う外見の変化
飾り毛が特徴的なキャバリアキングチャールズスパニエルの毛はとても柔らかいので、老化に伴い徐々に毛の色が薄くなっていきます。
また、歯周病の影響から歯肉が腫れたり、歯周組織の破壊により歯槽骨が次第に溶けてしまい、歯が抜けたりもします。
キャバリアキングチャールズスパニエルに似た犬種
老犬におすすめの食べ物は?
老齢期になると、食欲不振が起こりがちになるので、少量で栄養を十分摂れる高たんぱくのバランスのよいものを選びましょう。
肥満が心配であれば、低カロリーのものに切り替えるなど柔軟な対応が必要です。
また、消化機能も弱くなってくるので、消化吸収が良く身体に負担の少ない無添加のものも良いでしょう。
さらに、腎臓機能も弱まってくるので塩分の取り過ぎには要注意です。
キャバリアキングチャールズスパニエルに適した散歩の量は?
キャバリアキングチャールズスパニエルは関節の病気に気を付けないといけない犬種なので、子犬の頃からの過度な散歩は避けた方が良いでしょう。
最初のうちは外の雰囲気に慣れさせる程度で、徐々に時間を伸ばしていき、目安として朝夕の2回、1回あたり10分~15分、とはいえキャバリアキングチャールズスパニエルは関節の病気だけでなく肥満が誘発する恐れのある病気に注意を払う必要があります。
また、個体差を考えるとそれぞれに合わせた散歩量を取ってあげる必要があるでしょう。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
キャバリアキングチャールズスパニエルは陽気かつ温厚、運動好き、また甘えたがりといった一面を持ち合わせ、基本的には落ち着きのある寛容な性格と言われています。
が、あまりにもやかましい環境などは苦手ですので、それがストレスとなり、噛み癖が身に付くこともあります。
また、人とのスキンシップ不足や散歩不足など人からの愛情を感じられない場合、または引っ越しなど生活環境が急激に変わったりした場合などにもストレスを覚えるようです。
その結果、下痢や軟便になってしまうことがあります。
キャバリアキングチャールズスパニエは寂しがり屋ですので室内に閉じこもりがちになるとストレスを溜めることになってしまうかもしれません。
彼らとのスキンシップを大切にして出来るだけストレスを溜めさせないようにしましょう。
キャバリアキングチャールズスパニエルの寿命に関するまとめ
柔らかい飾り毛が特徴的で、陽気かつ温厚、運動好き、また、甘えたがりといった一面を持ち合わせ、基本的には落ち着きのある寛容な性格と言われているキャバリアキングチャールズスパニエですが、心臓が弱い犬種なので温度差のある屋外での生活より温度や湿度などがしっかり調整された室内での生活のほうが断然良いでしょう。
そんな彼らでも老齢期には食欲不振に陥ったり、いろいろな病気を発症するかもしれません。
常日頃から彼らの様子をしっかりと把握して、それに上手に対応していくことが彼らの健康維持、ひいては寿命を伸ばすことに繋がることでしょう。