ソフトコーテッド・ウィートンテリアの寿命はどれくらいなのでしょうか?
もちろん、愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、ソフトコーテッド・ウィートンテリアのかかりやすい病気やその予防法、犬種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
ソフトコーテッド・ウィートンテリアの平均寿命は?
ふわふわのカールした体毛につぶらな瞳のソフトコーテッド・ウィートンテリアの平均寿命は12年~15年と言われています。
アイルランド原産の犬種の中では最も古い犬種の一つとされていてネズミやモグラなどの小型の害獣駆除や家畜の番犬として飼育されていました。
ソフトコーテッド・ウィートンテリアの寿命と長生きするコツ
ソフトコーテッド・ウィートンテリアはテリア系の犬種の中でも元気で勇敢で利口な性格です。
家族に対して愛情深い性格を見せる反面、知らない人物には警戒心を剥き出しにします。
知らない人ばかりの場所に連れて行くと警戒して吠えっぱなしになったりするので、お祭りなどには様子を見て連れて行きましょう。
臆病な一面もある為、花火などは驚き過ぎてストレスになる可能性があります。
体毛がからまりやすくもつれやすい為、毎日ブラッシングかコーミングをする様にしましょう。
躾は入りやすい性格ですが、怒られるとソフトコーテッド・ウィートンテリアがやる気を失ってしまいます。
褒めて伸ばすを基本にしましょう。
活発な犬種なので運動時間をしっかり確保する必要があります。
毎日与えるフードも活発な愛犬の体をケアできるフードを選ぶ事も大切です。
購入する際は飼育環境や飼い主のスケジュールがソフトコーテッド・ウィートンテリアに適しているかよく考えてから購入を決めましょう。
ソフトコーテッド・ウィートンテリアのかかりやすい病気は?
ソフトコーテッド・ウィートンテリアがかかりやすい疾患は様々ですが、知識として覚えておく事は発症を早期発見する為にとても重要です。
重要性の高い病気だけでも覚えておきましょう。
運動能力が著しく劣る筋ジストロフィーや白内障や緑内障、瞼が内側にめくれてしまう眼瞼内反症や、アレルギー性皮膚炎などの皮膚疾患、外耳炎などの耳疾患にかかりやすいと言われています。
先天的に網膜形成不全や若年性白内障などを持っている可能性もあるそうです。
飼育する際は動物病院での検査をお勧めします。
ソフトコーテッド・ウィートンテリアの病気のサイン
ソフトコーテッド・ウィートンテリアがかかりやすい病気には命に係わる重大なものも含まれています。
病気の初期症状、サインを発見し早期治療に努めましょう。
筋ジストロフィーは遺伝が原因とも言われていて、主に筋肉の弱体化、遅い成長、食事を食べるのが遅い、よだれが異常に多い、あまり動こうとしない、筋肉が固い、筋肉が痙攣する、歩行に異常が出る、足や背中がたわんでいる、舌の肥大などが症状として挙げられます。
最終的には死に至る病気ですが、病気の進行速度は個体差があるようです。
白内障は瞳の水晶体が白く濁り視力が落ちて行きます。
緑内障は痛みを伴う為、犬が目を気にする仕草を見せたり、顔を擦りつけたり、痛む目を閉じたままになってしまったりします。
眼瞼内反症は瞼が内側にめくれてしまうのですが、緑内障と同様目を気にする仕草を見せます。
アレルギー性皮膚炎等は激しい痒みで体中を掻き毟ったり、毛が抜けてしまったりします。
外耳炎は耳を異常に痒がり、耳からは酷い悪臭がします。
病気の予防法と対処法
人間でいうスポーツ選手並みに体力があり活発なソフトコーテッド・ウィートンテリアは朝と夕に1時間づつ運動をする必要があります。
ただ歩くだけではなく、ジョギングを交えたり、ダッシュなどを組み込んだ散歩をしましょう。
賢い犬種なのでボール遊びやフリスビーなどを覚えさせて遊んであげる事も良いでしょう。
定期的にドッグランへ連れて行き自由運動をさせてあげる事も必要です。
しかし、楽しい事が大好きな犬種なのでノーリードで放している時にボールや注意を引かれるものがあるとそちらに向かって走り出してしまいます。
興奮していると庭の脱走防止用フェンスも飛び越える危険があるので気をつけましょう。
ソフトコーテッド・ウィートンテリアの老化のスピード
平均寿命が12年~15年のソフトコーテッド・ウィートンテリアはあまり老化を感じさせない犬種です。
元より元気いっぱいな犬種なのですが10歳を過ぎた辺りからあまり走らなくなったり、ジャンプができなくなったり、食欲が落ちてフードを残す様になったり、寝てばかりいるようになったりと老齢化が見える様になってきます。
ソフトコーテッド・ウィートンテリアの老化に伴う外見の変化
ソフトコーテッド・ウィートンテリアは活発な犬種の為、あまり見た目に老齢化が見えない可能性があります。
かなりの年齢になっても元気に歩いている事が多いです。
しかし、老齢化が進む白内障や緑内障等の目の病気を発症したり、フードを残したり、躓く事が多くなったりと行動や病気が老化現象の一つとして見られる事が多くなるでしょう。
10歳頃を過ぎたら様々な老化現象が出てくるので、日頃の健康チェックは忘れなようにしましょうね。
ソフトコーテッド・ウィートンテリアに似た犬種
老犬におすすめの食べ物は?
ソフトコーテッド・ウィートンテリアはとても活発な犬種です。
一日の運動量が多い上に元気な愛犬には栄養バランスが整ったフードを選ぶ必要があります。
動物性タンパク質が豊富で脂肪燃焼を助けるビタミンB1、B2などを多く含むものが最適ち言われています。
中にはアヒル肉を使用したフードなどもあり、活発な犬種には最適と言われています。
皮膚が弱い犬種でもある為、皮膚のケアに良いとされている栄養素が入っているとさらに良いです。
アレルギー性皮膚炎になる可能性がある為、フードは無添加で、グルテンフリー(穀物を一切使わない)ヒューマングレード(人の口に入るものと同等の品質基準の食材を使用)のものを選ぶようにしましょう。
ソフトコーテッド・ウィートンテリアの老齢化が進んだらこのフードをふやかしたり、缶詰めやパウチタイプのフードと混ぜたりし食欲を刺激しましょう。
ミルクをかけてあげるのもお勧めです。
茹でたささみやラム肉を細かくしてフードに混ぜて与える事も食欲増進の一つの手ですよ。
ソフトコーテッド・ウィートンテリアに適した散歩の量は?
人間でいうスポーツ選手並みに体力があり活発なソフトコーテッド・ウィートンテリアは朝と夕に1時間づつ運動をする必要があります。
ただ歩くだけではなく、ジョギングを交えたり、ダッシュなどを組み込んだ散歩をしましょう。
賢い犬種なのでボール遊びやフリスビーなどを覚えさせて遊んであげる事も良いでしょう。
定期的にドッグランへ連れて行き自由運動をさせてあげる事も必要です。
しかし、楽しい事が大好きな犬種なのでノーリードで放している時にボールや注意を引かれるものがあるとそちらに向かって走り出してしまいます。
興奮していると庭の脱走防止用フェンスも飛び越える危険があるので気をつけましょう。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
テリア系の犬種は気性が荒く、独立心が強い犬種が多いと言われていますが、ソフトコーテッド・ウィートンテリアは活発で愛情深く、子供や他の動物とも仲良くなれる社交性を持ち合わせています。
とても賢い犬種なので躾の際はあまり怒らず、駄目な事と良い事の区別をはっきり教えてあげると様々な事をすんなり覚えるでしょう。
あまり怒り過ぎてしまうと攻撃的になったり、飼い主の言う事を無視する様になったりします。
運動時も主導権は飼い主がしっかり握って十分な運動を行ってあげましょう。
運動不足になるとソフトコーテッド・ウィートンテリアがイライラして飼い主の話を聞かなくなったり、閉鎖的な性格になってしまう事もあります。
定期的に散歩のついでにボール遊びなどでコミュニケーションを取り、沢山褒めてあげましょう。
アウトドアな一面もあるので山や海み連れて行くのも良い気分転換です。
しかし、一度トラウマになると一生忘れない犬種なので新しい事はあまり無理をさせずに見守ってあげましょう。
ソフトコーテッド・ウィートンテリアの寿命に関するまとめ
アイルランド原産のソフトコーテッド・ウィートンテリアは由緒正しい血統である犬種です。
活発で勇敢な犬種なので何でも覚えてこなしていくバイタリティがあります。
運動が嫌いな飼い主にはお勧めできませんが、アクティブな性格の飼い主には運動のパートナーとしてぴったりな犬種です。
そんなソフトコーテッド・ウィートンテリアの健康を守る事が飼い主の務めでもありますよね。