こちらを見つめるフクロウ

フクロウが夜に鳴く鳴き声の意味や、威嚇している時の鳴き方とは

フクロウが夜に鳴く鳴き声には、どんな意味があるかご存知ですか?フクロウは夜行性なため、昼間に鳴くことはあまりありませんが、鳴き声の意味や威嚇している時の鳴き方を知って、フクロウが何を伝えようとしているのか分かってあげましょう。

フクロウの鳴き声は、個体差もありさまざまですが、「ホーホー」と鳴くイメージが強いのではないでしょうか。

フクロウの鳴き声を聞いたことがありますか?

しかし、フクロウはどんな意味があって鳴いているのか気になりますね。

昼間はほとんど聞くことのないフクロウの鳴き声ですが、夜や明け方になると鳴くこともあります。

そこで今回は、フクロウが夜に鳴く鳴き声の意味や、威嚇している時の鳴き方についてご紹介します。

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フクロウが夜に鳴く鳴き声の意味は?

暗いところにいるフクロウ

フクロウは夜行性なため、昼間は体力を温存するために止まり木などで体を休めており、昼間に鳴き声を聞くことはあまりありません

フクロウはあまり鳴かない鳥とされていますが、それは事実ではなく夜に鳴く鳥です。

鳴き声は一般的に「ホーホー」ですが、フクロウによっては「クックックー」や「チェーチェー」、「ミャミャミャー」など個性ある鳴き声で鳴くこともあるため、自分の家のフクロウの鳴き声を知っておくことが鳴き声の意味を知る上でも大切です。

ここでは、フクロウが夜に鳴く鳴き声の意味について見ていきましょう。

野生のフクロウ

野生のフクロウが夜に鳴く鳴き声に多い「ホーホー」は、オスがメスに求愛している鳴き声です。

また、自分の縄張りに他の動物が入ってきた時も「ホーホー」と鳴き、縄張りであることを主張しています。

同じ「ホーホー」という鳴き声ですが、意味がまったく違ってきますね。

オスのフクロウには喉袋があり、喉袋を膨らませたり縮ませることで「ホーホー」と鳴き声を出していますが、メスのフクロウには喉袋がないため「ホーホー」とは鳴かずに「ホッホッホッ」と短く鳴いてオスに答えています。

飼育されているフクロウ

ペットとして飼育されているフクロウも夜に「ホーホー」と鳴き声を出しますが、餌鳴きであることが多く、お腹が空いている意味となるので食事量を増やしてあげるなどの見直しが必要です。

野生のフクロウであれば、成長するにつれ餌鳴きはなくなってきますが、自分で餌を捕食することのできない環境のフクロウでは、餌が欲しいことを訴えているのです。

また、家の外の音に反応したり、何か怖いと感じている時も鳴くことがありますよ。

ペットとして飼育されているフクロウでは、「ホッホッホッ」短く鳴き声を出すのはご機嫌な意味なので、「ホーホー」よりも「ホッホッホッ」と鳴いてもらえるようにしたいものですね。

フクロウが威嚇している時の鳴き方は?

フクロウが威嚇する時の鳴き方も個体差がありますが、顔つき仕草などからも威嚇していることが分かるため、フクロウが威嚇している時は手を出さないようにしてください。

フクロウは猛禽類であり、肉食獣であることを忘れてはいけません。

よっぽどのことがない限り人を襲うことはありませんが、鋭い爪やくちばしは凶器ともなるため、威嚇している時は注意が必要です。

ここでは、フクロウが威嚇している時の鳴き方について見ていきましょう。

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大きな絶叫をあげる

フクロウが威嚇している時の鳴き方は、「ギャァァァ!」「ギャーギャー」などの大きな絶叫です。

とても大きな鳴き声なため、近所迷惑にもなりかねません。

羽根を大きく広げて自分を大きく見せながら鳴いたり、くちばしを大きく広げる、くちばしを鳴らすなど、威嚇の仕草はフクロウによって違います。

威嚇なのか嬉しいのかわからない鳴き声も

フクロウの頭を撫でたり、顔周りを触ると、「ピィィィィィ」「キュルキュル」「ギャー」などの鳴き声を出すことがあります。

嫌がって威嚇しているのかと思いきや、くちばしで甘噛みするなど、嬉しいのか威嚇しているのか鳴き声だけでは判断が難しいことも多々あります。

ただ、声の大きさや、うっとりした表情だったり、可愛い表情で飼い主さんを見ている時は、威嚇ではないため、鳴き声と一緒にフクロウの様子で判断してあげましょう。

フクロウの鳴き声に慣れてくると、何を言っているのかわかるようになるという飼い主さんも多いようですよ!

フクロウの鳴き声は大きい?小さい?

目を閉じるフクロウ

フクロウの鳴き声は「ホーホー」とお伝えしましたが、意外にも大きな声であることにビックリされる方も多いです。

オスのフクロウの鳴き声は2km先まで響くというのですから、近所迷惑を考えるとペット飼育可能なマンションや一軒家でなければ飼うことは難しいですね。

それでは、メスのフクロウはどうでしょうか?

余談ではありますが、ここではメスのフクロウの鳴き声について見ていきましょう。

メスのフクロウの鳴き声は小さい

メスのフクロウにはオスにある喉袋がないため、「ホーホー」と大きな鳴き声を出すことはできません。

オスの鳴き声が2km先まで響くのに対して、メスの鳴き声は「ホッホッ」と短く、100m先に響くかどうかです。

オスに比べればとても小さいメスの鳴き声ですが、それでも100m先まで響くのですから飼育する時にはペット飼育可能な物件を選ばなければいけません。

フクロウを鳴かせないためにできる事

フクロウは夜行性なため、夜に鳴くことが多いです。

夜中に大きな鳴き声や威嚇している鳴き方をされてしまうと、苦情がきてしまったりご近所トラブルにもなりかねません。

犬のように鳴くことをしつけて止めさせることはできませんが、フクロウをなるべく鳴かせないようにすることはできます。

フクロウが夜に鳴いたり、威嚇するのはストレスが原因であることが多いため、餌の量の見直し、ケージ内の環境の見直し、室内環境の見直しをしてみましょう。

フクロウにとってストレスを感じる原因となるものを取り除いてあげることで、大きな鳴き声を出すことは減りますよ。

フクロウは話すことはできませんが、鳴くということは何かを伝えようとしていることなので、鳴き声の意味を理解して対処してあげられるようになりましょう。

フクロウの鳴き声の意味を知ろう|まとめ

今回はフクロウが夜に鳴く鳴き声の意味や、威嚇している時の鳴き方についてご紹介しました。

フクロウは鳴かないから飼いやすいと誤解されていることも多く、あとあとご近所トラブルになることも少なくありません。

フクロウは犬や猫のような大きな声で鳴くこともあり、威嚇している時の絶叫は驚くほど大きな鳴き声です。

しかし、フクロウは意味もなく鳴いているわけではないため、鳴き声の意味をしってしっかり対処してあげましょう。

フクロウのストレスが減れば、夜の鳴き声や威嚇されることも減りますよ!

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