オカメインコの基本情報
- 原産国、地域 オーストラリア
- 一般的な体重 0.08~0.18kg
- 一般的な体高 体高約30~33cm
オカメインコの名前の由来
日本では「オカメインコ」と呼ばれていますが、オウム目オウム科に属したオウムの中で1番小さな種類です。
名前の由来は見た目通りで、頬の部分に当たる赤い丸(チークパッチ)がオカメに似ていることから名づけられました。
オカメインコの歴史
オカメインコにはどのような歴史はがあるのでしょうか?
ペットとしての歴史は、200年ほど前オーストラリアの内陸部に生息しているところ、イギリス人が本国に持ち帰ってペットとして広まりました。
日本でペットとして本格的に普及されはじめたのは明治末期の1910年代で、ペットとしての歴史はとても長いです。
当時はセキセイインコと比べて人気が低く、1960年頃手乗り文鳥やインコブームの到来をきっかけに、日本では販売価格が高騰したといわれています。
オカメインコの性格や特徴
オカメインコには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
それぞれの性格や特徴をきちんと知っておくことでペットが長生きし(寿命が延び)、一緒に過ごせる大切な時間が増えることにも繋がります。
意外と知らないオカメインコの性格が見えてくるかもしれません♪
オカメインコの性格
飼鳥の中では比較的大型の部類です。
全長30cmのうち半分は尾羽で、大きな特徴は冠毛と頬のチークパッチです。
最近ではチークパッチの無いホワイトフェイスも出回っています。
オカメインコは喜怒哀楽の表現が豊かで、人懐こくとても甘えん坊です。
冠羽の広がり方で、気持ち、心情が理解しやすい鳥です。
基本穏やかな性格ですが、その反面とても臆病な所があります。
恐怖や不安などから鳴きながら飛びまわってオカメパニックを起こし、身の回りの物や壁にぶつかってケガをする事もあるので注意が必要です。
オカメインコの毛色
オカメインコの毛の色や柄はこんな種類があります。
ノーマルグレー、ルチノー、シナモン、パイド、パール、ホワイトフェイス、オリーブ、ホワイトフェイスルチノー、ファロー、シルバー、イエローフェイス、パステルフェイス
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オカメインコの飼い方としつけ方
種類によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
室内で飼う方が適しているペットもいれば、逆に屋外で飼う方がストレスがたまらず快適に過ごせるペットもいます。
もちろん、性格によってしつけ方も全く変わってきます。
オカメインコに合わせた飼い方・しつけ方を解説します。
オカメインコを飼う場合、温度管理がとても大切になります。
室温は27度前後で20度を下回らないよう管理しましょう。
神経質な所があり、突然の物音や見慣れない物などに驚いて「オカメパニック」を起こすことがあります。
もし、パニックを起こしたら小さな声で名前を呼ぶなどして落ち着かせてあげましょう。
他の鳥と同居させる場合、自分より後に飼われた小さな鳥を虐めてしまうことがあるので、難しいようなら別のケージにしましょう。
他のインコと比べると、オカメインコは脂粉が多くたくさん空気中に散らばるため、喘息や気管支系に問題のある人が家族にいる場合はあまりおすすめできません。
おしゃべりはあまり得意なほうではないですが、根気よく教えれば簡単な言葉くらいなら覚えます。
室内と屋外どっちで飼うのに適している?
オカメインコは、室内飼いが基本です。
インコの適温は27度前後で、1年中室内温度をしっかり温度管理をする必要があります。
寒い季節はインコが風邪を引かないように、暑い季節はインコが熱中症にならないように温度管理を徹底します。で飼うことに適しています。
オカメインコのオスとメスの違い
オカメインコオス・メスそれぞれの性格の違いや行動はあるのでしょうか?
オカメインコの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:【ノーマル、パイド、ファロー】顔から後頭部までが鮮明な黄色で、チークパックのオレンジ色が濃く、尾羽と風切羽は黒に近いグレー色です。
【パール】成長とともにパール模様が消えます。
【ルチノー、アルビノ】オスのほうが体も頭もでかく冠羽が立派なことで見分けます。
【ホワイトフェイス】顔から後頭部までが鮮明な白色で、チークパックのオレンジ色が濃いです。
メス:【ノーマル、パイド、ファロー】顔は薄いグレーにわずかに黄色が入り、チークパックの色が薄いです。
【パール】成長してもパール模様がきれいに出ます。
【ルチノー、アルビノ】尾羽、風切羽の模様がわずかに見られ、オスより体が小さめです。
【ホワイトフェイス】顔は薄いグレーにわずかに白色が入り、チークパックの色が薄いです。
オカメインコのおすすめのエサ
ペットのエサは数えきれない種類があります。
何を選べばいいかわからない人も多いと思いますが、エサもペットによって様々です。
オカメインコの体質に合った、健康的で長生きすることにつながるエサの種類を紹介します。
野生のインコは、植物や種子、果物、ときには昆虫なども食べますが基本粗食です。
基本の食事はシード類とペレット類を主食として食べさせます。
どちらかだけでもいいのですが、それぞれに良い点があるので、できれば両方与えられるといいです。
さらに、副食としてボレー粉、青菜などを組み合わせることでバランスのよく栄養を摂取できます。
シード類は自然の餌により近い皮付きがおすすめです。
インコの飲み水は水道水で問題ありません。
塩素が気になるなら、浄水器の水か、沸騰させ冷ました水を与えてもいいです。
オカメインコの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
オカメインコの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約1,000~2,000円です。
オカメインコのお風呂のペース
インコはお風呂には入れませんが、水浴びはします。
水浴びは羽の汚れ、ダニなどの寄生虫を落としたり、健康を保つのに必要です。
個体によっては水浴びを嫌がったり、水浴びが好きだったり様々で、水を怖がってしまうため水浴びをまったくしないオカメインコもいます。
水浴びの頻度は個体によって違いがあるので、様子を見て水浴びさせます。
水浴びの後は、体が冷えてしまうので室温に気をつけてあげましょう。
オカメインコにおすすめのグッズ
オカメインコを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
インコはカラフルなものに反応したり、ブランコやハシゴを登ったりと、おもちゃで遊ぶのが大好きです。
いろいろなおもちゃがあるので、好みを選んで入れてあげるとよいです。
ただ、おもちゃを急に見せると怖がってしまうインコもいるので、おもちゃは突然ケージに入れずに、はじめはケージの近くに置いたり、外で見せたりしましょう。
興味を示すようになったらケージの中にいれても大丈夫です。
オカメインコのかかりやすい病気
体質によって、かかりやすい病気は様々です。
自分のペットのかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
オカメインコがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
皮膚腫瘍:体の各部に腫瘍ができます。
メガバクテリア症:メガバクテリアによる感染で、胃炎を起こすため嘔吐したり、食欲不振になります。
オカメインコのよく使う薬・サプリ
「ミネラル」「ヨウ素」「カルシウム」などが含まれているボレー粉(またはカトルボーン)や、ミネラル補給のために塩土やグリットをいつでも食べられるようにするとよいです。
また、小鳥に必要なビタミン類に加えて、必須アミノ酸も配合されている「ネクトンS」をペレットを食べないときや、換羽期など、必要に応じて使いましょう。
オカメインコの治療平均価格
ペットを飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
そして、治療費はペットの種類によってさまざまです。
メガバクテリア症:初診料1000円~1500円診察料1200円、レントゲン検査5000~6000円、便検査1200~2000円、便グラム染色1500~2000円、内服薬1500~2000円。
2回目以降4000円~6000円。
皮膚腫瘍:初診料1000円~1500円、腫瘍除去30000円~50000円、レントゲン3000~6000円、入院1日2000~5000円
オカメインコの平均寿命と価格
オカメインコの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いペットたち。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、種類によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
オカメインコの平均寿命は15~25年です。
オカメインコの価格相場
オカメインコの価格相場は、1~5万円です。
オカメインコを飼っている主な著名人
山崎樹範、錦野旦、哀川翔
オカメインコに関するまとめ
中型のインコとして代表的な種類のオカメインコは、人によく慣れる手乗りインコとして大人気です。
性格は穏やかで、おっとりしたインコが多く、手乗りにすると甘えん坊で、撫でられるのが大好きなインコになります。
1羽で飼うと飼い主さんによく慣れた甘えん坊になることが多いので、初めてインコを飼う人におすすめな品種です。