シロフクロウの基本情報
- 原産国、地域 グリーンランド北部・ユーラシア大陸北部・北アメリカ大陸北部・ロシア
- 一般的な体重 0.7~2.5kg
- 一般的な体高 体高40~65cm
シロフクロウの名前の由来
真っ白な羽毛が由来です。
英名の「Snowy Owl」は、直訳すると「純白のフクロウ」であり、見た目に由来しているようです。
シロフクロウの歴史
シロフクロウにはどのような歴史はがあるのでしょうか?
1758年、自然学者のカロルス・リンネにより報告されました。
シロフクロウの性格や特徴
シロフクロウには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
それぞれの性格や特徴をきちんと知っておくことでペットが長生きし(寿命が延び)、一緒に過ごせる大切な時間が増えることにも繋がります。
意外と知らないシロフクロウの性格が見えてくるかもしれません♪
シロフクロウの性格
シロフクロウは、完全夜行性のフクロウとは異なり、昼行性で日中でも狩りを行うという珍しい特徴を持っています。
鮮やかな黄色い目をしており、鋭く睨みつけているように見えます。
性格は、気性が荒く、人に馴らすことは難しいでしょう。
「森の賢者」と呼ばれる、とても賢いフクロウです。
木の生えていない開けた地域(ツンドラなど)に生息する数少ないフクロウです。
地面に営巣することも特徴的です。
鳴き声は、大きな声で約6回続けて鳴きます。
するどい鳴き声も持ちます。
普段の鳴き声は、「ゴオー、ゴッ、コォー」「ホオー、ゴッ、ホオー」、警戒時は「カアッ、カァッ」とカモメのように鳴きます。
獲物は、小型哺乳類、レミング、鳥、魚などです。
獲物がなく、厳しい状態の場合は死肉を食らうことも厭いません。
渡りの時は、手に入るものであれば何でも捕食します。
木の上にとまらずに、切り株の上にとまることが特徴です。
一腹卵数は、4~5個です。
獲物のレミングの豊富な年には最大8個卵を産みます。
子フクロウは、8週間で巣立ちます。
渡りの習性と、放浪の傾向が強い種類のフクロウです。
繁殖は北極圏で行いますが、冬は南下して、日本では北海道で若鳥を時々観察することができます。
渡来したものは、定着性は弱いです。
シロフクロウの毛色
シロフクロウの毛の色や柄はこんな種類があります。
白、シロ&黒ゴマ
シロフクロウに似ているのは?
シロフクロウに似ている種類のペットはこちら!
アメリカワシミミズク、ベンガルワシミミズク、フクロウ
シロフクロウの飼い方としつけ方
種類によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
室内で飼う方が適しているペットもいれば、逆に屋外で飼う方がストレスがたまらず快適に過ごせるペットもいます。
もちろん、性格によってしつけ方も全く変わってきます。
シロフクロウに合わせた飼い方・しつけ方を解説します。
映画で人気になったシロフクロウですが、非常に気性の荒い性格のため安易に飼うことを考えてはいけません。
また、暑さや湿気に弱いため、春や夏は冷房をつけて、人間が肌寒いと感じる程度の室温を保つことを心がけましょう。
シロフクロウは、大型フクロウのため、狭いケージに閉じ込められていると強くストレスを感じてしまいます。
出来る限り広いケージの中で飼うか、放し飼いができる部屋で飼うようにしましょう。
フクロウは、ペットとしての認知度は高くなく、診療・治療の出来る病院は限られてきます。
もしも、飼っているペットが急に病気になったときに、慌てて病院を探すことが無いように予め病院を探しておきましょう。
シロフクロウは、ペット保険に入れる可能性があるようです(2018年現在)。
ペット保険には入っておいたほうが、いざというときに安心でしょう。
フクロウは、一見大人しそうに見えますが、鳥なので当たり前のように鳴きます。
マンションやアパートで飼育する場合は、防音設備のしっかり整っている場所でなければ騒音トラブルの原因ともなりかねなく、飼育は難しいでしょう。
室内と屋外どっちで飼うのに適している?
シロフクロウは、両方で飼うことに適しています。
シロフクロウのオスとメスの違い
シロフクロウオス・メスそれぞれの性格の違いや行動はあるのでしょうか?
シロフクロウの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:成長したオスは羽の色が真っ白になります。
メス:羽の色は白をベースに黒の縦模様、褐色が入ります。
シロフクロウのおすすめのエサ
ペットのエサは数えきれない種類があります。
何を選べばいいかわからない人も多いと思いますが、エサもペットによって様々です。
シロフクロウの体質に合った、健康的で長生きすることにつながるエサの種類を紹介します。
一口サイズにカットしたマウス、ウズラ、ヒヨコがおすすめです。
マウスは与えすぎると、胃や腸に負担を与えてしまう可能性があります。
フクロウがストレスにさらされているときは、マウスよりもヒヨコを与えたほうがよいでしょう。
シロフクロウの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
シロフクロウの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約7,000円~8,000円です。
シロフクロウのお風呂のペース
これといって、水浴びのペースは特に決まりはないようです。
毎日水浴びする個体も居るようです。
飼っているフクロウが、水浴びが好きな個体であるようなら頻繁に、そうでないなら控えめに、と適宜対応していくことをお勧めします。
環境に慣れてからでないと、水浴びさせるのは難しいようです。
水浴びの代わりに、砂浴びをさせることも可能です。
また、霧吹きで体を濡らしてあげることで、水浴びの代わりとすることも可能です。
シロフクロウにおすすめのグッズ
シロフクロウを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
健康管理用に、適性な体重であることを確認するための体重計が必要です。
フクロウに触れる際に、フクロウの爪から身を守るための厚手の皮の手袋も必要です。
鋭いフクロウの爪をカットするための爪切りも必要です。
フクロウが水を飲んだり、餌を食べたりするための、水入れ・エサ入れも勿論必要になります。
フクロウに餌を与える際に、ネズミやウズラなどの肉を解体する専用のハサミも必要です。
放し飼いをしない場合は、フクロウが止まって休むためのパーチ(止まり木)、フクロウの脚首に着けるアンクレット(犬における首輪)と、アンクレットとパーチを繋ぐための紐であるリーシュも必要になってきます。
また、フクロウが過ごしやすい室温に調整するためにエアコンが必須です。
シロフクロウのかかりやすい病気
体質によって、かかりやすい病気は様々です。
自分のペットのかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
シロフクロウがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
飼育失宣、感染性胃腸炎、絞扼壊死、趾瘤症(バンブルフット)、骨折、呼吸感染症(肺炎・気嚢炎)、アスペルギルス症、吸引中毒、ハジラミ症、熱中症、白内障、角膜腫瘍、眼内出血、尿酸結石、口内炎
シロフクロウのよく使う薬・サプリ
普段の食事で補いきれない栄養素を補給するために、ビタミン剤やカルシウム剤を使われることがあります。
換羽期だけに飲ませる、換羽用ビタミン剤もあります。
また、消化器系を助ける、消化酵素の入ったサプリもあります。
シロフクロウの治療平均価格
ペットを飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
そして、治療費はペットの種類によってさまざまです。
ペット保険に入っていない場合や、ペット保険に入れない場合は、緊急時のために10万円程は用意しておくのがよいでしょう。
肝炎の場合、入院・検査・投薬で5万円ほどかかるようです。
病気の原因がはっきりわからない場合は、原因を調べるために様々な検査が必要になってくるでしょう。
その場合の参考の検査・入院・対処療法費としては、血液検査1万3000円、レントゲン5000円、便検査500~1000円、入院1泊5000円、点滴2500円、注射1000円、となります。
シロフクロウの平均寿命と価格
シロフクロウの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いペットたち。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、種類によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
シロフクロウの平均寿命は25~30年前後です。
シロフクロウの価格相場
シロフクロウの価格相場は、30~60万円です。
シロフクロウを飼っている主な著名人
現在調査中
シロフクロウに関するまとめ
シロフクロウは、ハリーポッターで一躍有名になり、作品のファンは飼ってみたいと思う方もきっと多いであろう人気種だと思います。
ですが、メスオス両方とも気性が荒く、人に懐くこともないため、初心者には決しておすすめすることはできません。
ですので、フクロウ飼育に慣れている方のみに飼育していただけるのが最も望ましいでしょう。
フクロウ飼育に慣れているだけでなく、ペットでも人間でもツンケンした性格が好みの飼い主さんでしたら、ピッタリではないでしょうか。
また、体調を崩しやすいため、しっかりとフクロウの体調管理をしてあげられる、心と金銭面と時間に余裕のある方が飼育の条件となってきます。