サザナミインコの基本情報
- 原産国、地域 メキシコ南部・パナマ西部・ベネズエラ西端・コロンビア・エクアドル・ペルー中央部・ボリビア山岳地
- 一般的な体重 0.04~0.06kg
- 一般的な体高 体高約15cm
サザナミインコの名前の由来
羽にさざ波のような模様があることから、サザナミインコと名付けられました。
サザナミインコの歴史
サザナミインコにはどのような歴史はがあるのでしょうか?
今ではコンパニオンバードとして人気のあるサザナミインコですが、意外とペットとしての歴史は浅く、どのような生態なのか、まだ分からないことが多いインコです。
日本では、動きや色が地味なため、あまり人気がありませんでしたが、イギリスで品種改良が行われたくさんのカラーが生まれたことにより、日本でも人気が出ました。
サザナミインコの性格や特徴
サザナミインコには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
それぞれの性格や特徴をきちんと知っておくことでペットが長生きし(寿命が延び)、一緒に過ごせる大切な時間が増えることにも繋がります。
意外と知らないサザナミインコの性格が見えてくるかもしれません♪
サザナミインコの性格
丸い大きな目と、尾羽が短くずんぐりした愛らしい体型で、インコの中でもカラーバリエーションが非常に豊富です。
おっとりとした動きで、前のめりの姿勢でよちよちと歩いたり、足が器用でエサをつかんで食べるので、インコというよりオウムのような動きに近いです。
性格は、大人しく攻撃性が低いとても優しいインコです。
飼い主に懐くと、すり寄ってきたり、部屋を移動すると一生懸命歩いて追いかけてきたりと、とても愛嬌があります。
鳴き声が小さく、ペア以外の複数飼いもできるインコです。
多産のため、繁殖に適した種類と言えるでしょう。
おしゃべりは、セキセイインコほどではないですが上手です。
サザナミインコの毛色
サザナミインコの毛の色や柄はこんな種類があります。
グリーン、ダークグリーン、オリーブ、ブルー、コバルト、モーヴ、ルチノー、クリームイノ、バイオレット、スパングルグリーンSF、スパングルグリーンDF、スパングルダークグリーンSF、スパングルダークグリーンDF、スパングルオリーブSF、スパングルオリーブDF、スパングルブルーSF、スパングルブルーDF、スパングルコバルトSF、スパングルコバルトDF、スパングルモーヴSF、パイドグリーン、パイドダークグリーン、パイドオリーブ 、パイドブルー、パイドコバルト、パイドモーヴ、パイドルチノー、パイドクリームイノ、ルチノー レースウィング、クリームイノレースウィング
サザナミインコに似ているのは?
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サザナミインコの飼い方としつけ方
種類によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
室内で飼う方が適しているペットもいれば、逆に屋外で飼う方がストレスがたまらず快適に過ごせるペットもいます。
もちろん、性格によってしつけ方も全く変わってきます。
サザナミインコに合わせた飼い方・しつけ方を解説します。
サザナミインコは寒さに強く、暑さに弱いので夏場は注意が必要です。
温度管理と、直射日光も苦手なのであたらないようケージの置き場所も気をつけてあげましょう。
他のインコより水分を多く摂取するため、フンが水っぽく下痢のように見えますが、検便で異常がなければ問題ないです。
サザナミインコは飛ぶより、ほとんど歩いて移動するので、ケージ内は歩いて移動できるように止まり木を設置してあげるといいです。
また、部屋で遊ぼせてもほとんど飛ばず歩き回っているので、踏まないように足元に気をつけましょう。
水浴びが大好きなので、毎日水浴びをさせてあげるか、霧吹きで水をふきかけてあげると喜びます。
1年中水浴びをしますが、寒いからといって水浴びでお湯を使用してしまうと、大事な油分まで落ちてしまうので、水浴びは絶対に水で行いましょう。
室内と屋外どっちで飼うのに適している?
サザナミインコは、室内飼いが基本です。
サザナミインコは寒さには強いですが、暑さと日光に弱いので室外には向いていない種類です。
サザナミインコの適温は10~25度前後で、湿度は高めの60%くらいが好みですが、ケージ内のカビの繁殖には注意が必要です。
温度計、湿度計で毎日チェックしてあげましょう。で飼うことに適しています。
サザナミインコのオスとメスの違い
サザナミインコオス・メスそれぞれの性格の違いや行動はあるのでしょうか?
サザナミインコの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
中型のインコはオスメスの判断が非常に難しいです。
中央尾羽の模様で見分けるのですが、ルチノー、クリームなどは模様がなく見分けができないので、DNA鑑定で判断します。
カラダの大きさは比較的オスのほうが大きいですが、個体によっては小柄なオスもいるのであまりあてにはなりません。
オス:中央尾羽の先端に黒い模様が広く出ており、羽軸に沿って黒い。
メス:中央尾羽の羽軸は黒くないです。
サザナミインコのおすすめのエサ
ペットのエサは数えきれない種類があります。
何を選べばいいかわからない人も多いと思いますが、エサもペットによって様々です。
サザナミインコの体質に合った、健康的で長生きすることにつながるエサの種類を紹介します。
野生のサザナミインコは、主に柔らかいフルーツを食べているためか、他のインコに比べると硬いシード類(粟やヒエなど)をすり潰す機能が弱いです。
なので、硬いシード類を与えるとうまく消化ができず、最悪の場合腸閉塞を起こすことがあります。
このことから、サザナミインコには消化が容易なペレット食を与えましょう。
どうしてもシードを主食にしたい場合は、サザナミインコ専用のシードを使ってみるといいです。
あとは、副食、おやつとして青菜やフルーツを与えると喜んでくれます。
サザナミインコの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
サザナミインコの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約1,000~2,000円です。
サザナミインコのお風呂のペース
インコはお風呂には入れませんが、水浴びはします。
水浴びは羽の汚れ、ダニなどの寄生虫を落としたり、健康を保つのに必要です。
サザナミインコは水浴びが大好きで、霧吹きでお水をかけてあげても喜んでくれます。
水浴びの頻度は個体によって違いがあるので、様子を見て水浴びさせます。
水浴びの後は、体が冷えてしまうので室温に気をつけてあげましょう。
サザナミインコにおすすめのグッズ
サザナミインコを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
インコはカラフルなものに反応したり、ブランコやハシゴを登ったりと、おもちゃで遊ぶのが大好きです。
いろいろなおもちゃがあるので、好みを選んで入れてあげるとよいです。
ただ、おもちゃを急に見せると怖がってしまうインコもいるので、おもちゃは突然ケージに入れずに、はじめはケージの近くに置いたり、外で見せたりしましょう。
興味を示すようになったらケージの中にいれても大丈夫です。
サザナミインコのかかりやすい病気
体質によって、かかりやすい病気は様々です。
自分のペットのかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
サザナミインコがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
毛引き症・自咬症:環境の変化やストレス、皮膚の感染や感想、アレルギー、羽毛への付着物、脂肪の沈着、寄生虫、栄養不良などが原因です。
トリコモナス症:トリコモナスという原虫が、親鳥の口やさし餌器具などから感染します。
卵詰まり:産卵過多やカルシウム不足、日光不足、寒さなどが原因で、卵が卵管に詰まる病気です。
メガバクテリア症:メガバクテリアによる感染で、胃炎を起こすため嘔吐したり、食欲不振になります。
サザナミインコのよく使う薬・サプリ
「ミネラル」「ヨウ素」「カルシウム」などが含まれているボレー粉(またはカトルボーン)や、ミネラル補給のために塩土やグリットをいつでも食べられるようにするとよいです。
また、小鳥に必要なビタミン類に加えて、必須アミノ酸も配合されている「ネクトンS」をペレットを食べないときや、換羽期など、必要に応じて使いましょう。
サザナミインコの治療平均価格
ペットを飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
そして、治療費はペットの種類によってさまざまです。
毛引き症・自咬症:1回目3000円~5000円、2回目以降3000円程度。
治療期間は長期間になる場合もあります。
トリコモナス症:診察料1000円~1500円、そのう検査850円~1000円、糞便検査800~1000円、内服薬1500~2000円。
だいたい5、6回ほど通院します。
卵詰まり:診察料1000円~1500円、処置料3000~7000円。
手術が必要な場合、手術料3~7万円、1泊15000~20000円。
メガバクテリア症:初診料1000円~1500円診察料1200円、レントゲン検査5000~6000円、便検査1200~2000円、便グラム染色1500~2000円、内服薬1500~2000円。
2回目以降4000円~6000円。
サザナミインコの平均寿命と価格
サザナミインコの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いペットたち。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、種類によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
サザナミインコの平均寿命は8~15年です。
サザナミインコの価格相場
サザナミインコの価格相場は、1.8~5万円です。
サザナミインコを飼っている主な著名人
現在調査中
サザナミインコに関するまとめ
動きがスローで、のそのそと前かがみの姿勢で歩く、1日中見ていても飽きないインコです。
ヒナから飼うとよく懐き、飼い主にすり寄ったりずっと後をついてきたりと、とても甘えん坊なインコが多いです。
鳴き声が小さいと言われていますが、極稀に想像以上に大きな声で鳴くことがあります。
なので、ペット不可の物件で飼育する場合、防音対策をしておくといいです。
それ以外は飼育方法も難しくないので、初めてのコンパニオンバードとしてもおすすめの種類です。