コキンメフクロウの基本情報
- 原産国、地域 ヨーロッパ・北アフリカから中国までのアジア
- 一般的な体重 0.10~0.21kg
- 一般的な体高 体長20~23cm
コキンメフクロウの名前の由来
小型の金色の目をしたフクロウという外見由来の名前です。
コキンメフクロウの歴史
コキンメフクロウにはどのような歴史はがあるのでしょうか?
コキンメフクロウはギリシャ神話に登場する女神アテネ、ローマの女神ミネルヴァの従者として知恵・芸術・農業などの象徴する有名な鳥です。
その小ささと日中にも行動をすることからペットとして人気が高まってきました。
また、コキンメフクロウの価格は輸入数や繁殖数の少なさ、飼育の難しさから高騰傾向にあります。
コキンメフクロウの性格や特徴
コキンメフクロウには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
それぞれの性格や特徴をきちんと知っておくことでペットが長生きし(寿命が延び)、一緒に過ごせる大切な時間が増えることにも繋がります。
意外と知らないコキンメフクロウの性格が見えてくるかもしれません♪
コキンメフクロウの性格
コキンメフクロウは茶色い背中に白、白いお腹に茶色の斑点模様のある小型のフクロウで、金色の丸い目が特徴です。
コキンメフクロウの性格はやや頑固で自分をしっかり持っています。
また警戒心が強く、神経質で臆病なので最初は人に慣れにくいですが、気長にゆっくり接していけばスキンシップが取れるようになるようです。
ただし、スキンシップが苦手な個体もいるので迎えたフクロウの性格に合わせて接してあげて下さい。
コキンメフクロウは完全な夜行性ではなく、昼間も活動をします。
とはいえ、昼間は休んでいることもあるので、世話をするのは夜の方が好ましいようです。
コキンメフクロウの毛色
コキンメフクロウの毛の色や柄はこんな種類があります。
茶色
コキンメフクロウに似ているのは?
コキンメフクロウに似ている種類のペットはこちら!
インドコキンメフクロウ、キンメフクロウ、オナガフクロウ、アナホリフクロウ、アカスズメフクロウ
コキンメフクロウの飼い方としつけ方
種類によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
室内で飼う方が適しているペットもいれば、逆に屋外で飼う方がストレスがたまらず快適に過ごせるペットもいます。
もちろん、性格によってしつけ方も全く変わってきます。
コキンメフクロウに合わせた飼い方・しつけ方を解説します。
コキンメフクロウを飼うには猛禽類用の大型のゲージと放鳥スペース用の部屋が必要です。
コキンメフクロウは運動量が多いため毎日放鳥する時間が必要です。
中庭などに網を張り込んだ放鳥スペースがあると尚良いです。
中庭で放鳥するときはロスト(脱走)しないように細心の注意を払って下さい。
コキンメフクロウは他の鳥と同じで空を飛ぶために常に自分を軽く保っていなければなりません。
そのため糞はその都度しますのでトイレをしつけることは出来ませんが、落ち着けそうな所にパーチ(フクロウの止まり木のこと)を設置することである程度定めることが可能なようです。
コキンメフクロウの鳴き声は小さいですが響きます。
また冬から春にかけて発情期に入るため、その鳴き声がかなり大きくなります。
防音対策などの鳴いても大丈夫な環境づくりをしておきましょう。
室内と屋外どっちで飼うのに適している?
コキンメフクロウは、両方で飼うことに適しています。
コキンメフクロウのオスとメスの違い
コキンメフクロウオス・メスそれぞれの性格の違いや行動はあるのでしょうか?
コキンメフクロウの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:体が小柄な傾向がある
メス:体が大きい傾向があり、無精卵を生むことがある
コキンメフクロウのおすすめのエサ
ペットのエサは数えきれない種類があります。
何を選べばいいかわからない人も多いと思いますが、エサもペットによって様々です。
コキンメフクロウの体質に合った、健康的で長生きすることにつながるエサの種類を紹介します。
下処理を行ったヒヨコやマウス、コウロギなどの昆虫を丸ごと与えます。
下処理は主に糞や卵黄の除去です。
生の方が個体は喜びますが、冷凍でも構いません。
肉だけでは必要な栄養が取れないためスーパーで売っている鶏肉は餌に向きません。
コキンメフクロウの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
コキンメフクロウの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約1万円程度です。
コキンメフクロウのお風呂のペース
お風呂は水浴びで、使う水は常温のものを用意し、お湯は辞めましょう。
また、シャンプーも必要ありません。
水浴びの方法は、桶に水をためて自分で水浴びさせる方法と霧吹きをする二つの方法があります。
しかしコキンメフクロウはデリケートなため、余程懐っこいか慣れている個体でなければ霧吹きはお勧めできません。
羽の撥水性が高いのでタオルドライは必要ありません。
コキンメフクロウにおすすめのグッズ
コキンメフクロウを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
アンクレットは革製のフクロウの脚のサイズに合ったものを使用し、年に一回交換しましょう。
足環(ブリーディング個体の認識票)の下にアンクレットがくるように取り付けましょう。
順番が逆だとけがの原因になります。
中庭で包囲網を設置する方は目の細かい物で金属が入ったものが良いでしょう。
小さな隙間もくぐってしまうので設置は十分に注意して下さい。
小型のフクロウは体重の増減によって体調が大きく変化しやすい特徴があり、また体調不良を隠す動物です。
タニタなどの秤でもよいので「体重計」を用意して毎日体重を図ってあげましょう。
コキンメフクロウは鳴き声が広範囲に響くフクロウです。
屋内にフクロウ部屋を作る場合は防音カーテンか防音材を敷きましょう。
今使っているカーテンに取り付けられるタイプの防音カーテンは部屋の雰囲気を損ないにくくしっかり防音できるのでおススメです。
コキンメフクロウのかかりやすい病気
体質によって、かかりやすい病気は様々です。
自分のペットのかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
コキンメフクロウがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
趾瘤症(バンブルフット)、飼育失宣、感染性胃腸炎、異物誤飲、絞扼壊死、呼吸感染症、アスペルギルス症、吸引中毒、ハジラミ症、熱中症、白内障、角膜腫瘍、口内炎、尿酸結石
コキンメフクロウのよく使う薬・サプリ
粉末タイプのカルシウム剤、換羽期用ビタミン剤、消化酵素
コキンメフクロウの治療平均価格
ペットを飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
そして、治療費はペットの種類によってさまざまです。
肝炎で5万円程度かかった事例もあれば、大きな病気で入院・手術で50万円以上かかったりすることもあります。
フクロウは病気を隠す生き物なので気付くのに時間がかかり重篤化している事例があります。
そのため、緊急時には少なくとも10万円程度出せるように用意しておく必要があります。
コキンメフクロウの平均寿命と価格
コキンメフクロウの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いペットたち。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、種類によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
コキンメフクロウの平均寿命は20年前後です。
コキンメフクロウの価格相場
コキンメフクロウの価格相場は、30万円前後です。
コキンメフクロウを飼っている主な著名人
林家木久蔵
コキンメフクロウに関するまとめ
コキンメフクロウは小型のフクロウですが運動量が多くデリケートで比較的長生きです。
ペットといっても野生に非常に近いフクロウだといえます。
手間も医療費もかかるため飼うとしたら人間一人を育てる位の計画性と根気をもって飼ってあげる意気込みが必要です。
飼育環境は余裕をもって、最後まで責任をもって面倒を見られるような状態で飼い始めましょう。