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インドコキンメフクロウの寿命や病気のサイン、予防法は?

動物の寿命は種類によってさまざまです。今回は【インドコキンメフクロウ】の健康維持に必要な情報や長生きのコツを紹介します。平均寿命や長生きのために必要なことを知り、ペットとできるだけ長く一緒に居られる環境を作りましょう。

インドコキンメフクロウの寿命はどれくらいなのでしょうか?

もちろん、ペットにはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。

そこで、インドコキンメフクロウのかかりやすい病気やその予防法、ペットの種類に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。

インドコキンメフクロウの画像

インドコキンメフクロウの平均寿命はどれくらい?

インドコキンメフクロウは、南アジアに生息する小型のフクロウです。
胸の部分の美しい模様と、黄色い瞳がポイントのフクロウです。
寿命はおおむね10~15年前後と言われていますが、飼育環境によってはさらに長生きする可能性もあります。

インドコキンメフクロウの寿命と長生きするコツ

インドコキンメフクロウの寿命は、10~15年程度と言われています。
健康のためには日々の観察が重要になりますが、ふわふわの毛で覆われているために、太ったり痩せたりした場合でも見た目からはわかりません。
定期的に体重を量ることは、フクロウの健康を知るうえで大切な作業になります。
ペットとして買う場合には、飼育されている環境が大きく影響してきますので、あらかじめ信頼して相談できる獣医さんを見つけておくなら、具合が悪い時にも安心して相談ができます。
さらにフクロウは鋭い爪をもっていますが、この爪が伸びすぎてしまうと自分の体を傷つけてしまうことがあります。
その場合に怖いのは、傷からばい菌が入って感染症を起こしてしまうことで、放置しておくと病気にかかることもあります。
自然界では自然に削ったり磨かれたりしますが、飼育下ではそうもいかないので定期的に爪を切ってあげる必要があります。
飼い主が行うことが難しい場合には、猛禽類を扱うペットショップなどに依頼する方法があります。

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インドコキンメフクロウのかかりやすい病気は?

インドコキンメフクロウだけではありませんが、猛禽類であるフクロウ達は感染症にかかってしまうことがあります。
例えば有名なオウム病は、猛禽類のかかりやすい病気の中でも有名なもののひとつです。
さらに猛禽類だけでなく鳥全般のかかりやすい真菌による感染症にも注意が必要です。
急激な環境の変化や、ストレスを強く感じることがあると、体力が弱ってしまいます。
また、自分の爪で傷を作ったり、ほかの動物にかまれた傷から感染することもあります。

インドコキンメフクロウの病気のサイン

インドコキンメフクロウのような小型の猛禽類は、感染症にかかったり寄生虫のせいで病気になると、すぐに具合が悪くなります。
その際には、普段と違った動き方をしますので、毎日の観察で異変を感じるはずです。
極端にゆっくりとした動きになったり、目をつぶってじっとしていることが増えた場合には、体の具合が悪いということが考えられます。
多くの場合、猛禽類は多少の体調不良は隠そうとする習性がありますが、羽毛を膨らませたり、口を開けてハアハア息をしている時には、自分では隠し切れないほど体調を崩しているということですので、早急に獣医師の診察が必要です。

病気の予防法と対処法を紹介

インドコキンメフクロウのような小型の猛禽類の健康には、毎日出されるフンやえさの食べ残しをきれいに片づけておくことが欠かせません。
鳥のフンには感染症の原因となる菌が含まれていることも少なくないため、もしフンを放置しておくならインドコキンメフクロウ自身が病気にかかってしまう恐れがあります。
さらに1つのケージに複数のインドコキンメフクロウを入れたり、ほかの種類の鳥と一緒にするなら、ストレスがたまり病気になりやすくなります。
病気の予防を考える場合に、複数での飼育は避けましょう。
もちろん大声を出したり脅したりする行為もストレスとなるので避けましょう。
そして万が一体調を崩してしまった場合には、飼い主の判断で治療をするのは危険な場合があります。
インドコキンメフクロウをペットとしてお迎えする前に、猛禽類を診てくれる獣医さんをあらかじめ見つけておき、異常がある場合には診てもらえるように、体制を整えておきましょう。

インドコキンメフクロウの老化のスピード

インドコキンメフクロウを含む猛禽類の老化のスピードについては、詳しいことは知られていません。
昔から鷹匠が鷹を飼うなど、猛禽類を飼育する習慣があったことにはありましたが、そういった一部の特殊な猛禽類を除いて、人が飼うという機会が少なかったために、ペットとしての歴史が浅く、仕方がないことと言えるでしょう。
どうしても情報が限られてしまいますが、雛のころの綿毛が抜けて、外見が成鳥となってからは、年齢を見極めるのが難しいといわれています。

インドコキンメフクロウの老化に伴う外見の変化

インドコキンメフクロウの場合、外見上の老化に伴う目立った変化はみられませんが、年齢とともに爪やくちばしがもろくなってくる傾向があります。
これはほかの多くの猛禽類にもよく見られることですので、爪やくちばしをメンテナンスする時に気がつくことが多いようです。
また、以前よりもえさを食べなくなった、寝ていることが多くなった、という話も聞きますが、病気にかかっていて具合が悪くなっているという可能性もあるので、注意が必要です。

インドコキンメフクロウの外見の変化

歳を重ねたペットにおすすめの食べ物は?

インドコキンメフクロウのエサは、ウズラやヒヨコなどの鶏肉を小さくしたものです。
猛禽類を扱っているペットショップやフクロウカフェでは、ウズラやヒヨコの肉を小さくカットしたものや、ミンチ状にしたものを主なエサとして与えています。
若い時も年を取ってからも、基本的にエサの内容には変化はみられません。
くちばしがもろくなってきた場合には、若いころに比べて肉をちぎることが難しくなっているために、小さく食べやすい大きさにカットして与えると良いでしょう。
さらに多くの場合、エサとなるウズラやヒヨコを冷凍保存し、エサとして与える分だけを解凍していますが、解凍する際の温度に気をつけましょう。
十分に解凍されていない状態で与えたり、解凍されていても冷たい状態で与えるなら、体調を崩す原因となってしまいます。
若いころに比べて体も弱くなっていることが多いので、特に温度が低すぎないか気をつけて与えるようにしましょう。

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ストレスをかけないために飼い主が出来ること

インドコキンメフクロウは、人に慣れている場合には腕に乗せたり、なでたりすることも可能です。
しかし、犬や猫のように必ずしも飼い主とのスキンシップを欲しがる動物ではありません。
あまりにもなで回したりすることは、ストレスとなりますのでほどほどにしましょう。
基本的に猛禽類は、頭のいい生き物ではあるものの、犬のようにしつけたり、トイレを覚えることはできません。
しつけようとして大声を出したり、しかりつけるようなことをすれば、ストレスになるだけでなく、病気になってしまうこともあります。
多くの飼い主さんが口をそろえて言うように「鳥中心の生活になってしまった」ということもあるくらいですので、鳥をしつけるのではなく、人間の側にかなりの工夫が求められます。
さらにもともと群れで生活する生き物ではありませんので、単独飼育にするなら不要なストレスを抱えなくてすむでしょう。

インドコキンメフクロウの寿命に関するまとめ

インドコキンメフクロウは、かわいらしい外見で人気の高いフクロウです。
今までペットとして飼われてきた、インコなどとはった魅力があるものの、エサや習性も独特ですので、人間の側が勉強していくことが多くあります。
大切な家族の一員として、できるだけ長生きをしてもらうためにも、健康管理やストレスをためないことは大切です。
わからないことは、猛禽類専門店のスタッフに聞くなどし、相談できる獣医師も探しておくことをお勧めします。

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