子猫は小さくて動きも可愛く、性格も未熟で甘えん坊なところが愛らしいですよね。
そんな子猫も大人になると、体も大きく成長し落ち着きをみせ始めます。
しかし、なかにはあまり大きく成長しない種類の猫もいます。
大人になっても体の小さな猫、性格が甘えん坊でおさなく可愛らしい猫の種類をランキング形式でご紹介します。
猫の平均的な大きさと小型猫の大きさ
ずっと可愛い子猫のままでいいのに！とも思いますが、一般的に猫は1歳になると成猫と言われます。
そして猫の大きさが決まるのも、1歳だと言われています。
猫は産まれたときがの体重が約100～120ｇで、生後3ヵ月になると1～1.5㎏となります。
生後6ヵ月で2.5～3㎏となり、1歳には3.5～4.5㎏へと成長します。
つまり、大人になった猫の平均体重は3.5～4.5㎏です。
しかし、大型猫であるメインクーンなどの猫種の成長はゆるやかで、3～4年くらいかけて4～8㎏へと成長します。
また、同じ猫でもオス猫とメス猫では平均体長・体重が異なり、オス猫のほうがやや大きい傾向にあります。
そして、小型猫といわれるのは体重が2～3㎏にしかならない猫のことを言います。
これは一般的な大きさの猫の生後6ヵ月と同じくらいですね。
大人になっても子猫みたい！可愛い猫種ランキング
成猫になっても小さくておさなく見える可愛い猫の種類をランキングにまとめました。
種類により、見た目はもちろん性格もさまざまです！
【10位】短い足と巻き毛が特徴的「スクークム」
ルーツ：マンチカンとラパームの交配種
生まれ：アメリカ
特徴：マンチカンのような短い足と、カールした被毛（カーリーヘアー）
体重：♀1.5～3.0㎏、♂1.5～3.0㎏
性格は友好的で、あまり鳴かないことから飼いやすい猫種だと言えます。
カールをした被毛はまるでテディベアのようで、とても可愛く見えます。
しかし、安定した個体の誕生が難しいため、世界的に有名な血統書登録機関からはまだ正式に新しい品種として認められていないのが現状です。
値段は比較的安価ですが、ブリーダーのなかには似たような猫を販売しているところもあるので要注意です。
【9位】タイ王族の猫「シャム猫」
ルーツ：起源は1300年代のタイ王国で、貴族や王族のみが飼えた高貴な猫
生まれ：タイ
特徴：白をベースに、顔や耳、手足と尻尾が黒く、綺麗な青色の目をしている短毛
体重：♀2.2～3.6㎏、♂3.0～4.0㎏
性格は、警戒心が強くプライドが高いと言われています。
さすが、王族の猫といったところです。
しかし、甘えん坊な面もありツンデレの王道とも言えるでしょう。
【8位】知的で賢い「ハバナブラウン」
ルーツ：チョコレートポイントの猫と黒猫の交配種
生まれ：イギリス
特徴：栗色の被毛とグリーンの目をした短毛猫
体重：♀2.6～3.8㎏、♂3.6～4.7㎏
性格は、好奇心が旺盛、飼い主と関わることが大好きで人懐っこいです。
しかし、飼い主が構ってくれないと拗ねてしまうこともあります。
「嫉妬猫」とも呼ばれているため、多頭飼いで飼うときには要注意です。
知的で賢く、芸を覚えることができると言われています。
【7位】英語で子羊を意味する「ラムキン」
ルーツ：マンチカンとセルカークレックスの交配種
生まれ：アメリカ
特徴：短い足と、羊のようにカールした被毛を持つ
体重：♀♂1.8～4.8㎏
被毛は短毛と長毛があり、一般的に白い毛が多いです。
性格は陽気で、社交性が高いと言われています。
あまり鳴かないのも特徴の1つです。
皮膚が敏感なため、皮膚病に気をつける必要があります。
【6位】世界一、背の低い猫「マンチカン」
ルーツ：初めて発見されたのはイギリスですが、本格的な繁殖を行ったのはアメリカ短い足は遺伝子の突然変異だということが研究で発見された
生まれ：イギリス
特徴：世界一背の低い猫としてギネス認定されており、その短い足と長い尻尾が特徴
体重：♀2.5～3.5㎏、♂3.0～5.0㎏
足が短く可愛い容姿から、爆発的に人気となり有名になりました。
性格は、穏やかで他の猫とも仲良くできる優しい猫種です。
また、好奇心旺盛、遊ぶことが好きでいろんなものに興味を示します。
体型から足や背中に負担がかかりヘルニアなどの病気になりやすいと言われています。
【5位】ミンクという光沢のような毛を持つ「トンキニーズ」
ルーツ：シャム猫とバーミーズの交配種
生まれ：ビルマ
特徴：シャム猫のような柄で光沢のような毛を持ち、ナチュラル、シャンパン、ブルー、プラチナなどの毛色がある
体重：♀2.8～3.8㎏、♂3.5～5.8㎏
性格は好奇心旺盛で活発ですが、一人遊びも上手にできるのであまり手の掛からない猫種と言えます。
環境の適応性もあり、多頭飼いにも向いています。
甘えん坊で、飼い主が構ってあげないとイタズラをすることもあるようです。
容姿も性格もまるで子猫みたいで可愛いですね。
【4位】希少性が高い「ミヌエット」
ルーツ：マンチカンとペルシャの交配種
生まれ：アメリカ
特徴：短い足と、ペルシャのような美しい被毛
体重：♀2.0～3.0㎏、♂3.0～4.0㎏
日本国内ではまだあまりみかけることはなく、希少性が高い猫種です。
性格は、警戒心が少なく好奇心旺盛で順応性が高いと言われています。
来客者に対しても怖気づくことなく、すぐに懐きます。
【3位】自然の純血種では最小猫「シンガプーラ」
ルーツ：下水溝に住み、ネズミを捕って生活をしていた自然の純血種
生まれ：シンガポール
特徴：大きな耳とアーモンド形の目をした短毛猫、別名「ドレインキャット」
体重：♀2.2～3.0㎏、♂2.7㎏～3.5㎏
下水溝でネズミを捕って暮らしていたことから、体が小さく進化したと言われています。
そのため、狭い場所を好み、運動神経が良く、水を怖がらない子もいるそうです。
性格は、警戒心が強く臆病ですが、優しく賢いです。
しかし、その優しさ故に多頭飼いにはあまり向いていません。
1匹飼いか、同じ種類で飼ってあげるのが良いでしょう。
あまり鳴かないことから、赤ちゃんのいる家庭や集合住宅には最適です。
【2位】クレオパトラも愛した「アビシニアン」
ルーツ：4000年前の古代エジプトを起源としている
生まれ：エジプト
特徴：美しい琥珀色の目とモデルのような長い足と尻尾が特徴
体重：♀2.5～3.5㎏、♂3.0～4.5㎏
特徴である美しい容姿から、クレオパトラも愛した猫と言われています。
性格はとても甘えん坊であり、やんちゃでいたずらっ子な一面もあります。
おしゃべりが好きで、コミュニケーションが取りやすいです。
【1位】世界で最も小さい猫種「スキフトイボブテイル」
ルーツ：シャム猫から人工的につくられた交配種
生まれ：ロシア
特徴：シャム猫のようですが、尻尾が短いのが特徴
体重：♀1.7㎏くらい、♂2.0㎏くらい
2011年に猫と認められた新しい猫種です。
そのため、まだ日本国内ではあまりみかけることはありません。
体が小さため一度に生まれる子猫の数も少なく、お値段は数百万円とも言われています。
性格は、シャム猫とは違い警戒心が薄く、おっとりしていて人懐っこいと言われています。
寂しがり屋で、留守番などひとりになることを苦手としています。
また、活発で高いところに登るのが好きです。
小さな猫を飼う時に注意したいこと
小型猫は体が小さいために、これは入れないだろうと思う狭い場所にも入れたりします。
狭い場所に入って出られなくなることもあるので、物の配置などには注意が必要です。
また、入れないよう塞ぐことも必要になるかもしれません。
そして、体の小さな猫は普通の猫よりも体重管理が大切になります。
体重に合わせて食べる量を調整しなければならないので、肥満にならないよう注意して与えましょう。
まとめ
大人になっても体が小さい猫、性格がおさなく可愛いらしい猫、猫の種類には様々な特徴がありますね。
いろんな種類の猫がいますが、大きさや性格には個体差があります。
そして忘れてはいけないことは、容姿や性格だけでは決められないということです。
純血種のなかには、特有の病気を発症しやすい種や飼育が難しい種もいます。
子猫が可愛いのは当然のことなので、大人になっても、年老いて病気をしたとしても、最期まで責任を持って育ててあげられるかをまずは考えましょう。
