猫がお留守番中に電気やテレビはつけておく?お留守番の注意点まとめ

やむを得ない事情で、猫を長時間お留守番させなければならないときがありますよね?その時、電気はどうしたらよいのか、おもちゃは与えていったほうが良いのかなど、事前準備のポイントや注意点をご紹介します。

やむを得ない事情で長時間、猫をお留守番させなければならないときがありますよね?

その時、エサや水、トイレのほか、電気はどうしたらよいのか、おもちゃは与えていったほうが良いのかなど、事前準備のポイントや注意点等を詳しくご紹介します。

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猫は、お留守番をどう思っている?

ドアの近くにいる猫

猫は留守番が得意な生きものと言われています。

野性で生活していた時代から単独行動が得意なため、ほとんどの猫は基本的に孤独に強く、基本的には誰も居ない家に1匹で過ごすことは平気なようです。

また猫は1日14時間寝て過ごすとも言われ、常に人が一緒にいてお世話をしなくても困ることはありません。

縄張りから出ることを嫌うため、いろいろな場所に出かけるよりも、自分の知らない場所へ行くことや連れて歩かれることに不安とストレスを感じます。

そのような理由から、1~2日家を空けるくらいなら連れて出かけたり、ペットホテルに預けたりするよりも、慣れた家でお留守番させたほうが猫にとっては良いようです。

ですが、お留守番させた後は、いつも以上に構ってあげたり、ストレスがかかって異変がないかしばらく慎重に様子を見てあげましょう。

お留守番の準備と注意点

お留守番をさせるにあたっての最優先事項は、猫が快適に過ごせるようしっかりと準備しておくことです。

ここで、お留守番の時の準備のポイントや、注意するべきことをおさえておきましょう。

お留守番中の餌

餌の食べ過ぎなどの心配をする必要がない、タイマー設定がついている給餌器の購入を検討してみましょう。

決まった時間に自動的に決まった量の餌が出てくるため、安心です。

最近のこの分野はとてもハイテクになっており、飼い主さんの声を録音できるもの、カメラがついているもの、スマホで遠隔操作ができるものなど、たくさんの商品が出ています。

予算や用途に合わせて購入してくださいね。

お留守番中のお水

お皿タイプの器に水を入れて置いておくだけだと、留守中に過ってひっくり返しこぼしてしまう恐れがあります。

あと、猫砂が入ったりして汚れてしまう場合もあるので、水を何カ所かに分けて置いておきましょう。

少なくとも3カ所以上には置いておきたいですね。

いつでも新鮮な水が飲めるように、給水器を用意するといいかもしれません。

電動タイプの循環器などもあるので、試してみるのもおすすめです。

ノズルタイプは成猫には不向き?

よくペットショップなどで犬を販売しているゲージに付いている、ノズルをなめると水が出てくるタイプのものがあります。

あれは、子猫の頃から慣れ親しんでいないと、大人になってからでは苦手な猫ちゃんが多いようです。

以前長毛の猫が、水を飲むときに口元の毛を汚すので、ノズルをなめると水が出てくるタイプのものを試したのですが、全く飲んでくれませんでした。

獣医師に相談したところ、猫の舌の構造ではノズルを舐めて水を飲むのには適していなく、成猫には無理でしょう、と言われました。

特に夏のお留守番時は水分補給がとても大事になってきますので、もしものことを考えて、お水は十分すぎるほど準備をしておきたいものですね。

お留守番中のトイレ

猫はとても綺麗好きで、排泄物が片付けられていなかったりするとトイレを使うのを嫌がることがあります。

トイレ以外の場所でわざと用を足したり、排泄を我慢して膀胱炎などの病気になったりすることも大いに考えられます。

お留守番させる前にはトイレを掃除し、できれば砂も全体的に交換してあげてください。

トイレの数は「飼っている猫の数+1」が適切とよく言われますが、家が広い場合や留守番の機会が多い場合、頻繁にトイレ掃除ができない場合などはもっと多くてもいいかもしれません。

いつでも清潔なシステムトイレもおすすめ?

システムトイレを導入するのもオススメです。

システムトイレは猫がおしっこをしたら猫砂やチップを透過し、トイレの下に敷かれたマットが吸収するというものです。

においが少なく、おしっこの処理は週に1回程度でいいので、忙しい家庭や留守の多い家庭にはとても便利です。

ただし、こちらも猫の好みがあるため、システムトイレは使えないという子も多いのでお留守番当日に導入するのは避けましょう。

部屋の環境

逃げ出さないようしっかり戸締りをします。
部屋が複数あり、猫が自由に部屋を出入りしている場合は、猫がひとつの部屋に閉じ込められてしまっては大変ですので、ドアストッパーをつけておきましょう。

入られたくない部屋には鍵をかけるなどの対策をしてください。

また、猫が怖がらないようにと電気をつけっぱなしにしたり、寂しがらないようにとテレビやラジオなどをつけて外出する飼い主さんは意外に多いようですが、その必要は全くありません。

基本的に、お留守番中の猫には電気やテレビは必要ないと言われています。

夜行性動物であるネコはヒトの目と比べても7分の1の光の量で十分に見えているため暗闇でもモノが見えます。

ですので、猫には暗くなっても電気は不要ですし、蛍光灯は猫の目には点滅して見えるため逆にストレスになっている可能性のほうが多いくらいです。

テレビやラジオの音もうるさいと感じているかもしれません。

その他

普段から気に入っているおもちゃなどを、退屈しないように置いておいてあげましょう。

おもちゃを誤飲してしまうと大変ですので、誤飲しないようなおもちゃにしてください。

いたずらされて困るものは、猫の目につくところに置かず、猫が開けることのできない戸棚にしまうなどしっかりと自衛策を講じておくことも重要です。

また、猫の水の事故防止のためにも、お風呂の水は貯めたままにしておかず、ちゃんと抜いておくこと、そしてトイレの便器のふたもしっかり閉めたことをきちんと確認してから外出するようにしましょう。

夏にお留守番は大丈夫?気になる熱中症対策は?

家猫

あたりまえですが防犯上、家を空けるときはドアや窓を閉め切って戸締りすることになります。

閉め切った場所になりますので、室温の管理には十分に気を配ってください。

猫は寒暖差を感じるセンサーが弱く、自分で気付かないうちに脱水症状や熱中症を起こしてしまう可能性があります。

電気代は少々気になるかもしれませんが、夏はエアコンをつけっぱなしにして出かけましょう。

最近のエアコンは温度の変化がなければ運転を抑えるので、思っているより電気代はかからないかもしれません。

26~28℃に設定し、遮光カーテンやひんやりマットなどのグッズを併用するといいですね。

長期間留守にするときの対策

2日以上家を留守にする場合は、人の手を借りましょう。

猫は家から離れることにストレスを感じることが多いので、できれば預けるのではなく、家に来て世話をしてもらうことをおすすめします。

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家族・友人・知人などに様子を見に来てもらう

長期間留守にする場合には、様子を見に来てもらえる人に頼みましょう。

エサ、水のお世話、トイレ掃除をしてもらえれば安心ですね。

毎日でなくとも、猫や家の中の様子をチェックしてもらい、エサの補充や新鮮な水への取り換え、トイレ掃除などをお願いします。

ペットシッターに依頼する

家族や知人が難しい場合には、お家まで来てペットの世話をしてくれるペットシッターという手もあります。

ペットシッターは、飼い主さんに代わって、食事やトイレ、散歩などの世話を、飼い主さんの自宅で行います。

環境の変化がないため、ペットは自宅で落ち着いて過ごすことができます。

ペットシッターにお願いするデメリットとしては、コストがかかること。

また、自宅の鍵を渡すことになるので、登録をしたりj打ち合わせをしたりなど、わりと事前に時間を束縛されます。

メリット、デメリットをよく考えて決めましょう。

ペットホテルに預ける

どうしてもという場合はペットホテルも視野に入れてみましょう。

しかし、かなりのストレスが猫にかかってしまいますので、帰宅後はなにか変わったところがないかしっかり様子をみる必要があります。

ペットホテルを利用するにしても、まずは見学をして、短時間の「お試し体験」をしてみるのもいいかもしれません。

自宅までの送迎や、24時間ライブカメラ、猫専用ホテルなど、施設ごとに様々な特徴があります。

ワクチン接種など義務づけられている場合もありますので、事前にしっかりとチェックしてください。

動物病院に預ける

猫に病気があって、かかりつけの動物病院がある場合には、その病院で飼い主が不在中の猫を受け入れてくれるところもあります。

かかりつけの動物病院に問い合わせをしてみましょう。

その場合は、スケジュール的に時間の余裕をもって行います。

獣医師の都合や、入院中や治療中の動物の数によっては、希望通りの対応が受けられないことがあります。

猫がお留守番中に電気やテレビはつけておく?お留守番の注意点まとめ

一般的なことを述べてきましたが、例外の甘えっこな猫ちゃんもいます。

赤ちゃんの頃から飼い猫で、いつも飼い主さんにべったり一緒の猫は要注意。

その場合は、あえて夜に別の部屋で過ごすなどして、距離を置く練習をしてから外泊の予定をたてましょう。

また、筆者の経験からいくと、小さなときからゲージに慣れさせることも大切です。

我が家にはペットゲージがありません。
よって家の猫は、ゲージ内で過ごすということをしたことがありませんでした。

避妊手術の際の入院時には、動物病院のゲージの中で、ここから出せとずっと暴れて大変だったようです。

これではペットホテルには頼めないな、と思った経験もあるので、愛猫を育ててきた環境を考えながらお留守番の予定を立てるようにしましょう。

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