猫ちゃんをお風呂に入れてあげたい!だけど、猫ちゃんが嫌がってしまう…という方は多いんではないでしょうか。
そんな猫ちゃんのお風呂の入れ方、ケアの仕方などまとめてみました。
猫にお風呂って必要?
そもそも猫はどのくらいの頻度でお風呂に入れてあげればいいのでしょう。
お風呂の必要性についてまとめていきます。
猫の性質
猫は基本的に、水に塗れることを嫌います。
これは猫の起源が砂漠に住むリビアヤマネコであるためだといわれています。
また、猫は綺麗好きで自分で毛づくろいをして自分の身体を清潔にできる動物でもあります。
なので、あまりにも自分の飼っている猫がお風呂に入りたがらなくて嫌がっていたら、無理強いをする必要はありません。
無理強いをすることで猫ちゃんがストレスを感じてしまったり、人に対する恐怖を感じてしまう事もあります。
お風呂に入れる必要性・頻度
お風呂は基本的に年に1、2回で良いでしょう。
外に頻繁に出かけている猫で、飼い主さんが猫の汚れを気にすることも多いでしょうが、猫は基本的に体臭が少ない動物でもあります。
自分で毛づくろいする時に、自分の臭いを消すために身体をなめていたりします。
猫は基本的には自分で綺麗にすることができる動物ですので、頻繁にお風呂に入れる必要はないでしょう。
お風呂に入れた方が良い猫
猫の中でも、毛の長い長毛種の猫は年に3,4回シャンプーしてあげると良いでしょう。
毛の長い猫は抜け毛が多く、放っておくと毛玉が出来てしまったりします。
グルーミングの時に自分の毛玉を飲み込んで毛玉症という腸内に毛玉が溜まってしまうという症状を引き起こしてしまう可能性もあります。
そうならないためにも、毛の長い猫は抜け毛対策としてお風呂に入れてあげてシャンプーをして、清潔にしてあげることが重要です。
猫をお風呂に入れる前の準備
では早速猫ちゃんをお風呂に入れさせたい!その前の準備が必要です。
用意するもの
以下猫をお風呂に入れる際の必要なものです。
・ペット用のお風呂または大きめの洗面器
・猫用シャンプー(無香料が好ましい)
・柔らかめのブラシ
・吸水性の高い乾きの早いバスタオル
・ドライヤー(嫌がらなければ)
猫は臭いが自分の身体に付くことも嫌がりますので、無香料の猫用のシャンプーを使う事をおススメします。
また、お風呂に入れた後濡れたままにすると風邪ひいてしまいます。乾きやすいタオルでやさしく水分を取ってあげましょう。
猫をお風呂に入れる前の準備
お風呂に入れる前にする準備です。
【ブラッシング】
猫の毛をくしを使って、ブラッシングして大きな汚れを落としてあげましょう。肌を傷つけないためにも、くしの先が丸いものが良いです。
【ブラッシングの仕方】
毛が絡まっていたらやさしく、クシで毛の絡まりをほどいてあげましょう。
頭、耳の裏から順番に、背中、尻尾、お腹をやさしくブラッシングしてあげましょう。
そして、強くブラッシングしたりしないように注意しましょう。
安全な猫のお風呂の入れ方
準備完了!では、早速猫ちゃんをお風呂に入れていきましょう。
お風呂の入れ方
1, ペット用のバスタブに35℃から37℃くらいのお湯を入れます。
2, お湯の中に猫用シャンプーを適量入れてかき混ぜます。
3, 猫ちゃんをお湯の中に入れてあげます。この時、首の辺りまでお湯につけ顔は水につかないようにしましょう。
4, 猫ちゃんをバスタブから出し、首から背中、お腹、足、尻尾、肛門をやさしく泡立てながら洗っていきましょう。
5, 洗った後、シャワーですすぎをします。シャワーの温度も35℃から37℃くらいで、体とシャワーヘッドを近づかせて流したあげましょう。この時、耳や目に水が入らないように注意しましょう。
6, 顔は濡らしたハンドタオルでやさしく拭いてあげます。
シャワーのみで洗ってあげる場合
1, 35℃くらいのぬるま湯でやさしく首の周りまで濡らしてあげます。
2, 猫用シャンプーを手のひらで泡立ててから、もみこむようにやさしく洗います。
3, すすぎは上記のお風呂の入れ方と同様に行ってください。
お風呂の中での注意点
・お湯の温度は熱すぎず、ぬるま湯に設定しましょう。猫の体温が38℃前後なので、それよりも少し低い36~37℃ぐらいが望ましいといわれています。
・お湯をかけてあげる際、耳や目に水が入ってしまうと危ないので、先に身体からかけてあげます。その後濡らしたタオルでやさしく顔周りを拭いてあげましょう。
・シャンプーのすすぎ残しがないように、しっかりと洗い流しましょう。毛づくろいの際にすすぎ残したシャンプーで中毒症状を起こしてしまう危険があります。細かいところまで念入りに流してあげる必要があります。
猫の毛の上手な乾かし方
猫ちゃんをお風呂に入れてあげることが出来ました。さて、乾かし方のコツです。
乾かし方
1, お風呂に入れた後、吸水性の高いバスタオルでやさしく水分を取ってあげましょう。
2, その後ドライヤーの温風で低風にしてあげ、嫌がらない程度に乾かしてあげましょう。
3, 十分に乾かした後は、ブラシでやさしく毛を整えてあげます。
乾かし方の注意点
・お風呂にいれてあげた後、そのまま自然乾燥ですと風邪をひいてしまいます。なので吸水性の高いバスタオルで水分を取ってあげましょう。
・ドライヤーの音に敏感で嫌がる猫ちゃんも多いでしょう。無理にしようとはせず、バスタオルで十分に水分を取ってあげ、部屋を暖かくしてあげて乾かせるのも良いでしょう。
お風呂嫌いにならない様にする為のコツ
水が苦手だったり、シャワーやドライヤーの音が嫌だったりする猫ちゃんもいるはずです。その悩みを少しでも解消するコツです。
猫をお風呂嫌いにしない為のコツ・1
どうしてもお風呂を嫌がる時は、タオルを温かいお湯で濡らして絞り、汚れている場所を拭いてあげることからはじめましょう。
無理にお湯につける必要はありません。やさしく温かいタオルで拭いてあげるだけでも十分効果はあるようです。
猫をお風呂嫌いにしないコツ・2
日頃から、少しずつお風呂の臭いや音に慣れさせましょう。
お風呂の音に敏感になっている可能性もあります。食事やトイレの場所をお風呂場に用意してみたりしましょう。
そして、シャワーを流して音に慣れさせたりドライヤーの音をかけたりしましょう。
少しずつ猫ちゃんがストレスと感じない程度に慣れさせることも必要です。
猫のお風呂の入れ方|まとめ
猫ちゃんをお風呂に入れさせるのに苦労して困っている飼い主さんも多いでしょう。
猫はもともと綺麗好きな動物ですので、無理強いする事は余計にストレスを感じてしまいます。
ゆっくり、やさしくお風呂に慣れさせることから始めてあげるのが良いかもしれませんね。