鳴いている猫

猫があくびをする意外な理由とは?あくびに表れる猫の気持ちを調査!

今回は猫があくびをする時の様々な気持ち、病気のサインとなるあくび、その時の対策などについてまとめてみました。猫のあくびから気持ちを読み取りたい、体調を知りたい際などは、是非この記事をご覧になって下さい。

猫を飼っている方なら、1日に何度も猫があくびをする姿を目にするでしょう。

この時の猫の気持ちはただ眠い、それだけなのでしょうか?

実は猫があくびをする理由は様々あります。

今回は、その理由やあくびをする時の猫の気持ちについて検証していこうと思います。

あくびが起こる仕組み

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そもそもあくびとはどういったものなのでしょうか?

あくびというのは、口を大きく開け、酸素をたくさん吸い込み脳や身体を活性化させる行為の事です。

その為、脳の動きが鈍くなっている眠い時に、酸素を脳に送り込み、脳や身体を目覚めさせようとする生理現象として起こります。

そしてこの仕組み自体は猫も人も同じなのです。

しかし、猫のあくびには眠い以外の意味も存在します。

それは猫の精神的な原因によるあくびです。

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猫があくびをする時の気持ち

猫があくびをする時、具体的にどの様な精神状態なんでしょうか?

いくつか種類があるので見ていきましょう。

1.イライラしている

猫は眠い時だけではなくイライラしている時にもあくびをします。

叱られた時、嫌なことをされた時など、重度のストレスを感じた時に、その気持ちを静めるためにあくびをするのです。

またイライラしている状態の猫のあくびは、あくびをしながらも目を見開いており、目を見れば気持ちが分かります。

なので、猫が目を見開いてあくびをしている時は、叱るのを止めてあげるなどストレスがかからないようにしてあげましょう。

2.緊張を和らげている

遊んでいる時や、猫同士でにらみ合っている時など神経を高ぶらせている時にあくびをする事があるのだそうです。

これは、緊張を緩めて脳の働きを高めようとする行為です。

猫は自然界において捕食者であり、恐怖を感じている事は必死に隠して生活しています。そのため、あくびをする事でその緊張状態をリラックスさせ、気分転換をしているのでしょう。

3.かまって欲しい

猫が飼い主さんに寄ってきたのに、飼い主さんが猫を構ってあげれない時、飼い主さんから離れた猫があくびをすることがあります。

これは構ってもらえなかった事に不満を示すあくびです。

また、猫の甘えの行動であるふみふみを飼い主さんが無視した時も同様に構って欲しいと伝えてきています。

飼い主さんのスキンシップ不足から起こるであろう、このようなあくびをしている時は猫と一緒に遊んであげてストレスを軽減させてあげて下さい。

4.リラックスしている

飼い主さんと一緒にまったりしている時、お気に入りの場所でくつろいでいる時に猫は目を閉じて満足そうにあくびをする事があります。

このあくびはリラックスしている証であり、そろそろ眠いかもというサインです。これは人間と同じですね。

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こんなあくびには要注意!

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猫があくびをした際、口臭が気になった場合には、健康状態に何か異常をきたしているかもしれません。

猫の口の中の粘膜、歯の状態、舌の色、歯茎の色を念入りに観察しましょう。

グラついた歯、変色した歯があったり、口内が腫れていたり、出血していませんか?

こういった症状がみられた場合、以下の様な病気の可能性があります。

口内炎

猫が尖ったものや堅いもの噛んだ時、歯茎が傷つくことがあります。傷になると、口内炎が出来てしまったりする事があります。

その時は、フードを食べにくそうにしていたり、食べる時に痛がっている様子かもしれません。

傷が治れば、口内炎も無くなり口臭も治るでしょう。

歯肉病・歯周病

ウェットフードを与えていると、歯の間に食べカスが残りやすくなります。食べたものの残りが口の中に残っていると、細菌が繁殖します。そして、細菌が歯垢になっていき大きくなり、口の中の組織に炎症を起こすことがあります。

重度の歯肉病や歯周病になっている場合、動物病院で全身麻酔をし、歯垢や歯石、溜まった汚れや炎症を起こした組織なども取り除かなければなりません。

なので、なるべく早く動物病院に連れてってあげましょう。

猫の口臭対策

猫のあくびから口臭がする時、自宅で出来る対策として何があるでしょうか?

その対策方法をいくつかまとめました。

歯磨きをしてあげる。

猫の口内環境を整えるために、最も高い効果が期待できるのが歯磨きです。

歯磨きをすることによって、歯垢の定着を防ぎ、細菌の増殖の原因となる歯石の形成を防ぐことが出来ます。

普段から継続してしっかり歯磨きをしてあげることで、あくびだけでは口臭はしなくなります。

理想としては毎日、少なくとも2~3日に1回のペースで磨いてあげましょう。

どうしても歯磨きが難しい猫には、液体歯磨きやガーゼ、歯磨き用のウェットシートを使ってあげるとなどを利用してあげると効果があるようです。

フードを変えてみる

ウェットフードをドライフードに切り替えることで、口臭の原因となる歯周病の予防になる場合があります。

ドライフードは猫の咀嚼回数を増やします。咀嚼回数が増えたら、唾液の分泌量も増え、歯の表面に付いた細菌を洗い流す効果があります。

また人工香料や化学成分が多く含まれるフードを与えていると、口臭も強くなってしまいます。

口臭に気を付けたフードもありますが、猫の好みもあるので、実際にいろいろ試して猫が気に入るか、口臭が改善されるかどうかを見てあげましょう。

猫用口臭ケア用品を使う。

人間だけでなく、猫の口臭ケア用品もスプレータイプや粉末タイプのものなど多種多様に存在します。

しかし、これはあくまで歯磨きの補助用品なので、出来るだけ歯磨きを習慣付けて口臭予防をしてあげましょう。

猫があくびをする理由まとめ

今回は、猫があくびをする理由について情報をまとめましたが、いかがでしたでしょうか?

猫があくびをするのは、眠たいだけではなく、様々な理由があります。

あくびをする猫は気ままに見えますが、想像以上にセンシティブな生き物であり、ストレスなどを感じあくびをすることもあります。

なので、飼い主さんも猫も快適に生活していくために、なるべくあくびから猫の気持ちを読み取ってあげ、すこしでもストレスが減るようにしてあげて下さい。

また、今回ご紹介した口臭のあるあくびをしている場合、飼い主さんは猫の様子を見て対策を取り、必要に応じて動物病院に連れて行ってあげましょう。

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