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シャーペイの寿命はどのくらい?なりやすい病気の症状と予防法

犬種によって寿命はさまざまです。今回は【シャーペイ】の健康維持に必要な情報や長生きのコツを紹介します。平均寿命や長生きのために必要なことを知り、愛犬とできるだけ長く一緒に居られる環境を作りましょう。

シャーペイの寿命はどれくらいなのでしょうか?

もちろん、愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。

そこで、シャーペイのかかりやすい病気やその予防法、犬種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。

シャーペイの画像

シャーペイの平均寿命は?

シャーペイの平均寿命は、8~10年前後と言われています。

他の犬種と比べると短い部類に入ります。

ただ、過去には15歳まで生きた例もあるので、適切な飼育環境と飼育法によっては平均寿命を大幅に越えて長生きさせてあげることも可能です。

シャーペイの寿命と長生きするコツ

シャーペイは、平均寿命が他の犬種よりも若干短めで8~10年前後と言われています。

少しでもシャーペイの寿命を延ばすためには、まずストレスを溜めさせないことが重要です。

闘犬だったシャーペイには相当な体力があります。

そのため、十分な運動が必要となってきます。

ストレスを溜めさせないために、少なくとも1日2回以上、1回30分以上の散歩をさせるようにしましょう。

また信頼関係を築けば、人間への愛情深い犬種なので、望むときに人間のそばにいられる環境を作ってあげることがストレスを溜めさせないためにも重要となってきます。

さらにシャーペイを飼育する上で、食餌について特に注意しなければいけないことが大豆製品やそれらを含むドッグフードを食べさせないことです。

シャーペイは大豆を分解する酵素の力が非常に弱いからです。

ドッグフードを購入するときには、飼い主が十分に気を付け、原料表記をしっかり確認するようにしましょう。

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シャーペイのかかりやすい病気は?

シャーペイがかかりやすい目の病気は、「緑内障」「眼瞼内反症」「チェリーアイ」「乱生まつげ」の4つです。

緑内障は、眼の中の圧が上がり痛みや視力の低下・失明などの視野に関する障害が発生する病気です。

最悪の場合、失明してしまうこともるので気を付けましょう。

また眼瞼内反症とは、まぶた(眼瞼)が内側に曲がりこんだ状態のことです。

主な原因は遺伝・急激な体重減少・外傷などです。

「目ヤニや涙の増加」「結膜炎」「角膜炎」などの症状がみられることもあるので注意して気を付けてあげましょう。

チェリーアイは、第三眼瞼腺という涙を作る役割の組織が瞬膜よりも外に飛び出してしまう病気です。

また乱生まつげは、顔のシワが原因でまつげが内側に向かって生えてしまう状態のことです。

またシャーペイに特有の病気として家族性シャーペイ熱があります。

これは劣勢遺伝の自己炎症性疾患となっています。

シャーペイのかかりやすい病気のサイン

「目の充血」「角膜や結膜の浮腫」「牛眼(目が肥大化する)」などの症状がみられると緑内障の可能性があります。

また「目ヤニや涙の増加」「結膜炎」「角膜炎」などの症状がある場合は、眼瞼内反症を疑いましょう。

「涙の増加」「目を前足でこする」「目の周りの悪臭」「鼻水」「くしゃみ」などが頻繁に見られるときは、涙を作る役割の組織が瞬膜よりも外に飛び出してしまうチェリーアイの可能性が高いです。

同じく「まばたきの増加や減少」「涙の増加」「目ヤニの増加」「目の周辺が腫れる」などの症状がある場合は、乱生まつげであることがあるので、早期に動物病院を受診させましょう。

病気の予防法と対処法

まず緑内障ですが、点眼や服薬などの内科治療によって改善が見込まれないときは、外科手術を行います。

眼房水の排出を強制的に促すようにします。

また緑内障で失明してしまい、その後も痛みが残る場合は眼球を摘出します。

緑内障は眼球内の体液の流れが滞ることで起こる症状なので、日々の運動や余分な水分を体内にためないことに注意してあげましょう。

眼瞼内反症は、症状が軽度の場合は定期的にまつ毛を抜くことで炎症を抑えます。

しかし、重度の場合は瞼の整形手術を行わなければなりません。

予防するのは難しいと言われていますが、目ヤニや涙が出ていることに気づいたら早期治療をして症状の悪化を防ぐことが大切となってきます。

次にチェリーアイです。

この治療法は、症状が軽度であれば突出した第三眼瞼腺を押し戻し処置を施し、抗炎症剤などの点眼薬で経過をみます。

一方、症状が慢性だったり重度の場合は第三眼瞼腺を元の位置に戻して飛び出さないようにする手術を行うことになります。

普段のから様子を注意深く観察し、異常があった場合は素早く対処することが大切です。

目の周りが汚れた場合などは小まめに拭い、清潔に保てるようにしてあげましょう。

乱生まつげに関しては、手術による顔のシワ切除や眼瞼内半症の矯正が主な治療法となってきます。

「原因となっているまつげを定期的に抜く」ことが主な予防法です。

家族性シャーペイ熱では「原因不明の発熱」「関節・踵の腫れ」「倦怠感・ぎこちない歩き方」といった症状が見られるようになります。

この病気に関しては不明なことが多いので解決法や予防法などは分かっていません。

そのため紹介した症状が見られたら、早期に病院で診察を受けさせることが重要です。

シャーペイの老化のスピード

シャーペイの平均寿命は8~10年程度と言われています。

他の犬種と比べると寿命は短い部類に入ると言えるでしょう。

老化のスピードは人間の約6~8倍にもなります。

人間の歳に換算すると、1年で8~10歳分、歳を取ることになります。

しかし、寿命は環境によっても変化することがあるので10年以上、場合によっては15年程度も生きるシャーペイもたくさんいます。

シャーペイの老化に伴う外見の変化

シャーペイは、年齢を重ねることによって、歩くスピードが落ちるなどの外見の変化が現れてきます。

普段の生活や散歩中の動きなどをしっかりと観察し、無理な負担をかけないように気を付けてあげましょう。

老化に伴う外見の変化

シャーペイに似た犬種

ナポリタンマスティフボルドーマスティフ

老犬におすすめの食べ物は?

シャーペイは大豆の消化を苦手としています。

原材料に穀物を使用しているフードを与えていると消化器官の疾患や皮膚病などの原因になるので、グレインフリーのフードを選んであげることが大切です。

手足が太く筋肉質でがっちりした体形をしているので、老齢になった時には、体型を維持するためにも高たんぱくのフードを選んであげることも大切になってきます。

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シャーペイに適した散歩の量は?

かつては闘犬だったシャーペイには、かなりの体力があります。

活発な性格とは言えませんが、それでも十分な運動が必要となってきます。

一般的に少なくとも1日2回以上、1回30分以上の散歩が必要だと言われています。

外に出ることはストレス解消につながりとても大切なので、億劫がらずに積極的に外へ連れ出してあげるようにしましょう。

また、年齢を重ねて足腰が弱ってくると、無理な散歩は逆に負担にもなりかねないので、その時々の様子を見ながら散歩量をコントロールしてあげることも大切です。

ストレスをかけないために飼い主が出来ること

シャーペイはかつて闘犬だったことがあります。

そのため、シャーペイにはかなりの体力があり、 活発な性格ではないものの十分な運動量が必要となってきます。

一般的には少なくとも1日2回以上、1回30分以上の散歩が必要だと言われています。

外に出て体を動かすことはストレス解消にとって、とても重要なことです。

ストレスをかけないようにして寿命を少しでも延ばしてあげるためにも、散歩および十分な運動量を確保することが最も大切です。

シャーペイの寿命に関するまとめ

シャーペイは中国発祥の中型犬です。

しわしわの顔に小さな目と耳カバのような鼻といったユニークな容姿が特徴的な犬種です。

平均寿命は8~10年前後と言われおり、他の犬種と比べると短い部類に入ります。

ただ、過去には15歳まで生きた例もあるので、飼い主が環境や運動量などに気を付けストレスを溜めさせないようにするとよいでしょう。

また目に関する病気にかかりやいので、普段からその様子に気を配り、何か以上が見られる場合はすぐに動物病院を受診するなどしましょう。

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