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チワワの寿命はどのくらい?なりやすい病気の症状と予防法

犬種によって寿命はさまざまです。今回は【チワワ】の健康維持に必要な情報や長生きのコツを紹介します。平均寿命や長生きのために必要なことを知り、愛犬とできるだけ長く一緒に居られる環境を作りましょう。

チワワの寿命はどれくらいなのでしょうか?

もちろん、愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。

そこで、チワワのかかりやすい病気やその予防法、犬種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。

チワワの画像

チワワの平均寿命は?

チワワの平均寿命は15歳です。

小型犬は大型犬に比べて内臓への負担が軽く、老化速度が遅いと言われていますが、チワワもその例にもれず長寿傾向にあります。

日本でのチワワの最高寿命は25歳で、人間でいうところの106歳まで長生きした子もいます。

チワワの寿命と長生きするコツ

チワワは比較的長生きする犬種だと言われていますが、飼育環境などの外部の要因によって寿命は変わってきます。

体が小さいため体温調節が難しく、特に冬は体温を奪われやすいので注意してあげる必要があります。

ペット用のヒーターを設置したり、服を着せ暖かくしてあげるのもいいでしょう。

またチワワは頭部に「ペコ」と呼ばれる隙間がある個体が多く、こちらは少しの衝撃でもダメージを受けてしまうため、頭部の衝突などにも十分注意してあげる必要があります。

また骨や関節が折れやすいため、フローリングなどが滑りやすい場合は、ペット用のフローリングワックスを塗るなど工夫したほうがよいでしょう。

また適度な運動も必要です。

屋内で10~15分遊ぶだけでも十分いい運動になりますが、チワワはストレスを溜めやすい傾向にありますから、できるだけ外へ連れ出してあげましょう。

他の犬と交流をさせたり外のものに触れることで社交性の向上やストレス発散に繋がります。

またチワワは心臓病にかかりやすいと言われてますから、太り過ぎて心臓に負担をかけないよう、餌は体重に見合った量を与えましょう。

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チワワのかかりやすい病気は?

チワワにかかりやすい病気はいくつか挙げられます。

ひとつは「水頭症」。

先天性と後天性のものがありますが、チワワは先天性の水頭症が多いとされています。

水頭症は頭蓋腔内に脳脊髄駅が過剰に発生し、脳を圧迫する病気です。

先天性の場合予防はできませんので、早期発見が治療の重要なポイントとなります。

またその他に「角膜炎」などの目の病気も多いとされます。

チワワが目が大きいため、角膜に埃がついたり擦って傷つけてしまうことが多いです。

また後ろ足の膝のお皿がずれたり外れたりしてしまう「膝蓋骨脱臼」という病気もチワワには多く見られます。

チワワのかかりやすい病気のサイン

チワワにかかりやすい病気「水頭症」は先天性が多いとされています。

よく見られる症状としては、歩行異常や、食欲不振、凶暴な態度、旋回行動などがあります。

そのほか見た目に分かる症状として、頭がドーム型に広がっている、そして黒目が外を向いているなどがあります。

「水頭症」は完治が難しい病気ですが、早期発見ができれば大きな合併症を防ぐことができます。

「角膜炎」にかかった場合は、足で目を掻く、顔を床や壁に擦り付ける、しょっちゅう瞬きをする、などの症状が現れます。

「角膜炎」は悪化すれば視力が低下したり、失明することもある病気ですから、こちらも早期発見が大切です。

「膝蓋骨脱臼」は足を引きずる、足を曲げにくそうにしているなどの行動が見られたら、発症を疑いましょう。

病気の予防法と対処法

チワワは先天性の水頭症が多いとされています。

こちらは予防ができませんが、早期発見ができれば大きな合併症は事前に防ぐことができます。

「水頭症」の特徴として、頭がドーム型に広がっている、黒目が外を向いているなどがあります。

また「水頭症」は後天的になることもあります。

脳腫瘍や、頭部挫傷、交通事故など、なんらかの疾患や怪我によって引き起こされることがあります。

これらの疾患や怪我をしたあとは、何か異常な様子はないか、「水頭症」の兆候はないかこまめにチェックしてあげましょう。

「角膜炎」の原因は草木などに衝突して角膜に傷ができる、外因性の炎症が多いです。

特にチワワは目の表面積が大きいので「角膜炎」になりやすいと言われています。

目を掻いたり、顔を床に押し付けるなどの動作をしていたら、目のチェックをしてあげましょう。

目ヤニが目立つ、しきりに瞬きをするなどの症状があれば、獣医師に相談しましょう。

「膝蓋骨骨折」はチワワのような小型犬に多いとされます。

フローリングで滑る、ソファから落下するなど、足に負担をかけることで後ろ足の膝が脱臼するものです。

軽度であれば自然に治りますが、重度になると手術が必要になります。

フローリングの場合はマットを敷く、またはペット用のワックスをかけるなど工夫をしてあげるといいでしょう。

チワワの老化のスピード

一般的に小型犬は大型犬に比べて老化が遅いと言われていますが、それでも人間に換算すると4倍のスピードで老化が進みます。

しかし最近では医療の進歩やドッグフードの改良によって、犬の寿命は延びる傾向にあります。

チワワの平均寿命は15歳ですが、最高齢は25歳ですから、食事や生活環境の見直しによって、平均寿命より長生きさせてあげることは十分可能でしょう。

チワワの老化に伴う外見の変化

チワワは老化に伴い、瞳の色が濁ったり、毛艶がなくなるといった外見の変化が表れます。

また耳が遠くなる、目やにや耳垢が増える、動作が鈍くなるなどの症状も出てきます。

老化により免疫力が低下し、体の機能も衰えてきますので、病気や怪我に注意してあげることが必要です。

老化に伴う外見の変化

チワワに似た犬種

パピヨンポメラニアン

老犬におすすめの食べ物は?

老化が進むと栄養の吸収率が落ちてしまいますから、エサはできるだけ高タンパク質なものが望ましいです。

また運動量も必然的に低下していきますから、摂取カロリーも減らしていかなければなりません。

シニア用のドッグフードは高タンパクで低カロリーなものが多いですから、そういったエサを選んであげましょう。

また便秘気味のときは柔らかく煮た野菜をあげるのもいいでしょう。

逆に下痢気味のときは負担になるので繊維質なものは控えてあげてください。

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チワワに適した散歩の量は?

チワワは散歩は必要ないとよく言われていますが、とんでもありません。

外に連れ出すことで社交性を養うことができますし、ストレス発散もできますから、毎日15分程度の散歩をしてあげましょう。

老犬になって体力が落ちてきた場合は、無理のない範囲で散歩させましょう。

できる限り自力で歩いたり運動させることで、体力維持に繋がりますし、散歩の様子を観察してあげることで健康状態の確認もできます。

ストレスをかけないために飼い主が出来ること

チワワを室内で飼う人は多いと思いますが、できるだけ毎日散歩に連れ出して、外の世界を見せてあげることはストレスを溜めないためにも重要です。

また散歩は社交性を養うためにも重要ですし、何より飼い主とのコミュニケーションになります。

また長時間のお留守番も、チワワにはストレスになってしまいます。

忙しい場合は仕方がありませんが、一緒にいられる時間はなるべくたくさん名前を呼ぶ、体を触ってあげる、おもちゃを使って遊ぶなど、コミュニケーションをたくさん取りましょう。

チワワの寿命に関するまとめ

好奇心旺盛で、飼い主に従順だと言われるチワワは、小型犬の中でも高い人気を誇っています。

非常に可愛らしい犬ですが、命を預かるということは、その可愛らしい一面だけを見ていればいいわけではありません。

遺伝的にかかりやすい病気もありますし、毎日の散歩だって必要です。

またチワワのような小型犬は骨折や脱臼になりやすいので、お家の中を工夫してあげる必要があります。

私たちは自分の生活もありますが、家族の一員になった以上、チワワの目線に立って考えてあげましょう。

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