プーリーの寿命はどれくらいなのでしょうか?
もちろん、愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、プーリーのかかりやすい病気やその予防法、犬種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
プーリーの平均寿命は?
モップに似た特有のコーデットコートを(縄状毛)持つプーリーの平均寿命は12年~16年と言われています。
比較的長生きな犬種ですが、平均寿命はあくまでも1つの目安なので、犬の体質や病気、飼育環境によって寿命は個体差があります。
愛犬が長生きできる様に飼育環境などをしっかり整えましょう。
プーリーの寿命と長生きするコツ
プーリーの平均寿命12年~16年を延ばすにはいくつかのポイントを参考にする必要があります。
「定期的な正しいお手入れ」、「運動と食事のバランス」、「スキンシップ」です。
プーリーの体毛は縄状のコーデットコートです。
この毛は放っておくとすぐに絡まり、大きな毛玉になってしまいます。
お手入れにはブラシも使えないので、手でほぐすしか方法はありません。
手でほぐす場合は最初に手を水で濡らしておくとお手入れがしやすいですよ。
毎日欠かさずお手入れをしてあげましょう。
毎日しっかり運動をさせてあげると共に、フードは栄養バランスが良いものを選びましょう。
太りやすいのでカロリーはあまり高くないものを選ぶようにしましょうね。
寂しがり屋で甘えん坊な性格なので定期的にスキンシップを取ってあげましょう。
あまり構ってあげないと閉鎖的な性格になってしまう可能性があり、飼い主の言う事を聞かない事があります。
プーリーのかかりやすい病気は?
プーリーがかかりやすい疾患は様々ですが、知識として覚えておく事は発症を早期発見する為にとても重要です。
重要性の高い病気だけでも覚えておきましょう。
アレルギー物質を体内に取り込む事で発症するアレルギー性皮膚炎やハウスダスト、花粉、ノミ、食事などが原因で発症するアトピー性皮膚炎や甲状腺ホルモンが少なくなり皮膚炎を発症する甲状腺機能低下症などの皮膚疾患。
ブドウ膜に炎症が起こるブドウ膜炎、膝の前十字靭帯断裂などがあります。
プーリーのかかりやすい病気のサイン
病気には様々な初期症状があります。
飼い主が日頃より健康チェックをしてこの初期症状を発見する事で早期治療に入れるのです。
アトピー性皮膚炎はハウスダスト、ノミ、花粉、食べ物が原因で発症すると激しい痒みが出る為、皮膚を掻き毟り、脱毛する事があります
甲状腺機能低下症も同様、激しい痒みが伴い、脱毛します。
ブドウ膜炎は発症すると瞳孔が小さくなったり、涙が出たり、白目が異常に充血したり、まぶしそうに瞬きをしたり、眼球に痛みが出たり、虹彩の色が変化したり、角膜が白っぽく見えたりします。
膝の前靭帯断裂は過度な運動、事故での外傷、加齢によって発症すると言われています。
発症した直後は痛みの為地面に患肢つけられなかったり、足を上げたままの状態になったりします。
慢性化すると足を引きずって歩いたり関節炎や関節が腫れる原因にもなります。
病気の予防法と対処法
プーリーがかかりやすい病気は様々ですが、予防できるものは予防し、予防できないものは早期発見と治療が必要となります。
アトピー性皮膚炎はハウスダスト、ノミ、花粉、食べ物が原因で発症する事が主で一度かかると完治が難しいとも言われています。
甲状腺機能低下症は甲状腺ホルモンが少なくなり、皮膚炎を発症、体、尻尾の脱毛等がおきます。
これらの皮膚疾患は一生涯続く病気なので、薬、食事、シャンプー等、飼い主が献身的にお手入れをしてあげる必要があります。
発症してから時間が経つとどんどん重傷化してしまうパターンが多い為、異変を感じたらすぐに動物病院へ連れて行くようにしましょう。
ブドウ膜炎は予防が難しく、早期発見が重要だと言われています。
初期症状を発見できるようにいつもチェックするようにしましょう。
膝の前靭帯断裂は過度な運動、事故での外傷、加齢によって発症すると言われています。
片方を断裂するともう片方も高確率で断裂する場合があるようです。
手術での完治が最善なので獣医とよく相談しましょう。
プーリーの老化のスピード
平均寿命が12年~16年のプーリーはあまり老化のスピードを感じさせない事が多いですが、10歳を迎えた辺りから寝ている事が多くなったりあまり走らなくなったりと老齢化を感じる事があるでしょう。
プーリーは元がとても活発な動きをするので、急な食欲不振やゆっくりとした動きに具合が悪くなったかと心配するとは思いますが、焦らず様子を見てあげて下さい。
プーリーの老化に伴う外見の変化
縄の様な体毛が特徴のプーリーは、老齢化してもあまり見た目に出る事はありません。
活発な犬種なのでかなりの年齢になっても元気に歩いている事が多いです。
しかし、老齢化が進む白内障や緑内障等の目の病気を発症したり、フードを残したり、躓く事が多くなったりと行動や病気が老化現象の一つとして見られる事が多くなるでしょう。
プーリーに似た犬種
老犬におすすめの食べ物は?
プーリーは飼育する際に豊富な運動量を必要とします。
なので運動量に見合ったフードを飼い主が選び与える事も大切です。
栄養価が高く良質なフードを選ぶようにしましょう。
運動量が多いプーリーは肥満になりやすい傾向もある為、高タンパクで脂肪率が少ないフードを選びましょう。
脂肪燃焼を促進させるカルニチンが含まれたものを選びましょう。
関節のケアに良いグルコサミンやコンドロイチン等のサプリメントを与える事も必要です。
老齢化が進んだプーリーは食欲が落ちてくるので、このフードにミルクをかけたり、ふやかしたり、茹でたささみを細かく裂いて混ぜたりして食欲を刺激しましょう。
缶詰やパウチタイプのフードは脂肪分が多い為毎日与える事はお勧めしません。
プーリーに適した散歩の量は?
プーリーは牧畜犬として活躍している犬種でもある為、膨大な運動量が必要になります。
独立心が強く賢い性格の為、頭脳刺激を与える様なトレーニングも必要となります。
毎日2回1回1時間以上の早歩きを交えた散歩に加え、ドッグランで思いっきり自由運動をさせる事も大切です。
アウトドアな犬種なので川や海に連れて行く事も良いでしょう。
運動する事によってストレスを発散させるので運動不足になるとストレスで攻撃的な性格になったりします。
とても賢い犬種なので、飼い主と一緒に様々な事にチャレンジさせてあげましょう。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
プーリーはパワフルで頭が良い犬種です。
牧畜犬として生まれたので運動量はとても多く運動不足はストレスの原因となります。
運動不足からのストレスは悪戯行動や破壊的行動につながる事がある為、十分な運動時間を確保する事が大切です。
体毛は他の犬種と比べると特殊で、毎日お手入れをしないと大きな毛玉になりほぐす事ができなくなってしまいます。
毎日のお手入れは欠かさない様にしましょう。
プーリーの寿命に関するまとめ
好奇心旺盛でパワフルなプーリーの飼育で一番重要なのは躾と毛の手入れです。
物覚えが良く飼い主に従順な性格ですが、プライドが高い一面がある為、頭ごなしに怒る事はお勧めしません。
言い聞かせるように良い事と悪い事を教えていきましょう。
体毛はすぐに絡まって毛玉になってしまいます。
そうなると通気性が悪くなり、肌が蒸れて皮膚疾患の原因となる為、お手入れは毎日しっかり行ってあげましょう。
寂しがり屋なのでスキンシップを取りがてらお手入れができたら良いですね。
まるでモップの様な不思議な体毛のプーリーを家族に迎えてはどうでしょうか?