マルックスの寿命はどれくらいなのでしょうか？
もちろん、愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、マルックスのかかりやすい病気やその予防法、犬種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
マルックスの平均寿命は？
マルックスの平均寿命は12歳から14歳とされ一般的な小型犬の平均寿命とほぼ同じくらいとなっています。
昨今人気のミックス犬は安易に繁殖が行われている場合もあるので・母犬・生まれた環境・育ってきた環境で健康状態が変わってしまうこともあります。
マルックスの寿命と長生きするコツ
マルックスはミックス犬なので比較的身体は強いとされていますが、親犬の「マルチーズ」と「ダックスフント」のかかりやすい病気を引き継ぎやすいとされています。
マルックスに健康で長生きをしてもらうにはまず食事です。
原材料の品質や添加物の使用など安心して与えられるフードを選びましょう。
また体重を支える足が短く胴長なので肥満に注意し、しっかり体重管理をしてあげましょう。
次に運動です。
運動不足になると肥満の原因になり関節に負担がかかり病気を発症させてしまいます。
マルックスは激しい運動は必要ありませんので散歩にいき幼犬期から十分な筋肉をつけてあげましょう。
飼育環境でフローリングなどで床が滑りやすい場合はカーペットやマットを敷いてあげ足腰に負担がかからないよう気を付けてあげてください。
被毛は個体差がありますが、抜け毛は少ないですが伸びやすいので月に1度はトリミングをし皮膚の清潔を保つようにしてあげましょう。
ミックス犬は寿命が短い説は本当か？純血種と比べてどうなの？マルックスのかかりやすい病気は？
マルックスのかかりやすい病気は親犬の「マルチース」・「ダックスフント」のどちらの要素が強いかによってかかりやすさも変わってきますが主に、「椎間板ヘルニア」・「外耳炎」・「膝蓋骨脱臼」が挙げられます。
・椎間板ヘルニアは胴長、短足の犬種がかかりやすく椎間板という背骨と背骨の間にある「クッション材のような組織」が潰れて変形してしまう病気です。
・外耳炎は垂れ耳の犬種がかかりやすく、耳の穴に急性または慢性の炎症がおこっている疾患です。
・膝蓋骨脱臼は後肢の膝蓋骨（膝にある皿）が正常な位置から外れてしまう状態をいいます。
「パテラ」とも呼ばれる病気です。
その他に・歯周病などもあります。
マルックスのかかりやすい病気のサイン
マルックスのかかりやすい「椎間板ヘルニア」の症状は歩き方がおかしく運動をすることを嫌がったりします。
酷くなると麻痺がおこります。
「外耳炎」の症状は耳を痒がり、後ろ足で首の辺りを頻繁に掻くようになる。
耳
の中が赤く異臭がするなどがおこります。
「膝蓋骨脱臼」の症状は足を上げてピョコピョコしながら歩いているなど痛い足を庇う不自然な歩きかたになります。
このような症状があり、いつもと違う変化が見られたらすぐに動物病院を受診しましょう。
病気の予防法と対処法
マルックスのかかりやすい病気の予防法・対処法を紹介します。
マルックスのかかりやすい・椎間板ヘルニアは悪化すると歩行困難や排せつ障害を起こす恐ろしい病気です。
予防するために大切なのはまず肥満にさせないことです。
体重が増えすぎると腰に負担がかかりますので食事の管理をしっかり行い適正体重を維持してあげましょう。
フローリングでは滑りやすく関節に負担がかかってしまうのでカーペットやマットを敷き滑らない工夫をしてあげてください。
椎間板ヘルニアは自然治癒することはなく、放置すれば悪化をする一方ですので早期の治療が必要です。
・外耳炎は垂れ耳のマルックスはかかりやすくなっています。
予防法としては耳の洗浄になりますが、家庭での耳洗浄は耳や鼓膜を傷つけてしまうリスクがありますので、動物病院での定期的な健診がお勧めです。
・膝蓋骨脱臼は4段階に分けられていてグレート4になると常に膝が外れた状態となり足を引きずったり歩行困難な状態になってしまいます。
予防法は・体重管理。
体重が増え肥満になってしまうと、膝の関節に負担がかかってしまいますので適正体重を維持してあげましょう。
また椎間板ヘルニアと同じで足の関節に負担のかからない生活環境を作ってあげてください。
マルックスの老化のスピード
マルックスは一般的な小型犬と同じくらいの平均寿命です。
ですが、犬の寿命は食事や運動などの生活習慣によって長くすることができます。
少しでも長生きしてもらうために食事に気を付け、適度な運動を心掛けてあげましょう。
マルックスの老化に伴う外見の変化
一般的に小型犬は10歳からが高齢犬とされています。
個体により差がありますが、目が白っぽくなってくる、被毛にツヤが無くなりパサついてくる、筋肉が落ち足腰が弱ってくるなど外見の変化がでてきます。
少しの変化のも気づいてあげられるよう日頃のチェックを欠かさないようにしてあげましょう。
マルックスに似た犬種
老犬におすすめの食べ物は？
歳を重ねていき老犬期に入っていくと、・食欲が落ちる・食べムラがでてくるなど食の変化が表れてきます。
基礎代謝も落ちてきますので成犬期と同じ食事ではカロリーが高く肥満の原因にもなってしまいます。
ですので低カロリー・高タンパク質を心掛けて食事を与えてあげましょう。
おすすめの食材は・魚。
タンパク質、カルシウム、タウリンが豊富で、脳の働きを活性化させ認知症の予防になるといわれているDHAやEPAなど老犬に必要な栄養素がたくさん含まれています。
人間用に加工された物はさけ、与えるときには骨を取り除き食べやすくしてあげてください。
マルックスは椎間板ヘルニアになりやすい犬種です。
関節の強化のためにグルコサミンやコンドロイチンが含まれるフードやサプリメントもおすすめです。
また食が落ちてきたときは、愛犬の体調によって食事の1日の摂取量はそのままで回数を増やしてあげたり、温かい食事は食欲を刺激することができますので、人肌に温めてから与えてあげるのもおすすめです。
マルックスに適した散歩の量は？
マルックスは散歩量は多くない犬種ですが「ダックスフント」の猟犬の血を受け継いでいますので走り回る活発さがあります。
ですが椎間板ヘルニアに注意が必要な犬種ですので段差を飛び越えたりジャンプをするなどは腰に負担がかかってしまいます。
散歩中は平坦な道を選ぶなどし、気を付けてあげましょう。
歳を重ねて家でじっとしているばかりですと筋力が落ちさらに足腰を弱くしてしまいますので、体調や様子をみて、愛犬のペースに合わせて散歩をしてあげましょう。
外な空気に触れることで気分転換にもなりますので歩くのが嫌な時は抱っこなどで外に連れて行ってあげるのもおすすめです。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
マルックスは胴長・短足で椎間板ヘルニアにとてもかかりやすい犬種です。
この病気にかかり悪化してしまうと普通の生活も思うようにいかなくなってしまいます。
そうならない為に、適度な運動で筋力をつけてあげて適切な量の食事で肥満を防いであげてください。
そして部屋ではフローリングでしたらカーペットやマットを敷いて滑りにくくしてあげたり、段差をなくしてあげて足腰に負担がかからない環境を作ってあげてください。
愛犬は何よりも飼い主との触れ合いを求めていますので、毎日のコミュニケーション・スキンシップを大切に行ってあげましょう。
マルックスの寿命に関するまとめ
「胴長・短足のマルチーズ」という外見を持ち、甘えん坊で好奇心旺盛でしつけもしやすいマルックス。
ミックス犬となりますので個体差が大きくなっています。
ですが育つ環境で寿命は大きく変わります。
少しでも長生きをしてもらうためにちょっとした身体の変化にも気づいてあげれるようスキンシップをとり身体のチェックをしてあげ、年に1回は症状がなくても動物病院で診てもらうと病気の早期発見ができますし安心です。
