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アメリカモモンガの正しい飼い方や性格・寿命・歴史を解説

アメリカ・カナダ・・・メキシコ出身の「アメリカモモンガ」の性格・特徴や平均寿命などをまとめました。平均寿命12年前後のアメリカモモンガの長生きの秘訣は、飼い方や育て方にあります。意外と知らないアメリカモモンガの歴史や名前の由来なども紹介します!

アメリカモモンガの基本情報

アメリカモモンガの画像

  • 原産国、地域 アメリカ・カナダ・・・メキシコ
  • 一般的な体重 0.045~0.113kg
  • 一般的な体高 体長13~15cm
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アメリカモモンガの名前の由来

野生種が主にアメリカ(他カナダ、メキシコなど)に生息しているモモンガであることからこの名前がつけられました。

アメリカモモンガの歴史

アメリカモモンガにはどのような歴史はがあるのでしょうか?

米国では開拓、植民地時代から何世紀にもわたりこのアメリカモモンガをペットとして飼育してきた歴史があります。

アメリカモモンガの性格や特徴

アメリカモモンガには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。

それぞれの性格や特徴をきちんと知っておくことでペットが長生きし(寿命が延び)、一緒に過ごせる大切な時間が増えることにも繋がります。

意外と知らないアメリカモモンガの性格が見えてくるかもしれません♪

アメリカモモンガの性格

げっ歯類リス亜科モモンガ属に属しており、リスの仲間です。

げっ歯類なので、歯は一生伸び続けます。

背中が茶褐色で腹部はクリームがかったホワイトをしており、頭の上の方についた大きな目が特徴です。

耳も比較的大きめで、しっぽは平たく、尾は基本垂らしています。

夜行性で、一生のほとんどを樹上で暮らします。

リス科の仲間ですが、長距離を滑空することができ、長いと50m近く滑空することもあります。

口の近くに生えているヒゲが、滑空するときの距離などを測る触覚センサーの役割を果たします。

主にブナ・ポプラカエデなどの広葉樹に開いた穴やキツツキが開けた穴を巣にし、普段は単独で生活していますが、冬になると1つの巣に複数集まって寒さをしのぐ習性があります。

食性は雑食性で、種子や木の実、果実、キノコなどを中心に食べ、リス科の中では昆虫類もよく食べる方です。

冬に備えて巣などに木の実を貯蔵する習性があります。

一度の出産で1~7匹の子供を産み、メスが単独で育てます。

現在ワシントン条約により輸入が制限されており、日本国内で繁殖した個体のみ販売が可能ですが、ペットショップでもあまり見かけなくなってきています。

性格はとても臆病で神経質、人間には懐きにくいです。

トイレ等のしつけは困難です。

モモンガ独特の匂いは少なめです。

動きがとても俊敏です。

アメリカモモンガの毛色

アメリカモモンガの毛の色や柄はこんな種類があります。

ノーマル、アルビノ

アメリカモモンガに似ているのは?

アメリカモモンガに似ている種類のペットはこちら!

オオアメリカモモンガ

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アメリカモモンガの飼い方としつけ方

種類によって適している飼い方やしつけ方は様々です。

室内で飼う方が適しているペットもいれば、逆に屋外で飼う方がストレスがたまらず快適に過ごせるペットもいます。

もちろん、性格によってしつけ方も全く変わってきます。

アメリカモモンガに合わせた飼い方・しつけ方を解説します。

アメリカモモンガに適した気温は18~26℃で、寒さには強いですが暑さには弱いです。

夏はエアコンで調節してあげ、冬にヒーターを用いるならケージ全体ではなく一部分だけ温まるよう調整してあげる必要があります。

ケージを置く場所は直射日光が当たる場所は避けましょう。

臆病で神経質な動物なので、懐くことは期待しない方がよいです。

赤ちゃんの頃からミルクを与えて育てると馴れる個体も中にはいますが、とにかくストレスを与えないよう時間をかけて根気強く馴らす必要があります。

単体で生活する動物なので、複数飼育はおススメしません。

トイレのしつけはほぼ不可能だと思っておきましょう。

モモンガはケージにつかまった状態で排泄をする特徴があるので、ケージの外も汚れてしまいます。

フクロモモンガに比べて排泄物の臭いはほとんど気になりませんが、ケージの中と外、毎日こまめな掃除をしてあげましょう。

もしケージの外に出した場合はそこらじゅうに糞尿をするので、部屋中の掃除をする覚悟が必要です。

アメリカモモンガの飼い方

室内と屋外どっちで飼うのに適している?

アメリカモモンガは、室内で飼うことに適しています。

アメリカモモンガのオスとメスの違い

アメリカモモンガオス・メスそれぞれの性格の違いや行動はあるのでしょうか?

アメリカモモンガの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。

オス:メスに比べて少し筋肉質になる個体が多いです。

メス:オスに比べるとやや華奢な感じになる個体が多いです。

アメリカモモンガのおすすめのエサ

ペットのエサは数えきれない種類があります。

何を選べばいいかわからない人も多いと思いますが、エサもペットによって様々です。

アメリカモモンガの体質に合った、健康的で長生きすることにつながるエサの種類を紹介します。

主食としてハムスターやリス用のペレットを与えます。

フクロモモンガよりも動物性タンパク質や花蜜を必要としないので、フクロモモンガ用のフードではバランスを崩してしまいます。

必ずハムスターやリス用のものを与えましょう。

また、副食として果実やナッツ類、野菜、動物性タンパクのミルワーム、煮干し、チーズなどを与えます。

野菜などは常温に戻してから、食べやすいよう1cm弱程度のサイコロ状に切ってあげましょう。

水は毎日取り換えて常に新鮮なものを用意しておきます。

アメリカモモンガの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均

アメリカモモンガの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約1,000~3,000円です。

アメリカモモンガのお風呂のペース

基本的に必要なし、どうしても汚れや臭いがが気になるときのみに限りましょう。

アメリカモモンガにおすすめのグッズ

アメリカモモンガを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪

飼育に欠かせないものであるケージは、高さがありステンレス製のものがおススメです。

アクリル製のものでも大丈夫です。

具体的には幅と奥行きは50cm以上、高さは70cm以上あるものが理想です。

また、移動・足場用に止まり木とコーナーステージもケージ内に設置してあげましょう。

トイレを設置する場合はハムスターなどの小動物用のトイレを床に置き、固まらないタイプのトイレ砂を用います。

設置しない場合は床に網状のすのこを敷き、その下に脱臭作用のあるペットシーツを敷き詰めます。

おがくずや紙くずを床材として敷いておくのもよいですが、ペットシーツの方が掃除が楽でしょう。

他にも寝床や遊び場所としてポーチやハンモックをできれば複数用意し、また食事用に金網にひっかけるタイプのエサ入れ、給水ボトルを設置してあげましょう。

必須ではないですが、小動物用の爪切り、取扱いのための皮手袋、温度管理のための温湿度計があると便利です。

アメリカモモンガのかかりやすい病気

体質によって、かかりやすい病気は様々です。

自分のペットのかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。

アメリカモモンガがかかりやすい病気はこのようなものがあります。

クル病、下痢、熱中症、低体温症、ペニス脱、脱毛、白内障、角膜炎、肥満、骨折、後躯麻痺、脱臼、自傷行為、不正咬合

アメリカモモンガのよく使う薬・サプリ

整腸作用を目的としてマルチビタミンや乳酸菌が含まれるもの、栄養補給を目的としてゼリーや虫の幼虫を粉末にしたものなどが使用されます。

アメリカモモンガの治療平均価格

ペットを飼うには、もちろん高い医療費がかかります。

最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。

そして、治療費はペットの種類によってさまざまです。

まずモモンガなどのエキゾチックアニマルを診察してくれる病院は限られています。

飼育の前に近所にそのような病院があるか調べておきましょう。

治療費は病院によって異なりますが、診察費としてだいたい1,000~2,000円、鎮静費(麻酔費)として3,000~5,000円、症状により各種検査費用として1,000~10,000円ほどかかってきます。

また、薬代として1,000円~、不正咬合などによる歯切りで300~1,000円、手術となると、10万円を超えることも珍しくありません。

アメリカモモンガの平均寿命と価格

アメリカモモンガの平均寿命

人間よりもとても寿命が短いペットたち。

その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。

ですが、種類によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。

アメリカモモンガの平均寿命は12年前後です。

アメリカモモンガの価格相場

アメリカモモンガの価格相場は、1.5~3万円です。

アメリカモモンガを飼っている主な著名人

現在調査中

アメリカモモンガに関するまとめ

飼育場所のスペースがそれほどいらないため、ワンルームで生活する一人暮らしの方でも飼うことができます。

フクロモモンガに比べて懐きにくいのが難点ですが、コミュニケーションはあまり取れなくても良いので、見ているだけでも癒されるかわいいペットが欲しいという方にはおススメです。

完全な夜行性のため昼間はほとんど寝ているので、夜型の生活リズムの方の方が動く姿などが見れて楽しめるでしょう。

現在輸入規制のため入手しづらくなっている上、フクロモモンガに比べて飼育のための情報が少ないため、初心者の方にはあまり向いていないかもしれません。

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