パスバレーフェレットの基本情報
- 原産国、地域 ヨーロッパ・モロッコ
- 一般的な体重 0.8~1.5kg
- 一般的な体高 体長30~35cm
パスバレーフェレットの名前の由来
この種のフェレットの繁殖場が「パスバレーファーム」という名称だったためパスバレーフェレットと呼ばれています。
パスバレーフェレットの歴史
パスバレーフェレットにはどのような歴史はがあるのでしょうか?
1970年頃、アメリカ東部ペンシルバニアにあるパスバレーファームでこのフェレットの繁殖が進められます。
このファームはフェレットの繁殖規模が特に大きく、日本で流通しているフェレットでもっとも多い種類のひとつです。
パスバレーフェレットの輸入は生後すぐに行われるため、しつけのしやすさにもペットとして注目が集まり始めています。
さらに生後すぐ出荷されることからか、パスバレーフェレットにはマイクロチップが初めから埋め込まれていません。
そのためマイクロチップの賛否が分かれる現代からすると健康面への配慮も安心です。
また、体の小ささや豊富なカラーバリエーションもフェレット好きから人気を博し、現在日本で一番人気のある種類です。
パスバレーフェレットの性格や特徴
パスバレーフェレットには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
それぞれの性格や特徴をきちんと知っておくことでペットが長生きし(寿命が延び)、一緒に過ごせる大切な時間が増えることにも繋がります。
意外と知らないパスバレーフェレットの性格が見えてくるかもしれません♪
パスバレーフェレットの性格
フェレットの中でも明るく好奇心旺盛な性格なので、ペットにぴったりです。
やんちゃで遊び好きなので、しっかり遊んであげれば飼い主ともうまくやっていける子が多いでしょう。
ですが中には気性が荒い子もいるため、品種で性格を見極めるのは難しいといえます。
ペットショップなどで選ぶ際は、大人しめの子を選ぶと飼いやすいでしょう。
とはいえ、他のファームのフェレットと比べると飼育しやすい子が多いと言われています。
また、丸っこい顔とがっしりとした体つきが特徴的です。
その見た目通りパスバレーファームのフェレットは体も比較的丈夫で、他のフェレットに比べて病気をしにくいのも人気の理由のひとつです。
さらにパスバレーフェレットは赤ちゃんの頃から輸入もできるため、とても小さいうちからお迎えすることができます。
なのでほぼ最初の時期からフェレットをお世話してみたい人にも向いています。
パスバレーフェレットの毛色
パスバレーフェレットの毛の色や柄はこんな種類があります。
バタースコッチ、シルバーミット、パンダカラー、スターリングシルバー、アルビノセーブル、ブラックセーブル、シャンパン、ブレイズ、シルバー、マークドホワイト
パスバレーフェレットに似ているのは?
パスバレーフェレットに似ている種類のペットはこちら!
ルビーフェレット
パスバレーフェレットの飼い方としつけ方
種類によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
室内で飼う方が適しているペットもいれば、逆に屋外で飼う方がストレスがたまらず快適に過ごせるペットもいます。
もちろん、性格によってしつけ方も全く変わってきます。
パスバレーフェレットに合わせた飼い方・しつけ方を解説します。
パスバレーフェレットは噛み癖がある種類として知られています。
放っておくと大人になっても噛みつき、飼い主が深い傷を負うことにも繋がります。
なのでなるべく子供のうちに噛み癖のしつけをおこないましょう。
方法としては、噛みついてきたらすぐに叱ることです。
もし飼い主が怪我をして傷口の処置した後に叱っても、時間が経っているためフェレットは一体何に怒られているのか理解できません。
とにかくすぐに大きな声で叱ることが大切です。
それでも止めない場合は、噛まれた時に喉の奥まで指を突っ込みます。
オエッとえずくかもしれませんが、噛むたびにえずかされることに気付いてだんだん噛むのをやめるようになります。
多少根気が必要かもしれませんが、放っておくと後が大変なので噛み癖のしつけはきちんと済ませておきましょう。
室内と屋外どっちで飼うのに適している?
パスバレーフェレットは、室内で飼うことに適しています。
パスバレーフェレットのオスとメスの違い
パスバレーフェレットオス・メスそれぞれの性格の違いや行動はあるのでしょうか?
パスバレーフェレットの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:穏やかで優しく、温和な性格です。
動きもややゆったりとしています。
メス:オスに比べてキツイ性格です。
また、活発で元気な子が多いです。
パスバレーフェレットのおすすめのエサ
ペットのエサは数えきれない種類があります。
何を選べばいいかわからない人も多いと思いますが、エサもペットによって様々です。
パスバレーフェレットの体質に合った、健康的で長生きすることにつながるエサの種類を紹介します。
活発でよく動き回るパスバレーフェレットは、十分なエネルギーが必要です。
高たんぱく質で良質な素材のものを選びましょう。
全体の36%以上がたんぱく質でできているものがおすすめです。
また、消化器官の短いフェレットは消化の良いものを食べさせた方が健康に過ごしやすくなります。
腸内トラブルを避けるためにも、人工料や穀物を使用していないものを選ぶと良いでしょう。
その他、食物繊維系の栄養素はフェレットには多く必要ありません。
フェレットに不必要なものが豊富に入っているものは避け、動物性たんぱく質や動物性脂肪などが豊富に含まれたものを選んでください。
パスバレーフェレットの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
パスバレーフェレットの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約1,000~2,000円です。
パスバレーフェレットのお風呂のペース
もともと体臭の強い動物なので、2週間に1度はお風呂に入れてあげましょう。
パスバレーフェレットにおすすめのグッズ
パスバレーフェレットを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
パスバレーフェレットはかなり小さい頃から家に迎えることができます。
赤ちゃんの頃からのお迎えをするなら、ふかふかの温かい毛布などを寝床に入れておいてあげましょう。
母親と離れるのが早かったため寂しさで夜鳴きをすることがあるので、その予防としても効果があります。
なかには遊べてくつろげるフェレット用のラグマットもあるので、検討してみても良いかもしれません。
また、やんちゃで遊び好きなパスバレーフェレットは飼い主ともよく遊んでくれます。
フェレットとしっかり遊びたい人は手持ちのおもちゃを用意しておくと良いでしょう。
パスバレーフェレットのかかりやすい病気
体質によって、かかりやすい病気は様々です。
自分のペットのかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
パスバレーフェレットがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
副腎腫瘍、インスリノーマ、リンパ腫、耳ダニ、フィラリア、インフルエンザ、尿路結石
パスバレーフェレットのよく使う薬・サプリ
腸内環境対策・維持にオリゴ糖やビフィズス菌や乳酸菌、副腎腫瘍予防にアガリスクやビタミンC・E・B5、被毛の健康対策に乳酸菌やビタミンや食物繊維などが使用されています。
パスバレーフェレットの治療平均価格
ペットを飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
そして、治療費はペットの種類によってさまざまです。
フィラリアと言えば犬のイメージがありますが、フェレットもかかりうる病気です。
犬よりも体の小さいフェレットは、フィラリアを持つ1~3匹程度の蚊に刺されただけでも命の危険があります。
フィラリアを予防するためには毎月1回の予防接種をおこなう必要があります。
一度の注射におよそ1,000円ほどかかり、これを蚊が出始める時期からいなくなる時期までおこないます。
6月~11月頃まで予防接種を受けるとすると、年間でおよそ6,000~7,000円ほどかかります。
他にもジステンパーの予防接種が年に一度あり、およそ6,000~1万円です。
総計すると、年間1万2,000~1万6,000円の予防接種費用が毎年かかります。
予防接種を受けずに病気が発生してしまうとこれ以上の膨大な治療費や寿命の大幅な収縮が予想されるため、必ず受けておきましょう。
パスバレーフェレットの平均寿命と価格
パスバレーフェレットの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いペットたち。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、種類によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
パスバレーフェレットの平均寿命は8年前後です。
パスバレーフェレットの価格相場
パスバレーフェレットの価格相場は、4万円前後です。
パスバレーフェレットを飼っている主な著名人
現在調査中
パスバレーフェレットに関するまとめ
パスバレーフェレットはわが国ではマーシャルフェレットに次ぐ人気の品種のフェレットで、飼いやすさや人慣れもしやすいため初心者にも向いています。
ですが噛み癖は必ず大人になるまでにしつけておかなければなりません。
なのでフェレットと触れ合う時間を多く取り、しつけができる環境を持った人におすすめです。
また、フェレット同士でも飼育がしやすいので多頭飼いも向いています。
さらに幼少の頃からの飼育が可能なフェレットなので、小さい時期から育てたい人にもおすすめなフェレットです。