ゴールデンハムスターの基本情報
- 原産国、地域 シリア・トルコ
- 一般的な体重 0.1~0.2kg
- 一般的な体高 体高約14~18cm
ゴールデンハムスターの名前の由来
ゴールデンハムスターの原種の毛色が金色(オレンジ色)なので、「金色のハムスター」という意味で「ゴールデンハムスター」と名付けられました。
また、ゴールデンハムスターの原産国はシリア近辺であることから、別名「シリアンハムスター」とも呼ばれています。
ゴールデンハムスターの歴史
ゴールデンハムスターにはどのような歴史はがあるのでしょうか?
1930年に野生のゴールデンハムスターが発見され、1匹の母親ハムスターとその子供12匹が捕獲されました。
その後大学で研究、繁殖され、世界中に広まったとされています。
1956年には医薬の研究に役立つとされ、実験動物として扱われペットとして飼われることはありませんでした。
1990年代後半にヨーロッパでペットとして販売され、犬猫に比べ手軽に飼いやすいことから、世界中で急速に人気を集めました。
日本では2000年にアニメの影響で爆発的なブームを起こし、今では安定した人気を誇っています。
ゴールデンハムスターの性格や特徴
ゴールデンハムスターには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
それぞれの性格や特徴をきちんと知っておくことでペットが長生きし(寿命が延び)、一緒に過ごせる大切な時間が増えることにも繋がります。
意外と知らないゴールデンハムスターの性格が見えてくるかもしれません♪
ゴールデンハムスターの性格
古くからペットとして親しまれている「ゴールデンハムスター」は他のハムスターに比べると大柄で、白いお腹と黒色が混じったオレンジ色(金色)の毛色が特徴です。
品種改良により今では約30種近くの毛色があります。
最近では全身クリーム色(アプリコット色)をした「キンクマハムスター」が人気ですが、実はゴールデンハムスターの毛色の1種なのです。
ゴールデンハムスターは大変大人しく、人を噛むことはほとんどありません。
動作もおっとりしており、人にも懐きやすい個体が多いです。
賢いため、臭いや声で飼い主(食べ物をくれる人)を見分けますし、大抵はトイレもすぐに覚えてくれます。
ゴールデンハムスターの毛色
ゴールデンハムスターの毛の色や柄はこんな種類があります。
ゴールデン(ノーマル)、キンクマ(クリーム)、シナモン、ライトグレー、シルバーグレー、ダークグレー、クロクマ(ブラック)、ディンジーブラック、アイボリー、錆色、イエロー、アンブロウス、黒目ホワイト 、アルビノ、バイオレット、トリコロール(三色)、バンデッド、ドミナントスポット(まだら模様)、ローン、ダブ、ダルメシアン
ゴールデンハムスターに似ているのは?
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ゴールデンハムスターの飼い方としつけ方
種類によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
室内で飼う方が適しているペットもいれば、逆に屋外で飼う方がストレスがたまらず快適に過ごせるペットもいます。
もちろん、性格によってしつけ方も全く変わってきます。
ゴールデンハムスターに合わせた飼い方・しつけ方を解説します。
ゴールデンハムスターは他の種類に比べてカラダが大きいので、まずケージ選びには注意して下さい。
ハムスター用のケージはジャンガリアン用の大きさのものが多いので、ケージの大きさや回し車の大きさ、エサ入れやトイレの大きさも余裕のある大きさを選びましょう。
ケージ内には、トイレ、エサ入れ、給水ボトル、回し車を設置してあげます。
床材を敷き詰めてあげると、自分で床材を集めて寝床を作ります。
ケージ周辺の環境も重要で、寒暖差の激しい場所や、直射日光のあたる場所、テレビの横など大きな音がする場所は避けてあげてください。
室温は20~24℃を保ってあげましょう。
与えたエサを溜め込む習性があるので、古いエサは処分して新鮮なエサを毎日与えてください。
トイレのしつけは、おしっこの臭いがついた床材などをトイレに置いてあげるとすぐに覚えてくれます。
多頭飼いの場合、縄張り意識が強くケンカをすることもあるので、大人になったら必ずケージは別にしましょう。
室内と屋外どっちで飼うのに適している?
ゴールデンハムスターは、基本室内飼いです。
暑さ、寒さは得意ではないので室内温度を調整してあげます。で飼うことに適しています。
ゴールデンハムスターのオスとメスの違い
ゴールデンハムスターオス・メスそれぞれの性格の違いや行動はあるのでしょうか?
ゴールデンハムスターの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:メスよりオスのほうが体が大きく、肛門と生殖器の間隔がメスと比べると離れています。
大人になったら睾丸の有無で簡単に見分けることができます。
睾丸は生後1ヶ月もすればはっきりと分かります。
性格は、マイペース、懐きやすい、環境変化やストレスに弱い、縄張り意識が強い、好奇心旺盛などがあります。
メス:オスに比べて体が小さく、肛門と生殖器の間隔がオスと比べると狭いです。
乳頭がオスに比べて目立ちます。
性格は、気性が荒く、懐きにくい、環境変化やストレスに強い、縄張り意識が弱い、食欲旺盛、神経質な個体が多いです。
ゴールデンハムスターのおすすめのエサ
ペットのエサは数えきれない種類があります。
何を選べばいいかわからない人も多いと思いますが、エサもペットによって様々です。
ゴールデンハムスターの体質に合った、健康的で長生きすることにつながるエサの種類を紹介します。
主食はハムスター用のペレットを体重の20%与えます。
ペレットを与えるだけで必要な栄養は取ることはできますが、新鮮な野菜も与え、ビタミンやミネラルも補給させます。
与えて良い野菜は、小松菜、カボチャ、にんじん、キャベツ、さつまいも、りんごなどで、きゅうり、トマト、レタスなどは水分が多いので与え過ぎると下痢をおこすので注意してください。
基本的に、水分はお水を飲んでいるので、野菜はおやつ感覚で与えると良いです。
果物はハムスターの好物ですが、糖分が多いので、数日に1回程度、少量与えましょう。
ゴールデンハムスターの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
ゴールデンハムスターの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約500円~1,000円です。
ゴールデンハムスターのお風呂のペース
ハムスターはお風呂に入りません。
乾燥地帯出身で、体温調整の機能が備わっていないので、体が濡れると体温が低下してしまい風邪を引いてしまうからです。
お水のお風呂には入りませんが、砂風呂で体についたダニや汚れを落としたりするので、ケージ内にハムスター用の砂風呂を置いてあげましょう。
それでも、体の汚れや臭いが気になるようなら、ブラッシングや濡れた取るで拭いてあげると効果的です。
ゴールデンハムスターにおすすめのグッズ
ゴールデンハムスターを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
ハムスターの定番アイテムといえば、回し車です。
運動不足はもちろんですが、ハムスターのストレス発散にもなります。
選ぶ際は、ハムスターの体格にあった、安全性の高いものが理想です。
回し車の音がカラカラうるさいから置きたくない場合、今は音がしないサイレントタイプもあるのでそちらがおすすめです。
キレイ好きなハムスターは砂浴びをして、体の汚れを落としています。
砂浴びをしているハムスターは病気にかかりにくいというデータもあるので、ぜひ置いてあげてください。
置く場合、砂は穴掘りができるくらいの高さに盛ってあげます。
色々なおもちゃがありますが、トイレットペーパーやティッシュの空き箱などおもちゃを手作りしてあげても喜んで遊んでくれます。
ゴールデンハムスターのかかりやすい病気
体質によって、かかりやすい病気は様々です。
自分のペットのかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
ゴールデンハムスターがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
アレルギー皮膚炎:床材や、エサが原因でアレルギー皮膚炎を発症することがあります。
腫瘍:ハムスターがかかる病気で最も多い病気。
ニキビダニ症:フケのようなものが出るようになり、強いかゆみに襲われます。
緑内障:眼圧が上昇し、最終的には失明することになります。
ゴールデンハムスターのよく使う薬・サプリ
ハムスターは主食のペレットで十分な栄養が取れています。
なので、健康なハムスターにはサプリメントの必要性はあまりないです。
そのため、体調不良のときは、獣医師の判断のもとで使用するのが良いです。
ゴールデンハムスターの治療平均価格
ペットを飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
そして、治療費はペットの種類によってさまざまです。
アレルギー皮膚炎:初診料500~2000円、診察料4000~6000円。
腫瘍:初診料500~2000円、腫瘍除去手術5000~20000円。
ニキビダニ症:初診料500~2000円、診察料4000~6000円。
緑内障:初診料500~2000円、診察料4000~6000円、点眼薬600~2000円。
ゴールデンハムスターの平均寿命と価格
ゴールデンハムスターの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いペットたち。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、種類によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
ゴールデンハムスターの平均寿命は2~3年です。
ゴールデンハムスターの価格相場
ゴールデンハムスターの価格相場は、1,000~2,000円です。
ゴールデンハムスターを飼っている主な著名人
現在調査中
ゴールデンハムスターに関するまとめ
ゴールデンハムスターは人にも懐きやすく、専門的な知識も必要がないので、初めてハムスターを飼う人や、ペットの飼育が初めての人にもおすすめできます。
ただし、懐いてくれたからといって、四六時中触りすぎるとストレスが溜まり体調を崩し、それが原因で死んでしまうこともあります。
基本的にハムスターは臆病な動物なので、長生きしてもらうためには、遊ぶだけではなく優しく見守ってあげることも大事です。