ロボロフスキーハムスターの基本情報
- 原産国、地域 カザフスタン共和国・モンゴル・ロシア連邦トゥヴァ共和国
- 一般的な体重 0.015~0.03kg
- 一般的な体高 体高約7~10cm
ロボロフスキーハムスターの名前の由来
1903年に、発見者のロボロフスキーの名をつけて「ロボロフスキーハムスター」と名付けられました。
ロボロフスキーハムスターの歴史
ロボロフスキーハムスターにはどのような歴史はがあるのでしょうか?
ロシアの探検家「ロボロフスキー」によって中国の南山で1889年発見、捕獲されました。
繁殖が難しいとされ実験動物に向かず、始めからペット用として飼育されていたハムスターです。
日本へは1994年に輸入されています。
ロボロフスキーハムスターの性格や特徴
ロボロフスキーハムスターには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
それぞれの性格や特徴をきちんと知っておくことでペットが長生きし(寿命が延び)、一緒に過ごせる大切な時間が増えることにも繋がります。
意外と知らないロボロフスキーハムスターの性格が見えてくるかもしれません♪
ロボロフスキーハムスターの性格
ハムスターの中で最小の「ロボロフスキーハムスター」平均体長7~10cmとゴールデンハムスターの約半分ほどの大きさしかありません。
目の上の毛が白く「まゆげ」のような模様が特徴です。
非常に臆病な性格で、「懐かないハムスター」とも呼ばれています。
ストレスも溜まりやすくスキンシップを取ることは難しいので、観賞用として優しく見守ってあげましょう。
警戒心が強いですが、人に噛み付くことはほとんどありません。
人に攻撃するタイプではなく、逃げて自分の身を守るのでとにかく俊敏ですばしっこいです。
トイレは指定した場所ですることがなく、あちこち汚してしまうためケージ内の掃除は頻繁にする必要があり、他の種類と比べると少し手間が掛かります。
ロボロフスキーハムスターの毛色
ロボロフスキーハムスターの毛の色や柄はこんな種類があります。
ノーマル、ホワイトフェイス、プラチナホワイトフェイス、イザベラホワイトフェイス、スーパーホワイト、パイド、ピュアホワイト、ヘッドスポット、シナモン、アルビノ、イエローパイド、ブルーパイド
ロボロフスキーハムスターに似ているのは?
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ロボロフスキーハムスターの飼い方としつけ方
種類によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
室内で飼う方が適しているペットもいれば、逆に屋外で飼う方がストレスがたまらず快適に過ごせるペットもいます。
もちろん、性格によってしつけ方も全く変わってきます。
ロボロフスキーハムスターに合わせた飼い方・しつけ方を解説します。
非常に臆病で警戒心の強いロボロフスキーハムスターは、あまり人に懐きません。
なので無理なスキンシップはせず、鑑賞用に飼うハムスターと思っておいたほうがいいでしょう。
基本的には必要最低限のお世話のみにして、ハムスターの方から近寄ってきたりしたら直接エサを与えてみましょう。
上手に慣らせば、手のひらに乗ってくれることもあります。
ケージ内には、トイレ、エサ入れ、給水ボトル、回し車を設置してあげます。
それと、パニックを起こした時に逃げ込める場所として、巣箱やトンネルを置いてあげるといいでしょう。
ケージ周辺の環境も重要で、寒暖差の激しい場所や、直射日光のあたる場所、テレビの横など大きな音がする場所は避けてあげてください。
室温は20~24℃を保ってあげましょう。
与えたエサを溜め込む習性があるので、古いエサは処分して新鮮なエサを毎日与えてください。
ハムスターの中で唯一多頭飼いができると言われていますが、あくまでも個体同士の相性が重要なので、よく見極める必要があります。
室内と屋外どっちで飼うのに適している?
ロボロフスキーハムスターは、基本室内飼いです。
暑さ、寒さは得意ではないので室内温度を調整してあげます。で飼うことに適しています。
ロボロフスキーハムスターのオスとメスの違い
ロボロフスキーハムスターオス・メスそれぞれの性格の違いや行動はあるのでしょうか?
ロボロフスキーハムスターの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:メスよりオスのほうが体が大きく、肛門と生殖器の間隔がメスと比べると離れています。
大人になったら睾丸の有無で簡単に見分けることができます。
睾丸は生後1ヶ月もすればはっきりと分かります。
性格は、マイペース、懐きやすい、環境変化やストレスに弱い、縄張り意識が強い、好奇心旺盛などがあります。
メス:オスに比べて体が小さく、肛門と生殖器の間隔がオスと比べると狭いです。
乳頭がオスに比べて目立ちます。
性格は、気性が荒く、懐きにくい、環境変化やストレスに強い、縄張り意識が弱い、食欲旺盛、神経質な個体が多いです。
ロボロフスキーハムスターのおすすめのエサ
ペットのエサは数えきれない種類があります。
何を選べばいいかわからない人も多いと思いますが、エサもペットによって様々です。
ロボロフスキーハムスターの体質に合った、健康的で長生きすることにつながるエサの種類を紹介します。
主食はハムスター用のペレットを体重の20%与えます。
ペレットを与えるだけで必要な栄養は取ることはできますが、新鮮な野菜も与え、ビタミンやミネラルも補給させます。
与えて良い野菜は、小松菜、カボチャ、にんじん、キャベツ、さつまいも、りんごなどで、きゅうり、トマト、レタスなどは水分が多いので与え過ぎると下痢をおこすので注意してください。
基本的に、水分はお水を飲んでいるので、野菜はおやつ感覚で与えると良いです。
果物はハムスターの好物ですが、糖分が多いので、数日に1回程度、少量与えましょう。
ロボロフスキーハムスターの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
ロボロフスキーハムスターの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約500円~1,000円です。
ロボロフスキーハムスターのお風呂のペース
ハムスターはお風呂に入りません。
乾燥地帯出身で、体温調整の機能が備わっていないので、体が濡れると体温が低下してしまい風邪を引いてしまうからです。
お水のお風呂には入りませんが、砂風呂で体についたダニや汚れを落としたりするので、ケージ内にハムスター用の砂風呂を置いてあげましょう。
それでも、体の汚れや臭いが気になるようなら、ブラッシングや濡れた取るで拭いてあげると効果的です。
ロボロフスキーハムスターにおすすめのグッズ
ロボロフスキーハムスターを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
ハムスターの定番アイテムといえば、回し車です。
運動不足はもちろんですが、ハムスターのストレス発散にもなります。
選ぶ際は、ハムスターの体格にあった、安全性の高いものが理想です。
回し車の音がカラカラうるさいから置きたくない場合、今は音がしないサイレントタイプもあるのでそちらがおすすめです。
キレイ好きなハムスターは砂浴びをして、体の汚れを落としています。
砂浴びをしているハムスターは病気にかかりにくいというデータもあるので、ぜひ置いてあげてください。
置く場合、砂は穴掘りができるくらいの高さに盛ってあげます。
色々なおもちゃがありますが、トイレットペーパーやティッシュの空き箱などおもちゃを手作りしてあげても喜んで遊んでくれます。
それと、ロボロフスキーハムスターはパニックを起こした時に逃げ込める場所があると安心するので、巣箱やトンネルなどを置いてあげると、身を隠せられるのでおすすめです。
ロボロフスキーハムスターのかかりやすい病気
体質によって、かかりやすい病気は様々です。
自分のペットのかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
ロボロフスキーハムスターがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
アレルギー皮膚炎:床材や、エサが原因でアレルギー皮膚炎を発症することがあります。
腫瘍:ハムスターがかかる病気で最も多い病気。
ニキビダニ症:フケのようなものが出るようになり、強いかゆみに襲われます。
緑内障:眼圧が上昇し、最終的には失明することになります。
ロボロフスキーハムスターのよく使う薬・サプリ
ハムスターは主食のペレットで十分な栄養が取れています。
なので、健康なハムスターにはサプリメントの必要性はあまりないです。
そのため、体調不良のときは、獣医師の判断のもとで使用するのが良いです。
ロボロフスキーハムスターの治療平均価格
ペットを飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
そして、治療費はペットの種類によってさまざまです。
アレルギー皮膚炎:初診料500~2000円、診察料4000~6000円。
腫瘍:初診料500~2000円、腫瘍除去手術5000~20000円。
ニキビダニ症:初診料500~2000円、診察料4000~6000円。
緑内障:初診料500~2000円、診察料4000~6000円、点眼薬600~2000円。
ロボロフスキーハムスターの平均寿命と価格
ロボロフスキーハムスターの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いペットたち。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、種類によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
ロボロフスキーハムスターの平均寿命は2~3年です。
ロボロフスキーハムスターの価格相場
ロボロフスキーハムスターの価格相場は、0.2~1万円です。
ロボロフスキーハムスターを飼っている主な著名人
現在調査中
ロボロフスキーハムスターに関するまとめ
ロボロフスキーハムスターは、とても臆病な性格のため懐かせることは難しく、鑑賞用のハムスターとして飼われることが多いです。
なので部屋で散歩させたり、手乗りにしたいのであれば、ロボロフスキーハムスターはあまりおすすめできません。
まだまだペットとしてはマイナーなため、他の種類に比べると飼育情報も少なく、カラダも小さいため健康チェックも難しいです。
ハムスターの飼育経験豊富な人向けです。