ファンシーラットの基本情報
- 原産国、地域 イラン・中央アジア
- 一般的な体重 0.2~0.8kg
- 一般的な体高 体高約18~25cm(尾を含めると40cmほど)
ファンシーラットの名前の由来
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ファンシーラットの歴史
ファンシーラットにはどのような歴史はがあるのでしょうか?
ファンシーラットは、18~19世紀にイギリスのネズミ捕り屋によって害獣として捕獲されていたドブネズミをペット用に品種改良したもので、海外ではペットとしてポピュラーですが日本ではまだまだ認知度の低いペットです。
ファンシーラットの性格や特徴
ファンシーラットには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
それぞれの性格や特徴をきちんと知っておくことでペットが長生きし(寿命が延び)、一緒に過ごせる大切な時間が増えることにも繋がります。
意外と知らないファンシーラットの性格が見えてくるかもしれません♪
ファンシーラットの性格
ファンシーラットは元々ドブネズミをペット用に改良したもので、ハムスターやマウスに比べると倍以上の大きさです。
大きさは個体差がかなりあり、手のひらで収まる個体もいれば最大で1kg弱になった個体もいるほどです。
毛色や模様はとても豊富で、毛質、耳の形なども様々なものがいます。
性格は温厚で知能が高く、人間に非常に懐きやすいと言われています。
人間が自分に危害を加えないと理解すると、手を怖がらなくなり、世話をしてくれる人を認識してくれます。
名前も覚えてくれるので、呼ぶと飼い主の元へ来てくれることも多いようです。
ジャンプしたり回ったり、簡単な芸であれば覚えてくれる個体もいます。
ハムスターは個体で飼うのが普通ですが、ファンシーラットは社交性が高く群れで生活しているため、多頭飼いすることができます。
ただし、あくまでも個体同士の相性が良ければの話しなので、必ず多頭飼育ができるというわけではありません。
ファンシーラットの毛色
ファンシーラットの毛の色や柄はこんな種類があります。
ホワイト、ブラウン、ベージュ、ブラック、ブルー、スキニー、ブラウンハスキー、ブラックハスキー、ベージュハスキー、ブルーハスキー、ブラウンフーデッド、ベージュフーデッド、ブラックフーデッド、ブルーフーデッド、ホワイトダンボ、ブラウンダンボ、ベージュダンボ、ブラックダンボ、ブルーダンボ、スキニーダンボ、ブラウンダンボハスキー、ブラックダンボハスキー、ベージュダンボハスキー、ブルーダンボハスキー、ブラウンダンボフーデッド、ベージュダンボフーデッド、ブラックダンボフーデッド、ブルーダンボフーデッド、テールレス、オッドアイ
ファンシーラットに似ているのは?
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ファンシーラットの飼い方としつけ方
種類によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
室内で飼う方が適しているペットもいれば、逆に屋外で飼う方がストレスがたまらず快適に過ごせるペットもいます。
もちろん、性格によってしつけ方も全く変わってきます。
ファンシーラットに合わせた飼い方・しつけ方を解説します。
ファンシーラットはカラダが大きいので、まずケージ選びには注意して下さい。
運動不足にならないようケージは余裕のある広さで最低でも幅60cm以上の物を選びましょう。
ケージ内には、トイレ、エサ入れ、給水ボトル、回し車を設置してあげます。
ケージ内が狭くなるようであれば、回し車は設置せずに、代わりに部屋での散歩時間を増やしてあげても良いです。
床材はウッドチップを敷き詰めてあげましょう。
トイレは決まった場所でしてくれるので、トイレを頻繁に掃除してあげれば臭いもそこまで気にならないです。
ケージ周辺の環境も重要で、寒暖差の激しい場所や、直射日光のあたる場所、テレビの横など大きな音がする場所は避けてあげてください。
室温は20~26℃を保ってあげましょう。
与えたエサを溜め込む習性があるので、古いエサは処分して新鮮なエサを毎日与えてください。
相性次第ですが、ファンシーラットは多頭飼いが可能です。
多頭飼いをしたい人は、小さい頃から一緒に育ったラット同士を一緒に購入れば、多頭飼いしやすいでしょう。
室内と屋外どっちで飼うのに適している?
ファンシーラットは、基本室内飼いです。
極端な暑さ、寒さは得意ではないので室内温度を調整してあげます。適温は20~26℃です。で飼うことに適しています。
ファンシーラットのオスとメスの違い
ファンシーラットオス・メスそれぞれの性格の違いや行動はあるのでしょうか?
ファンシーラットの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:メスよりオスのほうが体が大きく、肛門と生殖器の間隔がメスと比べると離れています。
大人になったら睾丸の有無で簡単に見分けることができます。
睾丸は生後1ヶ月もすればはっきりと分かります。
性格は、マイペース、懐きやすい、環境変化やストレスに弱い、縄張り意識が強い、好奇心旺盛などがあります。
メス:オスに比べて体が小さく、肛門と生殖器の間隔がオスと比べると狭いです。
乳頭がオスに比べて目立ちます。
性格は、気性が荒く、懐きにくい、環境変化やストレスに強い、縄張り意識が弱い、食欲旺盛、神経質な個体が多いです。
ファンシーラットのおすすめのエサ
ペットのエサは数えきれない種類があります。
何を選べばいいかわからない人も多いと思いますが、エサもペットによって様々です。
ファンシーラットの体質に合った、健康的で長生きすることにつながるエサの種類を紹介します。
主食はラット用(ハムスター用でも問題ありません)のペレットを体重の20%与えます。
ペレットを与えるだけで必要な栄養は取ることはできますが、新鮮な野菜も与え、ビタミンやミネラルも補給させます。
与えて良い野菜は、小松菜、カボチャ、にんじん、キャベツ、さつまいも、りんごなどで、きゅうり、トマト、レタスなどは水分が多いので与え過ぎると下痢をおこすので注意してください。
基本的に、水分はお水を飲んでいるので、野菜はおやつ感覚で与えると良いです。
果物は好物ですが、糖分が多いので、数日に1回程度、少量与えましょう。
人間の食べ物はファンシーラットにとって有害です。
絶対に与えないようにしましょう。
ファンシーラットの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
ファンシーラットの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約500円~1,000円です。
ファンシーラットのお風呂のペース
ファンシーラットは通常お風呂に入れる必要がありませんが、「スキニー」という毛のないファンシーラットに関しては、皮膚病予防のために定期的にお風呂に入れる必要があります。
あとは、高齢や肥満のため毛づくろいができない場合もお風呂で皮膚を清潔にしてあげる必要があります。
お風呂が苦手な個体が多く、初めてお入れる際は大暴れするかもしれないので怪我に注意しましょう。
お風呂には入れたくないけど、汚れが気になる場合はホットタオルなどで優しく拭き取ってあげるといいです。
ファンシーラットにおすすめのグッズ
ファンシーラットを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
カラダが大きくケージ内だけでは、動けるスペースが限られているので回し車を設置してあげましょう。
運動不足はもちろんですが、ストレス発散にもなります。
選び方のポイントは、体格にあった安全性の高いものが理想です。
ファンシーラットのかかりやすい病気
体質によって、かかりやすい病気は様々です。
自分のペットのかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
ファンシーラットがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
アレルギー皮膚炎:床材や、エサが原因でアレルギー皮膚炎を発症することがあります。
腫瘍:主に乳腺腫瘍。
ニキビダニ症:フケのようなものが出るようになり、強いかゆみに襲われます。
ファンシーラットのよく使う薬・サプリ
主食のペレットで十分な栄養が取れています。
なので、健康なハムスターにはサプリメントの必要性はあまりないです。
そのため、体調不良のときは、獣医師の判断のもとで使用するのが良いです。
ファンシーラットの治療平均価格
ペットを飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
そして、治療費はペットの種類によってさまざまです。
アレルギー皮膚炎:初診料500~2000円、診察料4000~6000円。
腫瘍:初診料500~2000円、腫瘍除去手術5000~20000円。
ニキビダニ症:初診料500~2000円、診察料4000~6000円。
ファンシーラットの平均寿命と価格
ファンシーラットの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いペットたち。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、種類によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
ファンシーラットの平均寿命は2~4年です。
ファンシーラットの価格相場
ファンシーラットの価格相場は、0.1~2.5万円です。
ファンシーラットを飼っている主な著名人
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ファンシーラットに関するまとめ
ドブネズミをペット用に品種改良し誕生したファンシーラットは、日本ではまだポピュラーではなく、ペットとしての人気はハムスターなどと比べるとまだまだ低いです。
ドブネズミと聞くと衛生面などあまりいい印象はありませんが、ペット用のファンシーラットは、きちんと人の手によってブリードされているので、安心して飼育できます。
飼育方法もハムスターと同じで初心者にも飼いやすく、性格も穏やかで甘えん坊な個体が多くみられます。
犬や猫のような高いコミュニケーションを取ることができるのもファンシーラットの魅力の1つです。