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アメリカモモンガの寿命と、病気のサイン・予防法を解説!

動物の寿命は種類によってさまざまです。今回は【アメリカモモンガ】の健康維持に必要な情報や長生きのコツを紹介します。平均寿命や長生きのために必要なことを知り、ペットとできるだけ長く一緒に居られる環境を作りましょう。

アメリカモモンガの寿命はどれくらいなのでしょうか?

もちろん、ペットにはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。

そこで、アメリカモモンガのかかりやすい病気やその予防法、ペットの種類に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。

アメリカモモンガの画像

アメリカモモンガの平均寿命はどれくらい?

アメリカモモンガの平均寿命は、8年から11年とされています。

アメリカモモンガは他の種類のモモンガよりも寿命が長めで、最高15歳まで生きた個体もいます。

アメリカモモンガの寿命と長生きするコツ

アメリカモモンガは他のモモンガよりも比較的長生きをしてくれ身体も丈夫だといわれています。

そんなアメリカモモンガに長生きをしてもらうためにはまず「飼育環境」です。

夜行性であるアメリカモモンガは夜になると活発に動き出します。

アメリカモモンガは樹上生活に適した動物ですので、よじ登れる空間が必要になります。

高さ・広さのあるケージを用意しアメリカモモンガが登り降りできる止まり木と寝床になる巣箱を入れ過ごしやすい環境をつくってあげましょう。

また室温は20から25度・湿度45から55パーセント前後が最適とされていますので室温管理もしっかりと行うようにして下さい。

次に「食事}です。

アメリカモモンガは「リス科」で「植物食の雑食性」の傾向が強いです。

モモンガは一般的に一晩あたり5から10グラムのエサを食べます。

アメリカモモンガには基本的に種子類を中心にし(リス用のフードがおすすめです。

)その他に果物・野菜・動物性たんぱく質をバランスよく与えてあげましょう。

最後に「ストレスを与えない」です。

アメリカモモンガはとても臆病で神経質なので無理にかまったり、騒がしい場所にケージを置いたりせず、落ち着いた場所で飼育をしてあげて下さい。

モモンガを診察してくれる動物病院は少なく限られていますので、お住まいの地域で診察をしてくれる病院をあらかじめ探しておくのをおすすめします。

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アメリカモモンガのかかりやすい病気は?

アメリカモモンガのかかりやすい病気は「不正咬合」・「脱毛症」・「下痢」が主に挙げられます。

・不正咬合は本来きちんと噛み合うはずの歯がなんらかの理由でズレてしまい、正しく噛み合わないため伸び続け口内を傷つけてしまう病気です。

放置すると衰弱死してしまうこともある病気です。

・脱毛症は原因はさまざまありますが、毛が抜けハゲてしまう病気です。

・下痢は原虫や細菌による下痢とストレスからくる下痢があります。

下痢になると脱水症状をおこしたり体力を奪ってしまうので注意が必要です。

その他に低体温症・骨折・脱臼などがあります。

アメリカモモンガの病気のサイン

アメリカモモンガのかかりやすい病気のサインを知っておくことはとても大切です。

・不正咬合は食べ物がうまく噛めなくなる、食べる動作がいつもと違う、よだれを垂らすなどがあります。

・脱毛症は身体を痒がったり、腹部、目の周りの脱毛がみられます。

・骨折、脱臼は動かなくなる、足を引きずる、排尿しないなどがみられます。

アメリカモモンガは基本的に丈夫な身体をしています。

アメリカモモンガのかかりやすい多くの病気は栄養不足や飼育環境からくる疾患といえます。

ですので飼育環境をしっかり整え・保ちアメリカモモンガの健康を守ってあげましょう。

病気の予防法と対処法を紹介

アメリカモモンガのかかりやすい病気の予防法と対処法を紹介します。

アメリカモモンガのかかりやすい病気の・不正咬合は噛み合わせが悪くなり食べ物が食べられない状態になってしまいます。

そして健康状態に大きく影響してしまいますので放置してはいけません。

アメリカモモンガが不正咬合になる原因は「物にぶつかる」・「かごを噛む」など外的要因が多く、ぶつかって歯が傷ついたり、歪んでしまうことで発症してしまいます。

ですので遊ばせるときは頭部・顔をぶつけて傷つけないよう床材を柔らかくしたり、かじり棒を与えてあげましょう。

・脱毛症は栄養不足・感染症・皮膚炎・ストレスなどが原因です。

予防として、バランスの良い食事、ストレスを与えない飼育環境を心がけましょう。

骨折・脱臼は高い所から落ちる・爪が引っ掛かかることで骨折・脱臼につながるなどがあります。

定期的に爪を切る、床にはクッション性のあるものを敷いてあげるなど対策してあげましょう。

アメリカモモンガは小動物で手術が難しいので基本的に自然治癒になってしまうことが多いそうです。

なので、飼主さんが骨折・脱臼をしてしまう可能性を排除してあげましょう。

いずれにせよ、少しでもいつもと違う所が見られたらすぐに動物病院を受診しましょう。

アメリカモモンガの老化のスピード

アメリカモモンガに限らず、モモンガは高齢になっても見た目があまり変わらないといわれています。

5歳を越えると高齢期に入っていきます。

アメリカモモンガの老化に伴う外見の変化

個体によって差がありますが、アメリカモモンガは5歳を越えると高齢となります。

そして高齢になると・毛艶がなくなる・運動量、食欲が減る・内臓機能の低下・寝ている時間が多くなる・目が白く濁ってくるなどが表れてきます。

アメリカモモンガの外見の変化

歳を重ねたペットにおすすめの食べ物は?

アメリカモモンガは高齢になると食欲の低下・食べムラがでてくるようになってきます。

基礎代謝も落ちてきますので成年期と同じ食事量・質ですと肥満になりやすくなります。

さらに高齢になってくるとエサをよく噛むことも減ってきます。

アメリカモモンガの歯は一生伸び続けるので噛むことが減ることで病気のリスクもでてきます。

木の実など硬い食べ物を与えてあげましょう。

アメリカモモンガにおすすめな食べ物は、ミルワーム・こおろぎなどの昆虫やペット用のチーズや煮干しです。

これらはアメリカモモンガの必要な動物性たんぱく質を豊富に含んでいます。

また果物は消化のために必要で、便秘の予防にもなります。

高齢により歯の状態が悪く食欲がない場合にはフードをふやかして与えたり、生餌など嗜好性の高いものを与えてみるのもおすすめです。

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ストレスをかけないために飼い主が出来ること

アメリカモモンガは本来丈夫な身体をしています。

ですので不意の事故や日々の生活環境に配慮していれば、長生きしてくれる生き物です。

アメリカモモンガはトイレを覚えることが難しく、決まった場所でしないことが多いのでケージの掃除はこまめに行い清潔を保ちましょう。

また巣になる巣箱にエサを運び貯めることがありますので、カビが生えていないかこまめに確認してあげて下さい。

アメリカモモンガは夜行性ですので寝ている昼間に無理に起こしたり、大きな音を立てたりするのは辞めましょう。

それがストレスとなりますので、同じ部屋で過ごす場合は昼間はケージに布を掛けてあげたり工夫してあげて下さい。

アメリカモモンガは病気になると、いつもと様子が違くなるのが特徴です。

自己判断では症状を悪化させてしまう事になりかねませんので、早急に動物病院で診察してもらい早期発見できるように心がけてあげましょう。

そしてアメリカモモンガは診察をしてくれる動物病院がまだまだ少ないので、お住まいの地域で診察をしてくれる動物病院をあらかじめ探しておくと安心です。

アメリカモモンガの習性をよく理解し健康・飼育管理に十分気を付けて、たくさんの愛情を注いであげて下さい。

アメリカモモンガの寿命に関するまとめ

アメリカンモモンガは臆病で神経質といわれていますが、赤ちゃんのころから飼育を始めると飼主さんにも懐いてくれるそうですよ。

そしてアメリカンモモンガは飼育環境で病気になりやすさと寿命に大きく差が出る動物です。

飼主さんが正しい知識を持ち飼育環境・食事の与え方をしっかり管理してあげたらとても長生きしてくれます。

お住まいの地域に行きつけの動物病院を見つけ定期的に様子を診てもらえば安心ですね。

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