リチャードソンジリスの寿命はどれくらいなのでしょうか?
もちろん、ペットにはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、リチャードソンジリスのかかりやすい病気やその予防法、ペットの種類に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
リチャードソンジリスの平均寿命はどれくらい?
リチャードソンジリスの平均寿命は、野生ではオスは1年程度、メスは3~4年といわれており、飼育下では5年~10年程だといわれています。
ストレスの多い環境では寿命が短くなるようなので、出来る限りストレスを与えないように配慮しましょう。
リチャードソンジリスの寿命と長生きするコツ
リチャードソンジリスはリス科に分類されるジリスの一種であり、昼行性でその可愛らしい姿はプレーリードッグに似ているといわれています。
寿命は短くストレスを抱え込みやすい傾向があるので飼育環境を整えてあげることが大切です。
テレビ音や外から聞こえる音もリチャードソンジリスにとってはストレスになります。
飼育場所は静かな場所を選ぶと良いでしょう。
とても活発に行動する生態なので、ケージは大きいものを選び、走り回れるように回し車を設置してあげるとストレス解消になります。
定期的にケージから出し、室内を散歩させると運動不足やストレス解消にもなります。
リチャードソンジリスは冬眠する動物であり、寒くなると冬眠してしまいます。
冬眠は体力を消耗してとても負担がかかり、そのまま死んでしまうことがあるため、ペットヒーターを入れて暖かくしてあげましょう。
多頭飼いすることもできますが、オス同士は縄張り争いをしてしまう可能性があるのでメス同士が好ましいです。
リチャードソンジリスはストレスを抱えてしまうと体調を崩し、寿命を縮めてしまうのでストレスを与えない環境を作ってあげることが長生きさせるコツになってきます。
体調を崩した場合にすぐ診てもらえるようかかりつけの病院を見つけておくことも大切です。
リチャードソンジリスのかかりやすい病気は?
リチャードソンジリスは野生下では捕食動物とされ、いつも的におびえながら生活しています。
そこで体調不良になっても相当重症になって動けなくなるまでは普通のように振舞うことが多いです。
こういった特質は飼育下であっても変わりません。
その為体調の変化に気づきにく、悪化させてしまうことがあります。
リチャードソンジリスで症状が出やすいのは下痢です。
下痢になると餌を食べても消化ができず水を飲んでも体に利用されないため衰弱していきます。
抵抗力のない老齢やベビーでは死因となる場合もあるので、便は細かくチェックしましょう。
リチャードソンジリスの病気のサイン
リチャードソンジリスは体調が悪くても普通に振舞う習性があるため、飼い主が体調の変化に気づくのが遅れてしまうことが多くあります。
見た目は元気そうであっても体調を崩している可能性があるので、餌への食いつきや便、尿など細かいところまで日頃からチェックする習慣をつけましょう。
ストレスなどが原因で体調を崩している場合、多くみられるのが下痢です。
下痢は目視で確認できるわかりやすい症状でもあるので、下痢をしているのを確認した場合はすぐ病院へ連れて行きましょう。
犬や猫とは違い、小動物を対応している病院も少ないため事前にかかりつけの病院を見つけておくことが大切です。
また定期的に健康診断を受けることによって早期発見に繋がります。
病気の予防法と対処法を紹介
リチャードソンジリスは体調が悪くても普通のように振舞う習性があり、気づきにくい傾向があります。
主にストレスが原因で体調を崩しやすいので、リチャードソンジリスが生活しやすい環境になっているか見直す必要があります。
症状としてわかりやすい下痢は、消化機能や代謝機能が低下しているサインであり免疫力の下がった老齢や、抵抗力のないベビーにとっては死因になる場合もあるため、しっかりとした対処が必要です。
もし下痢になってしまった場合は、消化の良い高カロリーの栄養と水分を与え栄養不足と脱水症状にならにようにしましょう。
そして便を綿棒で少量とり、すぐ病院へ連れて行きましょう。
体温が低下すると代謝能力が下がってしまうので病院の待ち時間などは温度を一定に保てるように暖めてあげてください。
爬虫類よりは対応している病院も多いですが、小動物を対応していない病院もあるのでかかりつけの病院を見つけておくことが大切です。
体調を崩させないためにも周囲の物音に注意し、気温の急激な変化がないようにするなどしてストレスを溜めさせないよう心がけましょう。
リチャードソンジリスの老化のスピード
リチャードソンジリスの具体的な老化のスピードは分かっていません。
飼育下での平均寿命は5年~10年といわれていますが、ストレスを抱え込みやすく体調の変化に気づきにくい傾向があり、寿命を縮めてしまうことがあるため飼育環境には十分に気をつける必要があります。
リチャードソンジリスの老化に伴う外見の変化
リチャードソンジリスの老化の変化はオグロプレーリードッグと似ており、餌に食いつきにくくなったり、毛並みが悪くなるといった変化が見られます。
食べられるものを優先的にあたえ、食べやすいように餌をふやかすなどの工夫をしてあげましょう。
リチャードソンジリスの体調の変化には気づきにくいので、定期的に健康診断を受けるといいでしょう。
歳を重ねたペットにおすすめの食べ物は?
リチャードソンジリスの専用フードは出回っておらず、生態が似ているプレーリードッグ用の餌を使用することが多くペレットが主食になってきます。
室内で飼育する場合は低カロリーのものを選ぶと良いでしょう。
そして繊維質とビタミンをプラスするためチモシーを混ぜてあげると良いです。
チモシーは歯の伸びすぎを防いでくれる役目もあるのでおすすめです。
野菜や果物では人参、キャベツ、サツマイモ、りんごやバナナなど与えても良いといわれています。
犬や猫と同じで玉ねぎやニラなどのねぎ類は与えてはいけないので注意しましょう。
ペレットやナッツなど高カロリーのものを大量に与えると肥満になりやすいのであげすぎに注意してください。
野菜や果物もビタミン不足には効果的ですが与えすぎるとカロリーや糖分、水分オーバーになってしまうので、与える量に気をつけましょう。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
リチャードソンジリスは活発に動き回る固体が多いため、ストレスにならないように比較的大きめのケージを用意してあげる必要があります。
衛生面や通気性などを考慮すると金網のケージも良いですが、金網をかじって穴をあけしまうこもいるので飼育しながらその個体にあったケージを選んであげると良いでしょう。
砂遊び用のスペースを作ってあげるとストレス解消や身体を清潔に保つことができます。
また、かじり木などがあると歯の健康維持やストレス発散をさせてあげることができます。
リチャードソンジリスはストレスを抱え込みやすく、テレビ音や野外から聞こえてくる音などにも敏感でストレスを抱え体調を崩してしまいます。
ストレスで自分自身を咬んでしまうこともあるので、なるべく静かな場所での飼育をおすすめします。
多頭飼いすることもできますが、オス同士だと縄張り争いをしてしまう可能性があるのでメス同士が良いです。
静かな場所で飼育し、定期的にケージからだして部屋を散歩させることが、リチャードソンジリスにストレスを与えないように飼い主が出来ることです。
リチャードソンジリスの寿命に関するまとめ
リチャードソンジリスは、可愛い姿や行動に癒される人も多いですが、飼育方法があまりしられていないのも現状です。
爬虫類に比べ小動物を対応している病院は多いですが、対応していない病院も多いので飼育するまえにかかりつけの病院を見つけておくと良いでしょう。
繊細でストレスを抱え込みやすい傾向がある生態ですので、飼育する際は静かな場所で落ち着いた飼育環境作りをしてあげることが大切です。
飼育準備をしっかりしてから迎えてあげると良い関係を築くことができ、素敵な時間を過ごすことが出来るでしょう。