サテンアンゴラの基本情報
- 原産国、地域 カナダ
- 一般的な体重 3~3.5kg 理想は3.5kg
- 一般的な体高 体長30cm
サテンアンゴラの名前の由来
イングリッシュアンゴラをベースに「Mrs. L. P. Meyer」が改良した品種を「サテンアンゴラ」と名付けられました。
サテンアンゴラの歴史
サテンアンゴラにはどのような歴史はがあるのでしょうか?
原種はトルコのアンカラで毛の長いアンゴラ種を神として崇拝する習慣から始まり、一般に普及するまではフランス貴族やトルコの皇帝などの貴族に愛されていた歴史を持ちます。
その後一般に普及しだすとヨーロッパ各地やアメリカで品種改良ブームが起きたさいにフランスで品種改良された「フレンチアンゴラ」をベースとしてカナダの「Mrs. L. P. Meyer」が改良したものを「サテンアンゴラ」として品種改良しました。
サテンアンゴラの性格や特徴
サテンアンゴラには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
それぞれの性格や特徴をきちんと知っておくことでペットが長生きし(寿命が延び)、一緒に過ごせる大切な時間が増えることにも繋がります。
意外と知らないサテンアンゴラの性格が見えてくるかもしれません♪
サテンアンゴラの性格
ペット用に改良品種されているため、性格は穏やかです。
警戒心が強いうさぎの中では、比較的ボディタッチなど触られることに抵抗がない個体が多いです。
中には撫でられたり、抱っこが好きな個体も多いみたいです。
ペット用として飼いやすく品種改良されているため、飛んだり跳ねたりや走り回ったりなどのうさぎらしい行動は控えめとなっています。
総合的に、おっとりとして穏やかなマイペースな性格が多いです。
サテンアンゴラの毛色
サテンアンゴラの毛の色や柄はこんな種類があります。
ホワイト、ブルー、ブラウン、ライラック
サテンアンゴラに似ているのは?
サテンアンゴラに似ている種類のペットはこちら!
イングリッシュアンゴラ、フレンチアンゴラ、ジャイアントアンゴラ
サテンアンゴラの飼い方としつけ方
種類によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
室内で飼う方が適しているペットもいれば、逆に屋外で飼う方がストレスがたまらず快適に過ごせるペットもいます。
もちろん、性格によってしつけ方も全く変わってきます。
サテンアンゴラに合わせた飼い方・しつけ方を解説します。
夜行性であるため、日中はほとんど眠って過ごしています。
もともとの習性として警戒心が強いため、物音には敏感です。
そのため、眠っていることが多い日中は少しの物音でも起きてしまい、その警戒心の強さから眠れなくなってストレスがたまりやすくなります。
ストレスが原因で不眠や病気を引き起こすことがあるので、日中はできるだけ物音を立てないようにしてください。
その反面、夜行性であるため、日が暮れるころから明け方までは活発に動き回りますので、その間にエサを与えたり、遊んであげたりするとよいでしょう。
うさぎのしつけとしては可能なものと本能的に不可能なものの2種類に分けられます。
可能なものとしては、「トイレ」があります。
トイレはもともと1か所でする習性があるため、一度トイレの位置を覚えるとそれ以降は同じ場所でトイレをするようになります。
トイレの場所の覚えさせ方は、その個体の尿をしみこませた布をトイレにおいて誘導する方法があります。
また、うさぎの本能的にしつけができないのが「チンニング」と「マーキング」です。
「チンニング」は雄うさぎ特有の行動で、顎下にある臭腺をあちこちにこすり付け、なわばりを主張する行動となります。
「マーキング」は自分の尿の匂いでなわばりを主張する行動で、物や人に向かってジャンプしながら尿をかけることもあります。
この「チンニング」と「マーキング」は本能的なものなので、できないように抑え込んでしまおうとすると逆にストレスがかかってしまうので、飼い主としてはどうしても許容せざるを得ません。
室内と屋外どっちで飼うのに適している?
サテンアンゴラは、両方で飼うことに適しています。
サテンアンゴラのオスとメスの違い
サテンアンゴラオス・メスそれぞれの性格の違いや行動はあるのでしょうか?
サテンアンゴラの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:縄張り主張のために尿を飛ばして臭い付けを行う「マーキング」を行います。
ペット用に改良品種しているため、穏やかですが、まれにいる気が荒い個体では噛みついたりすることもあります。
メス:顎の下にある臭腺を物や他の動物に擦り付ける「チンニング」を行います。
サテンアンゴラのおすすめのエサ
ペットのエサは数えきれない種類があります。
何を選べばいいかわからない人も多いと思いますが、エサもペットによって様々です。
サテンアンゴラの体質に合った、健康的で長生きすることにつながるエサの種類を紹介します。
毛球症になりやすい傾向のため、牧草を多めに与えて糞と一緒に飲み込んだ毛を排泄しやすくする配合が良いとされています。
成長中の子うさぎや妊娠中の雌うさぎに対してはマメ科の「アルファルファ」を、高齢のうさぎにはイネ科の「チモシー」をエサ全体の8割くらいとして与えます。
残りの2割はウサギ専用ペレットと果物、野菜をバランスよく配合して与えます。
サテンアンゴラの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
サテンアンゴラの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約2,000円~4,000円です。
サテンアンゴラのお風呂のペース
基本的に不要となります。
必要とされる場合はうさぎの体温(38度)より1度ほど高い水温のシャワーを当てるようにしてください。
シャワーの前に事前にグルーミングをしておかないと、体毛に残った水分で調子を崩しやすくなるので注意してください。
サテンアンゴラにおすすめのグッズ
サテンアンゴラを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
アンゴラ種は毛が長いのが特徴なので、毛球症予防や皮膚病予防のため毎日グルーミングが必要となります。
そのため、自分の手になじむ櫛やブラシを用意しておくのがオススメです。
前歯が一生伸び続けますので、歯がすり減るような固い木の枝やおもちゃを用意しておくのが良いです。
暑さに弱い傾向があるため、ケージ内の室温は高温時でも28度以下に抑える必要があります。
最も快適とされるのは23度前後なのでケージを置いている室内の温度をエアコンで調整するのが一番楽な方法です。
ただし直接うさぎに冷風が当たってしまうと、うさぎの体に良くないので間接的に冷やせるように配慮が必要です。
エアコンで室温を調整するのが難しい場合は犬猫用の冷却マットや陶器製のタイルを敷いておくとうさぎは喜びます。
熱中症予防のため常に水分が取れるように水は常に容器の中にいれておく必要があります。
うさぎは寒さには強い耐性を持っていますが室温が5度以下となると体調を崩す可能性があるので、暑さ対策と同じようにエアコンで調節するか、ケージの上に毛布を掛けて保温する必要があります。
サテンアンゴラのかかりやすい病気
体質によって、かかりやすい病気は様々です。
自分のペットのかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
サテンアンゴラがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
毛球症、皮膚病、咬合不全、足底糜爛、寄生虫感染(耳ダニ・ツメダニなど)、上部気道疾患、斜頸、生殖器疾患
サテンアンゴラのよく使う薬・サプリ
毛球症対策用のサプリメントや足底糜爛予防に床材は牧草などのできるだけ吸水性の良い柔らかいものを敷いておくと予防になります。
サテンアンゴラの治療平均価格
ペットを飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
そして、治療費はペットの種類によってさまざまです。
ちょっと具合が悪ければ注射と薬で3000円~5000円。
簡単な手術では2万円~3万円となり、もっと大掛かりな手術だと10万円以上かかかることもあります。
サテンアンゴラの平均寿命と価格
サテンアンゴラの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いペットたち。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、種類によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
サテンアンゴラの平均寿命は平均6年、最大で10年です。
サテンアンゴラの価格相場
サテンアンゴラの価格相場は、10万円前後です。
サテンアンゴラを飼っている主な著名人
調査中
サテンアンゴラに関するまとめ
品種としては、比較的新しいうさぎであるサテンアンゴラは、新しもの好きの方におすすめです。
また、艶やかな毛並みも持っているので、その毛並みを維持できる芯の強さと、毎日のグルーミングをしっかりできる根気強さを併せ持っている人にもおすすめです。
また、新しい品種であるので、飼育方法がそこまで広まっていないので開拓精神を持った方にもおすすめです。