チェッカードジャイアントの基本情報
- 原産国、地域 ドイツ
- 一般的な体重 4~5.5kg
- 一般的な体高 体長65cm前後
チェッカードジャイアントの名前の由来
その模様と体の大きさからこの名前がつけられています。
チェッカードジャイアントの歴史
チェッカードジャイアントにはどのような歴史はがあるのでしょうか?
1870年、西ドイツのLorenz Todt氏により産み出されたといわれ、原種はフレミッシュジャイアントとされます。
かつてはヨーロッパのラビットショーにおいて必ず主役として出てくるほどでした。
チェッカードジャイアントの性格や特徴
チェッカードジャイアントには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
それぞれの性格や特徴をきちんと知っておくことでペットが長生きし(寿命が延び)、一緒に過ごせる大切な時間が増えることにも繋がります。
意外と知らないチェッカードジャイアントの性格が見えてくるかもしれません♪
チェッカードジャイアントの性格
背中に太い一本の黒いラインが入っており、口元にチョウチョのような黒い模様があるのが特徴です。
その他にも目の周り、耳が黒く、頬と腰の部分にも黒いスポットがあります。
原種のフレミッシュジャイアントほどは大きくありませんが、それでもペット用のウサギの中では大きい部類です。
単に大きいだけではなく、体が長くて背中がきれいなアーチ状の優美なスタイルを持っています。
立ち耳で、耳自体もかなり大きいです。
また、短毛種です。
野性味を求めて品種改良されたため、性格は警戒心が強く、気性が荒い部分があります。
その性格は番犬ならぬ番ウサギと呼ばれているほどアグレッシブです。
しかし、常に攻撃的なわけではなく、ストレスをかけないよう優しく世話をすれば、なつくとまではいかないものの、ある程度は仲良くなれるでしょう。
チェッカードジャイアントの毛色
チェッカードジャイアントの毛の色や柄はこんな種類があります。
ブラック、ブルー
チェッカードジャイアントに似ているのは?
チェッカードジャイアントに似ている種類のペットはこちら!
フレミッシュジャイアント、イングリッシュスポット
チェッカードジャイアントの飼い方としつけ方
種類によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
室内で飼う方が適しているペットもいれば、逆に屋外で飼う方がストレスがたまらず快適に過ごせるペットもいます。
もちろん、性格によってしつけ方も全く変わってきます。
チェッカードジャイアントに合わせた飼い方・しつけ方を解説します。
原種のフレミッシュジャイアントほど大きくはなりませんが、個体によってはかなり大きく成長するため大きいケージを用意する必要があります。
赤ちゃんのうちはそこまで広いスペースはいらないように感じますが、とてもアグレッシブなので、ケージの中に自由に動き回れるスペースがないとストレスをためてしまいます。
そのため、エサ入れ、水入れ、トイレを置いても余りあるスペースのあるケージを準備してあげましょう。
また、広いケージを用意するだけでなく、散歩をさせたり部屋の中を動き回らせるなどしてしっかりと運動をさせないと、またストレスをためる要因となってしまいます。
もともと攻撃的な性格を持っているため、ストレスがたまってしまうと、飼い主でも本気で噛まれかねません。
小さい種類のウサギと違い、本気で噛まれると大けがになってしまう可能性もあります。
適切にお世話をしてあげればいたずらに暴れたり噛んだりするということはないので、飼いにくいということはないでしょう。
また、温度や湿度の急激な変化には敏感なため、直射日光の当たる場所などは避けて、エアコンなどを使って室温は18~24℃、湿度は40~60%程度に保ってあげましょう。
また、耳がよく音に敏感なので、テレビの近くなど騒がしい場所にケージを設置するのは避けましょう。
部屋の中を散歩させる際は、かじってはいけない場所を保護したり、感電防止のために電気コードを保護するなどの必要があります。
短毛種なのでこまめなブラッシングは必要ありませんが、それでも毛球症予防のためなどにも1~2週間に1回程度ブラッシングをしてあげましょう。
他にも爪が伸びすぎていたら爪切り、耳が汚れていたり臭っていたりしたらイヤークリーナーなどで耳掃除、目やにがでていたら洗浄液などを使って目のお手入れをしてあげましょう。
室内と屋外どっちで飼うのに適している?
チェッカードジャイアントは、両方で飼うことに適しています。
チェッカードジャイアントのオスとメスの違い
チェッカードジャイアントオス・メスそれぞれの性格の違いや行動はあるのでしょうか?
チェッカードジャイアントの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:メスよりも縄張り意識が強く、人懐こい傾向にあります。
メス:オスよりも大きい、オスよりも気が強い傾向にあります。
チェッカードジャイアントのおすすめのエサ
ペットのエサは数えきれない種類があります。
何を選べばいいかわからない人も多いと思いますが、エサもペットによって様々です。
チェッカードジャイアントの体質に合った、健康的で長生きすることにつながるエサの種類を紹介します。
基本的には牧草とペレットを与えます。
牧草は奥歯をしっかりすり合わせないと食べられないため、歯の伸びすぎ防止に効果があります。
また繊維質が多いので、消化活動が活発になり、毛球症などの消化器の病気を防いでくれます。
牧草には、アルファルファなどのマメ科のものと、チモシーなどのイネ科の2種類があります。
マメ科の方が高タンパク、高カルシウムでカロリーも高めです。
成長期のウサギにはこちらのマメ科の牧草の方が適しています。
6ヶ月を過ぎると成長が落ち着くので、徐々にイネ科の牧草を増やしていきます。
特に高齢のウサギは、カルシウムが多く尿路結石の原因になるマメ科の牧草は控えた方がよいです。
また、同じチモシーでも、1~3番刈りなど刈り取られた時期によって呼び名が変わり、それにより柔らかさや成分も異なってきます。
後で刈り取られたものほど柔らかく、カロリーや粗繊維は低くなりますが、カルシウム量は多くなります。
ウサギの成長具合などに応じて適切なものを選んであげましょう。
牧草はウサギがいつでも食べたいだけ食べられるようエサ入れにたっぷりと入れておきましょう。
ペレットを与える量が多すぎると、牧草を食べなくなってしまうこともあるので注意が必要です。
ペレットはウサギに必要な栄養素を網羅した食べ物です。
朝夕2回、時間と量を決めて適量をあげるようにしましょう。
食べさせすぎると肥満の原因になります。
ペレットを選ぶ際は、繊維質が多くて、噛み応えのあるタイプがおすすめです。
歯の伸びすぎによる不正咬合の予防になるからです。
また、成長期用、シニア用等があるので、成長段階に応じて適切なものを与えましょう。
また、ときどき生野菜を与えてあげるのもよいでしょう。
ニンジン、ブロッコリー、小松菜、キャベツ、チンゲンサイなどの緑黄色野菜や、大根の葉、サラダ菜などがおススメです。
新鮮なものを与えるようにしましょう。
逆に、ジャガイモの芽と皮、生のマメ、だいおう、ネギ、玉ねぎ、ニラ、ニンニクはおう吐や下痢、呼吸困難、貧血をおこす可能性があるので、与えないようにしましょう。
与えすぎはよくないですが、コミュニケーションツールの一つとしておやつも与えてあげるとよいでしょう。
おススメはリンゴ、オレンジ、イチゴ、ドライフード(バナナチップや大麦若葉など)です。
チェッカードジャイアントの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
チェッカードジャイアントの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約5,000円~1万円です。
チェッカードジャイアントのお風呂のペース
1~3ヶ月に1回、それ以外にも体が汚れたら洗ってあげる必要があるでしょう。
チェッカードジャイアントにおすすめのグッズ
チェッカードジャイアントを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
体の大きいチェッカードジャイアントには広いケージが必要です。
一般に売られているウサギ用のものでは小さいので、小型~中型の犬用のケージを代用、もしくは自作するとよいでしょう。
床にはソアホック(足裏の炎症性のただれ)予防のために柔らかい素材のすのこを敷いてあげましょう。
可能ならその上に牧草をしきつめてやるのがベストです。
トイレもウサギ用のものでは小さすぎるので、犬用のものなどを代用するとよいでしょう。
また、ペレット用のエサ入れ、牧草入れ、水入れも通常のウサギ用よりも大きなものが必要です。
他には歯の長さを適切に保つためのかじり木、病院への通院などのためのキャリーケース、体のお手入れのために爪切り、くしなどを用意しておくとよいでしょう。
チェッカードジャイアントのかかりやすい病気
体質によって、かかりやすい病気は様々です。
自分のペットのかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
チェッカードジャイアントがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
不正咬合、毛球症、尿路結石、食滞・鼓腸症、コクシジウム症、ソアホック、皮膚糸状菌症、耳ダニ、湿性皮膚炎、結膜炎、スナッフル、肺炎、パスツレラ症、子宮の病気(メスのみ)、乳がん、骨折、斜頚、脱臼、膿瘍、熱射病、肥満、巨大結腸症
チェッカードジャイアントのよく使う薬・サプリ
毛球症の予防にパパイヤ酵素やパイナップル酵素が含まれたものを与えてあげましょう。
また、整腸作用のあるものとして、乳酸菌や納豆菌が含まれるものを選んで与えましょう。
さらに、免疫力を高めてくれるプロポリス、アガリクス、皮膚病や内臓疾患に効果的なキトサン、アンチエイジング効果のあるコエンザイムQ10、ビタミンなどを与えてあげることで、健康で長生きなウサギを目指しましょう。
チェッカードジャイアントの治療平均価格
ペットを飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
そして、治療費はペットの種類によってさまざまです。
まずほとんどの病院でウサギは診察してもらうことができますが、いざというときのためにかかりつけの病院を決めておきましょう。
だいたいの相場として、診察費1000~3000円、検査費(項目ごとに)3000~8000円、去勢10000~30000円、避妊20000~50000円、歯の切断5000~10000円、入院(1日)3000~5000円前後、注射・点滴1000~4000円、麻酔費5000円前後、その他症状ごとに薬代(体重が大きいので、他のペット用のウサギよりも高額になることが多いです。
)、手術となると10万円を超えることもあります。
チェッカードジャイアントの平均寿命と価格
チェッカードジャイアントの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いペットたち。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、種類によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
チェッカードジャイアントの平均寿命は5~10年です。
チェッカードジャイアントの価格相場
チェッカードジャイアントの価格相場は、8.5~10.5万円です。
チェッカードジャイアントを飼っている主な著名人
現在調査中
チェッカードジャイアントに関するまとめ
ペットのウサギの中でも体が大きく気が強めの性格なので、癒しを求めるのではなくウサギとしっかりと対等に付き合いたい方にオススメです。
慣れてくれれば番ウサギとして活躍してくれるかもしれません。
噛む可能性があり、噛まれると大きなけがにつながりかねないので、小さい子どものいる家庭にはあまりおススメできません。