ドワーフホトの寿命はどれくらいなのでしょうか?
もちろん、ペットにはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、ドワーフホトのかかりやすい病気やその予防法、ペットの種類に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
ドワーフホトの平均寿命は?
ドワーフホトは平均寿命は7~10年と言われており、一般的なウサギの平均寿命よりもやや長いと言えます。
最長年齢は13年というデータがあります。
しかし、生後間もない幼体の時は、他の種類のうさぎよりも身体が弱く、病気にもかかりやすくなるので子うさぎに飼育の際は入念なケアが必要です。
ドワーフホトの寿命と長生きするコツ
ドワーフホトは、日本では入手が困難な種類のうさぎですが、特有のかかりやすい病気への心配は少なく、飼いやすい種類と言えるでしょう。
また短毛種なので、グルーミングにもは手間がかかりません。
一般的なうさぎの飼育方法に従って適切な管理をすればよいでしょう。
うさぎに共通して言えることですが、うさぎは繁殖力が高い動物です。
繁殖できない状態でいると心身ともに大きなストレスがかかります。
オスは攻撃的になったり、精巣、子宮、卵巣、乳腺の病気など生殖器関連の疾患のリスクが高まります。
病気のリスクを避けて長生きさせるためには、繁殖はしないようにして、生後数ヶ月でオスは去勢してメスは避妊手術を受けさせた方がよいでしょう。
うさぎを診察している動物病院を見つけておき、異常があればすぐ受診できるようにしておきましょう。
成長後も異常が見られない場合も定期的に健康診断を受けさせて、問題を早期発見・早期治療するのが長生きのコツです。
ドワーフホトのかかりやすい病気は?
子うさぎの時は身体が弱く注意が必要なドワーフホトですが、成長すると逆に他の種類のうさぎよりも身体が丈夫になり、病気のリスクは低くなります。
一般的にうさぎがかかる病気として、毛球症、食滞・鼓嘲症、コクシジウム症、ソアホック、皮膚糸状菌症、耳ダニ、湿性皮膚炎、不正咬合、結膜炎、スナッフル、肺炎、パスツレラ症、尿石症、子宮内膜炎・子宮がん、乳がん、骨折、斜頚、膿瘍、そして夏場の熱中症があります。
これらの病気に気をつける必要があります。
ドワーフホトのかかりやすい病気のサイン
食欲がなくなりフンの量が減るなどの症状がみられる時には、自分で毛づくろいをした際に飲み込んだ毛が吐き出せずに胃に詰まってしまう毛球症の可能性があります。
他にうさぎがかかりやすい病気として、下痢の症状が出る場合には、寄生虫によるコクシジウム症などの感染症が疑われます。
不正咬合があると、ヨダレが多くなり頻繁に歯ぎしりをするようになります。
くしゃみ・鼻水・発熱などの風邪に似た症状には注意が必要です。重症になると肺炎、スナッフル、パスツレラ症の治療が困難になり、死に至る場合がありますので注意が必要です。
ドワーフホトのような活動的なうさぎは骨折や足裏に脱毛や発疹などの炎症が起こるソアホックも起こりやすいと言えます。
足を引きずるなど動きがおかしい場合は見逃さないようにしましょう。
他にも元気がない、ぐったりしているなどの異常が見られる場合には、早めに動物病院で診断を受けることをおすすめします。
病気の予防法と対処法
うさぎは、犬や猫のように異常を飼い主に知らせることが難しいので、日常的にうさぎの身体や行動をよく観察して、食欲がない、水を飲まない、排泄をしない、動きがおかしいなどの症状が少しでも見られるようであれば、すぐ動物病院で診察を受けるようにします。
さらにうさぎは異常を隠そうとする習性があるため、病気の発見が遅れがちになるので注意するようにしてください。
うさぎは犬や猫と比べて診察や治療ができる動物病院が限られているため、自宅近くでうさぎを診療している動物病院を探しておくことを強くおすすめします。
日常のケアとして、ケージは毎日掃除し、1週間に1度程度はエサ容器の熱湯消毒をしておくと病気の予防にもなります。
グルーミングやブラッシングは週1回程度を行うようにすると、皮膚病や毛球症を防ぐことができます。
また、耳の汚れを放置していると、感染症のリスクが高まるので、定期的に掃除して清潔な状態を保つようにします。
また、伸びたままの爪は、足の怪我や爪からの感染を引き起こす原因になりますので、切るようにしましょう。
また切る際は爪の中の神経を切らないように、注意して少しづつ切るようにしてください。
他にはうさぎがかじられる物を用意しておくと不正咬合を防ぐことができるでしょう。
ケージとうさぎの身体を清潔に保つことで多くの病気のリスクと抑えることができます。
うさぎはデリケートでストレスを溜めやすい動物です。ストレスが病気につながる場合も多いので、うさぎの性格を見極めてストレスがたまらない環境を整えるようにすることも大切です。
ドワーフホトの老化のスピード
一般的にウサギの平均寿命は7歳~9歳だと言われていますので、ドワーフホトは他の種類のうさぎに比べて平均寿命は長めです。
一般的に10歳のうさぎは、人間の年齢で76歳ほどに相当すると言われていますので、単純に計算すると1年で人間が7~8歳歳を取ることになります。
ドワーフホトの老化に伴う外見の変化
特にドワーフホトは運動量が多く活発な種類のうさぎですが、老化が進んでくると、動きが鈍くなり運動量が少なくなるでしょう。睡眠時間が長くなることもあります。
一般的にうさぎに共通して見られることですが、特に7歳を過ぎてくると、身体の老化による変化が顕著に出てきます。
身体にたるみが出てくる、毛質の艶がなくなりバサバサしてくる、涙や目やにが増えて目の周りの汚れが目立つといった外見上の変化があります。
運動量が少なくなると、筋肉量が減ってやせてしまううさぎもいますが、肥満になるうさぎもいます。
特にドワーフホトは肥満には注意が必要です。
また、筋肉の衰えや視力の低下により、排泄が我慢できずに不特定の場所でしてしまうことも起こります。
ドワーフホトは好奇心旺盛ですが、歳を取るにつれて行動するのが面倒くさがるようになるかも知れません。
また、性格が頑固になるうさぎもいるようです。
歯や噛む力が弱くなるために、エサの好みが変わることもあります。
歳を重ねたペットにおすすめの食べ物は?
ドワーフホトは活動的なうさぎですが、老化が進んでくると運動量が低下してきます。
体に脂肪がつきやすくなるため、エサの量やおやつに注意して肥満を防ぎ適正体重を守るように食事管理をします。
現在では、シニアのうさぎ向けのペレットが発売されていますので、うさぎの様子をみながらエサを変えることも必要でしょう。
おやつ代わりとして、高カロリーのものは避けて補助食品や、プロポリス、姫マツタケなどのサプリメントを与えてもよいでしょう。
おなかの調子を整える乳酸菌やビタミン剤も利用するとよいでしょう。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
一般的にうさぎはデリケートで、環境の変化を敏感に感じストレスをためやすいと言われています。
ストレスはうさぎの身体にも影響を与えて寿命を縮めてしまいますので、飼い主ができるだけストレスをためない環境作りや接し方を工夫する必要があります。
ドワーフホトは甘えん坊な一面があり、よく人にはなつきますが、機嫌が良くない時には無理に抱き上げたり触らないようにしましょう。
性格も個々のうさぎによって違うので、よく様子を観察して性格を把握し、適度な距離を保ちながら接するようにします。
うさぎは物をかじる習性があるので、かじることができる物やおもちゃを用意しておくとストレスの軽減になるでしょう。
ドワーフホトは、好奇心旺盛で活発なので、散歩に外出するのに向いています。
ドワーフホトの寿命に関するまとめ
全身が真っ白で目の周りにアイラインを引いたような外見が特徴のドワーフホトは、やんちゃな一面がありますが、小型で人によく懐くので、比較的飼いやすいうさぎの種類と言えるでしょう。
しかし、元来ウサギはデリケートな動物です。
そして身体の不調を隠す習性があるため、外見上は問題がなくても病気を発症していることも少なくありません。
日常の様子をよく観察して身体や行動の変化を見逃さないことが大切です。
うさぎを診察してくれる動物病院を見つけて、定期検診を受けておくと、病気の早期発見や早期治療に繋がります。