アメリカンセーブルの寿命はどれくらいなのでしょうか?
もちろん、ペットにはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、アメリカンセーブルのかかりやすい病気やその予防法、ペットの種類に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
アメリカンセーブルの平均寿命はどれくらい?
アメリカンセーブルの平均寿命は5歳から10歳くらいだと言われています。
うさぎの中でも平均的な寿命ですが、最近では適切な飼育方法もよく知られるようになり、環境が整っていると15歳近くまで生きる個体もいるようです。
アメリカンセーブルの寿命と長生きするコツ
アメリカンセーブルの寿命を延ばし長生きさせるポイントは、「日々の健康状態のチェック」「適切な食事の管理」「コミュニケーションをしっかりととる」などがあげられます。
うさぎは痛みや体調不良を隠す性質があります。
ちょっとした変化でもすぐに気づくことができるよう、普段からうさぎの様子をよくチェックするようにしましょう。
うさぎの食事は主に牧草とペレットですが、主食は牧草です。
牧草をたくさん食べることで、病気や歯の伸びすぎの予防になります。
ペレットはうさぎにとってとても美味しいものでカロリーも高いです。
欲しがる分あげてしまうと肥満になってしまったり、うさぎにとって体調管理に大切な牧草をあまり食べなくなってしまいます。バランスよくあたえるよう心がけましょう。
アメリカンセーブルは明るく遊ぶことが好きな性格の個体が多いと言われています。
そのため、一緒に遊んだり撫でてあげるなどのコミュニケーションの時間をとるようにしましょう。
人懐っこく、飼い主との追いかけっこを楽しむ子もいるようですよ。
アメリカンセーブルのかかりやすい病気は?
アメリカンセーブルのかかりやすい病気には、前歯がうまく噛み合わないことで口の中を傷つけてしまったり食欲が低下してしまう「不正咬合」があげられます。
ご飯をあまり食べない、頻繁に歯ぎしりをしているなど症状が見られるなどの症状が見られたら、早めに動物病院で診察してもらいましょう。
他には、高いところから飛び降りたりすることでおこる「骨折」、足の裏が炎症を起こしてしまう「ソアホック」などが挙げられます。
アメリカンセーブルの病気のサイン
アメリカンセーブルのかかりやすい病気のサイン(症状)を知ることは、早期発見・早期治療につながります。
長生きしてもらうためにも重要になってきます。
アメリカンセーブルは「不正咬合」にかかりやすいとされています。
症状としては、食欲が低下したり歯ぎしりを頻繁にする、よだれが垂れているなどが挙げられます。
足を浮かせて歩いていたり、触られるのを嫌がり患部に触れると鳴き声をあげるなどの症状が見られる場合は「骨折」の可能性があります。
「ソアホック」の場合は、初期症状としては足の裏が赤くなったり脱毛などの症状が見られます。
悪化してくると出血したり白くただれる、じめじめと膿がたまるなどの症状が見られるようになります。
骨髄炎などの病気を併発する可能性がありますので、なるべく早期発見できるよう日頃から健康チェックするようにしましょう。
病気の予防法と対処法を紹介
アメリカンセーブルのかかりやすい病気の予防法と対処法をご紹介します。
アメリカンセーブルは「不正咬合」にかかりやすいと言われており、頻繁にゲージを齧ったり、牧草を食べる量が少ない、栄養が偏っていることなどが原因となり発症すると考えられています。
伸びすぎた歯が口の中を傷つけ感染症を引き起こしたり、ご飯を食べられなくなり衰弱してしまいます。
治療法としては伸び過ぎてしまった歯を手術でカットする方法がとられますが、麻酔を使用するためリスクが高くなります。
予防が大切になりますので、うさぎが好む新鮮で香り高い牧草を与えたり、固めのフードを選んであげることで歯が伸び過ぎるのを防ぎましょう。
元気で活発な品種なので、部屋で遊ばせる時に勢い余って高いところから飛び降りてしまうと「骨折」してしまう危険性があります。
うさぎは骨が軽く薄い作りになっているので骨折しやすいとされており、保定する際やゲージ内の環境にも注意が必要です。
足を浮かせて歩いていたり、動きたがらないなどの症状が見られる場合には早急に動物病院を受診してください。
「ソアホック」は、足の裏に負担がかかることで炎症を起こしてしまう病気です。
ゲージの床材が金網だったり、爪が伸びすぎていると踵の方に負担がかかることが原因になると言われています。
足休みできるよう一部にすのこを敷いてあげたり、爪を定期的に切ってあげるなど予防に努めましょう。
アメリカンセーブルの老化のスピード
アメリカンセーブルは人間に例えると1ヶ月目ですでに2歳、1年経つ頃には20歳を迎えます。
それ以降は、1年で6歳ずつ歳をとる計算になります。
5歳頃から老化が始まるとされ、7歳で高齢期に入ります。
5歳を過ぎた頃から食事の内容や温度管理などの飼育環境を、必要に応じて見直していきましょう。
アメリカンセーブルの老化に伴う外見の変化
アメリカンセーブルは歳を重ねるにつれ、全体の筋肉や脂肪が減り痩せてゴツゴツとし、被毛もつやがなくなりパサつきが見られるようになります。
筋力の衰えにより、グルーミングがうまくできずお尻周りが汚れやすくなる場合もあります。
ジャンプや段差の上り下りが難しくなってきますので、トイレを失敗することもあります。
加齢とともに、徐々に飼育環境を見直し、快適に過ごせるようにしてあげましょう。
歳を重ねたペットにおすすめの食べ物は?
アメリカンセーブルは、老化が始まる5歳頃から新陳代謝も運動量も落ちてくるので、高齢期用の低カロリーの餌に切り替えてあげましょう。
嗅覚や味覚も衰えてくるため、牧草の食べる量が減ってしまうことがあります。
新鮮な香りの強い牧草を与えるようにしたり、電子レンジで少し温めると湿気が飛んだり香りが高まるのでオススメです。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
アメリカンセーブルは活発な品種です。
ゲージが狭かったり運動不足になるとストレスが溜まってしまいます。
足を伸ばして横になれるスペースが取れるゲージを用意して挙げたり、毎日少なくても1時間はゲージから出して運動させてあげる時間を設けてあげましょう。
また、遊び好きで飼い主とコミュニケーションをとることを好む個体が多いとされており、遊んであげたり撫でてあげるなどのスキンシップをとってあげるのもいいですね。
アメリカンセーブルの寿命に関するまとめ
活発で元気いっぱいのアメリカンセーブルは、遊ぶことが大好きな個体が多いと言われている品種です。
セピアブラウンで、シャムのようなグラデーションカラーが特徴の美しい被毛が特徴のうさぎです。
うさぎは体調不良を隠す性質があるため、日頃の体調チェックや栄養管理をしっかりと行うことで小さな異変にも気づけるようにしましょう。
小さい頃からスキンシップに慣れさせておくことで体の異常に気づけることもあるので、体に触れられることに慣れさせることも大切です。
適切な飼育管理を行い、健康に長生きしてもらいたいですね。