ブリタニアペティートの寿命はどれくらいなのでしょうか？
もちろん、ペットにはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、ブリタニアペティートのかかりやすい病気やその予防法、ペットの種類に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
ブリタニアペティートの平均寿命はどれくらい？
ブリタニアペティートの平均寿命は5年から8年とされています。
飼育の環境がよくなり、うさぎへの知識も増えたので、10年以上生きる個体も増えてきています。
ブリタニアペティートの寿命と長生きするコツ
ブリタニアぺティートは大人になっても1キロ前後の小型のうさぎです。
そんなブランデホトに長生きをしてもらうためには、まず・食事です。
うさぎは「草食動物」ですのでイネ科の牧草をメインに体重の1.5パーセント未満のフードと少しの野菜を与えることが理想です。
中年期に入る4歳から5歳になる頃に一度フードを見直してあげると病気の予防になります。
次に・飼育環境です。
ブリタニアペティートは小型のうさぎなので大きなケージは必要ありませんが身体が伸ばせる大きさにしてあげて下さい。
暑さ・寒さには弱いので、夏は冷える床材などを使用して暑さを和らげてあげましょう。
冬は専用のヒーターを用意したりケージを布で覆ってあげるといいですね。
ブリタニアペティートは手足の骨が細いのでケージに牧草を敷いたり柔らい素材の床材にしてあげましょう。
また室内の温度は20度前後・湿度は50パーセント前後が最適とされていますので室温管理もしっかりと行いましょう。
最後に・ストレスを少なくする、です。
うさぎの寿命はストレスが大きく関係するといわれています。
大きい音でもストレスを感じてしまうので、なるべく静かで温度変化の少ない場所にケージを置いてあげましょう。
ブリタニアペティートのかかりやすい病気は？
ブリタニアペティートのかかりやすい病気は主に「咬合不全」・「毛玉症」・「骨折」があげられます。
・咬合不全は歯の噛み合わせが悪くなってしまう病気です。
・毛玉症は毛づくろいによって胃の中で抜け毛が毛玉になり溜まってしまう病気です。
ブリタニアペティートは手足の骨が細いので骨折には注意が必要です。
またどのうさぎも生殖器のトラブルが比較的多く、特にメスの子宮疾患の発生率が高くなっています。
4歳以上のメスの60から80パーセントが子宮癌になるとの報告も有るほどです。
その他に「下痢」・「尿結石」・「スナッフル（パスツレラ感染症）」などがあります。
ブリタニアペティートの病気のサイン
ブリタニアペティートのかかりやすい病気のサインを覚えておくことはとても大切です。
「咬合不全」は・食欲不振・固いものを食べない・よだれが多くなるなどがあります。
「毛玉症」は・食欲不振・糞が小さくなる・糞に毛が混じる・動かなくなる・お腹が張るなどがあります。
うさぎは具合が悪くなっても健康なふりをし表に出さない傾向が強いです。
なので具合が悪そうだなと感じたときには病気が悪化している場合もあります。
少しでもいつもと違う変化がブリタニアペティートに見られたら早急に動物病院を受診しましょう。
病気の予防法と対処法を紹介
ブリタニアペティートのかかりやすい病気の予防法と対処法を紹介します。
ブリタニアペティートのかかりやすい・咬合不全は噛み合わせが悪くなり食べ物が食べられない状態になってしまいます。
そして健康状態に大きく影響してしまいますので放置してはいけません。
うさぎの歯は伸び続けるので牧草を与えることが大切です。
牧草を食べることで歯がこすれ合い伸びすぎを防ぎます。
やわらかい食べ物ばかり与えることは決してしないように注意してください。
うさぎ専用のかじり木を与えるのもおすすめです。
・毛玉症は毛づくろいでの抜け毛が胃や腸などの消化管内で毛玉となり溜まってしまう病気です。
うさぎは自分で吐き出すことができません。
なのでブリタニアペティートは短毛種なので抜け毛は少ないほうですが日頃からこまめなブラッシングを行ってあげ、毛づくろいでの抜け毛を減らしてあげましょう。
とくに換毛気は毎日のブラッシングが理想です。
またメスのブリタニアペティートの場合は将来、子宮の病気にならないために避妊手術をおすすめします。
ブリタニアペティートの老化のスピード
ブリタニアペティートは人間に換算すると生まれて1年が約20年分になるといわれています。
その後4歳から中年期、6歳から高齢期にはいっていきます。
ブリタニアペティートの老化に伴う外見の変化
個体により差がありますが、5歳を過ぎたころから老化のサインが見られるようになるといわれています。
老化が始まってくると・食欲が落ち身体全体の筋肉や脂肪も落ちてきて痩せてきます。
・毛質パサパサになりツヤがなくなる。
・動きがゆっくりになる。
・目の中が白く濁ってくる。
などがあります。
日々の観察で身体の変化がないかどうかチェックをしてあげましょう。
歳を重ねたペットにおすすめの食べ物は？
ブリタニアペティートは高齢になると食べムラがでてくるなど食の変化が表れてきます。
基礎代謝も落ちてきますので成年期と同じ食事量、質ですと肥満になりやすくなります。
さらに高齢になってくるとエサをよく噛むことも減ってきます。
うさぎの歯は一生伸び続けるので噛むことが減ることで病気のリスクもでてきます。
そこでおすすめな食べ物は「アーモンド」です。
アーモンドは抗酸化作用があり細胞の老化を遅らせるといわれるビタミンEが豊富で、脂肪分も身体に良いオレイン酸が主成分です。
また食物繊維、鉄、カリウム、亜鉛などのミネラルもバランス良く含んでいます。
油分が多いので与える量は少量で、与えすぎないよう注意してください。
基本的にうさぎの食事は牧草だけで良いとされています。
ですが高齢になると味覚や嗅覚の衰えにより普段の牧草を食べなくなってしまうこともあります。
そんな時は香りの強い牧草に変えてみたり、少し温めて与えてみることをおすすめします。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
ブリタニアペティートは手足が長く骨が細く華奢な身体をしています。
体重も平均が1キロ前後と軽く大変小型です。
ですが、身体の割に活発ですのでストレス解消・運動不足のためにも1日1回程度ケージから出して自由に遊ばせてあげるといいですね。
その時、高いところからジャンプをして骨折をしてしまうこともありますので高いところに上がらないように、飼主さんがしっかり管理してあげて下さい。
また床にはカーペットやマットを敷いて足に負担が少なくなるようにしてあげるといいですね。
そしてケージの置き場所は、うさぎは音に敏感なので、ドアの近くなどではなく、部屋の隅のほうなど静かで落ち着ける場所に置いてあげましょう。
ブリタニアペティートは神経質で自己主張が強いところもありますが、基本的には人に懐きやすいので飼主さんの手でエサをあげたりしてコミュニケーションをとりましょう。
ブリタニアペティートの寿命に関するまとめ
あまり知られていないちょっと珍しいブリタニアペティート、平均体重が1キロ前後の、うさぎの中でも最少クラスの華奢な可愛らしさを持つ子です。
飼育環境でブリタニアペティートの寿命を大きく変えることができます。
1日でも長くブリタニアペティートに元気でいてもらうために動物病院で定期健診を受け病気の早期発見につなげたり、日頃からコミュニケーション・スキンシップを忘れずに、また少しの身体の変化も見逃さず大切に過ごしてあげて下さい。
