ネザーランドドワーフの寿命はどれくらいなのでしょうか?
もちろん、ペットにはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、ネザーランドドワーフのかかりやすい病気やその予防法、ペットの種類に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
ネザーランドドワーフの平均寿命はどれくらい?
ネザーランドドワーフの平均寿命は、5年~10年と言われています。
13年を超えて生きた例も報告されていますが、8年過ぎれば長生きに入る、という意見もあります。
特に子ウサギの頃は、病気にかかりやすくデリケートなので注意が必要です。
ネザーランドドワーフの寿命と長生きするコツ
ネザーランドワーフは小さな耳が特徴の小型のウサギです。
ネザーランドドワーフを飼う場合には、「清潔さ」と「ストレスのない環境」が長生きの秘訣と言えます。
不潔な環境で飼われていたり、ストレスがたまってしまうと、食欲がなくなったり、病気にかかったりしてしまうからです。
平均寿命は5年~10年と言われているものの、病気が原因で死んでしまうケースも多いので、飼育環境には細心の注意が必要です。
それに加えて、骨折や脱臼も死亡の原因となります。
よくある事故として「抱っこしようとして落としてしまった」「抱っこするときに誤って折ってしまった」というものがあります。
ウサギの骨は薄くてデリケートに出来ています。
そして、骨折や脱臼が直接死亡の原因にならない場合でも、ウサギにとっては大きなストレスとなりますので、結果的に弱ってしまうことも考えられます。
せっかく家族になったネザーランドドワーフに長生きしてもらうには、私たちの側が「清潔さ」「ストレス」「骨折や脱臼」に気をつけなければいけません。
ネザーランドドワーフのかかりやすい病気は?
ネザーランドドワーフのかかりやすい病気の一つに、毛玉症があります。
この種類のウサギは、口からものを吐くことができません。
舐めた毛を飲み込んでしまうと、吐き出すことが出来ないのです。
毛の量が多い分、特に毛の抜ける換毛期には注意が必要です。さらにもう一点、ソアホックにも気をつけましょう。
後ろ脚の毛が抜けて皮がむけてしまう症状ですが、ひどい場合には人間の褥瘡のようになってしまい、当然痛みとストレスが伴います。
ネザーランドドワーフの病気のサイン
ネザーランドドワーフは、毛玉症になりやすいと言われており、この病気にかかると食欲がなくなり、栄養不良で衰弱してしまいます。
毛玉症に限らず、内臓の調子が悪くなった時にもエサを食べなくなります。
エサを残すようになってしまった、普段より食べる量が少なくなった、という場合は病気のサインかもしれません。
さらに、暑い時期には熱中症にかかってしまうウサギもいます。ぐったりとしてしまい、元気がなくなってしまいます。
熱中症にかかった時には、濡れたタオルで冷やしてあげるなどの応急処置が必要になります。
小型のウサギはすぐに症状が重くなることがあり、命にもかかわってきますので、早い段階で獣医さんに診てもらうことをお勧めします。
病気の予防法と対処法を紹介
ネザーランドドワーフは、毛玉症にかかりやすいウサギです。
ネザーランドドワーフの体は物を飲み込んだ場合に、自分で口からものを吐くことができません。
そのため、自分で毛づくろいをした後、その毛を飲み込んでしまうと、吐き出すことが出来ないのです。
毛玉症を防ぐには、こまめにブラッシングをしてあげることです。
今では、ウサギ用のブラシが売られていますのでそれらを活用しましょう。
ネザーランドドワーフは、他のウサギに比べて毛の量が多い点が特徴ですので、毛の抜ける換毛期には特に注意が必要です。
もう一つのかかりやすい病気は「ソアホック」です。
この病気は後ろ足の毛が少なくなってしまい、足の皮膚がむけて出血したりするものです。
ほかのウサギもこの病気にかかることがありますが、ネザーランドドワーフはとても体の小さなウサギさんのため、ちょっとした刺激でダメージを受けてしまいますので、ケージをいつも清潔にしたり、床材が固すぎないか、点検するなどの対策が必要となります。
ネザーランドドワーフの老化のスピード
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ネザーランドドワーフの老化に伴う外見の変化
ネザーランドドワーフの老化現象として、体毛の色が薄くなる点が挙げられます。
「昔に比べて色が薄くなってきた」と感じたら、それは老化現象のサインかもしれません。
また、白内障などの病気にかかることもあります。
この場合にもウサギの目を見ると白っぽくなっていますので、注意してみればすぐにわかります。
歳を重ねたペットにおすすめの食べ物は?
ネザーランドドワーフは、小型のウサギさんですが、高齢になるにつれて食欲が落ちてくる傾向にあるようです。
市販のエサの中には「ネザーランドドワーフ専用」というものがあります。
その名前の通り、ネザーランドドワーフ用に作られたエサですので、お勧めです、
さらに体が小さい分、少しのカロリーオーバーが太りすぎにつながることもあります。
太りすぎてしまうと動きにくくなったり、内臓のトラブルを抱える可能性も出てきますので、カロリーを控えた方がよいのは事実でエサの量そのものを減らしてみるという方法もあります。
さらに別の点としてカルシウムを多くとりすぎないように気をつけましょう。
カルシウムが多すぎてしまうと、尿石症という病気にかかってしまうこともあります。
年を取ったウサギの場合に、カルシウムの量は0.4パーセントくらいが良いとされています。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
ネザーランドドワーフがストレスなく過ごすには、掃除の行き届いたケージと、「暑すぎず寒すぎず」の温度管理された環境が必要です。
温度は18~24度が適温とされており、エアコンで温度を管理している方も多いようです。
また、体の小さなウサギですが、あくまでも生き物であり縫いぐるみではありません。
乱暴に扱えば大きなストレスになります。
抱っこする時には、細心の注意を払いましょう。
特に来客時など、知らない人に触られるのを嫌がることがあります。
お客様の目に触れない場所にケージを置いておく、お客様が抱っこする時には飼い主は目を離さない、などの対策が必要になってきます。
さらに、小さなウサギにとっては、人間だけではなく自分より大きな生き物はみな怖く感じてしまいます。
窓の外から大きなカラスに鳴かれ、それがストレスになってしまったウサギもいます。
ウサギが落ち着ける、出来るだけ静かな場所にケージを設置してあげることも、ストレス対策の一つです。
ネザーランドドワーフの寿命に関するまとめ
ネザーランドドワーフは、体が小さく性格はどちらかというと臆病です。
そのため、自分より大きな動物を怖がることもあり、ストレスから体調を崩してしまうこともあります。
病気やけがに気をつけてあげるのはもちろんのことですが、ケージを置く場所には気をつけて、落ち着いて過ごせる環境を整えてあげましょう。
そして、不用意に大きな音を出したり、脅かしたりすることはしないようにしましょう。
飼い主との信頼関係を築けたら、素敵な家族になるでしょう。