シルバーマーチンの寿命はどれくらいなのでしょうか?
もちろん、ペットにはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、シルバーマーチンのかかりやすい病気やその予防法、ペットの種類に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
シルバーマーチンの平均寿命はどれくらい?
シルバーマーチンの寿命は5~8年と言われています。
ペットのウサギの寿命は一般的に6~8年ほどと言われているので、ほぼ同程度のようです。
5年以上生きれば十分とも言われるペットのうさぎですが、餌や飼育環境の向上、医療の発達などにより、10年以上長生きする場合もあるようです。
シルバーマーチンの寿命と長生きするコツ
シルバーマーチンの寿命は5~8年で、うさぎの全体の平均とほぼ同程度の寿命となっているようです。
餌や飼育環境がよくなり、また医療が発達したことなどから、うさぎの寿命は延びてきており、10年以上生きる場合もあるようです。
シルバーマーチンに限らず、うさぎは暑さ寒さや高い湿度に弱いため、適切な温度や湿度を保てるようにしましょう。
また、うさぎはストレスに非常に弱い性質も持っていますので、ストレスを減らしてあげることも重要です。
極端な暑さ寒さの他、大きな音などもストレスになりますので、注意してあげましょう。
シルバーマーチンは、活発で遊ぶことが好きな性格のであることが多いようです。
おもちゃで遊ぶのが好きなこも多いですので、運動不足の解消やストレス発散のためにも、ケージから出してたくさん遊んであげるとよいでしょう。
うさぎは体調不良を隠す傾向がありますので、よく観察して体調の変化に気づけるように心がけましょう。
シルバーマーチンのかかりやすい病気は?
シルバーマーチンが他の種類のうさぎに比べて特定の病気にかかりやすいということはありませんが、うさぎがかかりやすい病気はいくつかありますので、注意しましょう。
うさぎがもっともなりやすいのは皮膚病です。
皮膚が湿った状態が続くことで細菌に感染して皮膚炎になったり、足裏が圧迫されてソアホックという足裏の炎症を起こしたりします。
命にかかわる病気になりやすいのは胃腸の病気で、下痢を起こしたり、胃腸の機能がとまった状態になるうっ滞になったり、消化器官内に毛が詰まって固まる毛球症になったりします。
伸び続ける歯の異常も最近では多く見られます。
また骨が弱いうさぎは骨折にも注意が必要です。
メスのうさぎでは4歳ごろから子宮の疾患に罹患することが多くなります。
シルバーマーチンの病気のサイン
うさぎは体調不良を隠す傾向がありますので、うさぎ自体の様子や食事の状況、排せつ物の状態などをよく観察して、体調不良に気づいてあげましょう。
皮膚炎になると、皮膚がガサガサになったりフケが出たりします。
ソアホックでは、初期には小さな脱毛や発赤などが見られ、脱毛が大きくなってかさぶた状になったり、逆に脱毛は大きくならないもののじめじめした状態になったりします。
消化器系にトラブルがあると、食欲が低下したり、下痢をしたり、排便量が減ったりしてきます。
不正咬合では、食べ物をこぼしたり水がうまく飲めなかったりすることが増え、食欲不振になったり、歯が伸び続けて刺さってしまったりします。
骨折すると、歩き方がおかしかったり、ケージから動かなかったりという異変が見られます。
子宮に疾患があると血尿が出ることが多いようです。
病気の予防法と対処法を紹介
うさぎの病気やけがは、生活習慣や飼育環境を適切なものにすることで予防できることが多くあります。
皮膚炎は、皮膚が湿った状態が続いて細菌に感染しておこったり、カビやダニが要因だったりします。
狭いケージで足裏の同じ場所が圧迫続けるなどするとソアホックの症状が出ます。
いずれも、飼育環境を清潔に保ったり、ケージを十分な大きさにして足裏の負担が少ない床にする等、適切な環境にすることで症状が改善したり、病気を予防したりすることができます。
炎症がひどくなってしまったら、動物病院を受診しましょう。
下痢やうっ滞などはストレスが原因で起こることもあります。
適切な食事を与え、ストレスを取り除くことで予防しましょう。
症状が現れた際は、動物病院で投薬などの治療を受けるとともに、病気の原因を突き止めて解消するようにしましょう。
生涯伸び続ける歯が餌が不適切で十分に摩耗しなかったり、ぶつかるなどして歯に衝撃が加わったりすることで、前歯や奥歯の不正咬合が起こります。
餌を牧草中心にしたり、ケージを噛む癖がある場合にはかんで遊べるおもちゃを与えるなど、飼育環境を見直して予防しましょう。
不正咬合になってしまった場合には、動物病院で歯を削ったり、抜歯したりすることが必要になります。
骨折は、引っかかった爪を取ろうとした拍子など、生活している中のちょっとしたことが原因で起こります。
骨折を防ぐには、危険が少ない環境にし、注意して接するよう気を付けるしかないですが、万が一骨折が疑われる場合には動物病院を受診しましょう。
骨折の程度によって、自然治癒をまったり、外科手術を行ったりするようです。
近年長生きするうさぎが増えてきていますが、長生きするのはオスや避妊手術を受けたメスが多いようです。
これは避妊していないメスでは子宮にトラブルが起こる確率が高くなっているからです。
子宮のトラブルを回避する一番の方法は病気になる前に避妊手術を受けることです。
避妊手術を受けない場合には、定期的に動物病院でチェックを受けるなどして早期発見に務めましょう。
子宮疾患を疑う症状があったら、すぐに動物病院を受診しましょう。
シルバーマーチンの老化のスピード
うさぎ全般に言えることですが、うさぎの老化は個体差が大きく、環境によっても左右されます。
一般に、4歳ごろには人間の年齢の30~50歳相当、7歳ごろには高齢期になります。
シルバーマーチンの老化に伴う外見の変化
シルバーマーチンに限りませんが、うさぎはシニアになると食欲や、全身の筋肉や脂肪が落ち、足元がふらついたり段差でつまづいたりすることが増えてきます。
また、毛質がぱさぱさに変わり、お尻回りが汚れてきます。
目は涙や目やにが出やすくなって周囲が汚れ、目の中が白く濁る白内障になるうさぎもいます。
歳を重ねたペットにおすすめの食べ物は?
牧草を中心に、ペレット(ラビットフード)を与えます。
牧草は好きなだけ食べさせて構いませんが、年を取ってきてからはペレットを減らすなど、個体に合わせて調整するとよいでしょう。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
シルバーマーチンは活発で、遊ぶのが大好きです。
1日に1度はケージから出して部屋の中で遊ばせてあげましょう。
おもちゃでも遊ぶこともありますので、たくさん遊んであげるとストレス解消につながります。
ただし、嫌がったらすぐにやめることも大切です。
うさぎは飼育環境が整っていないとストレスを感じます。
うさぎの生活の場であるケージや部屋は、大きな音や常に騒音が聞こえたりしない場所に準備し、清潔に保ちましょう。
また、暑さ寒さにも弱いため、温度18~24℃、湿度50%程度を保つように心がけましょう。
うさぎには縄張り意識があるため、相性にもよりますが、多頭飼いや他の動物との同居がストレスになる場合があります。
相性が良くないと感じたら、別々の部屋で飼うなどの対応を行いましょう。
発情もストレスにつながりますので、繁殖の予定がなければ、去勢や避妊を行うとよいようです。
シルバーマーチンの寿命に関するまとめ
希少種で入手は難しいかもしれないシルバーマーチンですが、性格は活発で遊び好き。
おもちゃで遊ぶのを好むこともありますので、1日に1回はケージから出して、一緒に遊んだり運動させたりするとよいでしょう。
シルバーマーチンに限らず、うさぎは適切な餌と環境が整っていて、ストレスが少ない状況であれば長生きしやすい傾向があります。
病気を隠す性質もありますので、ストレスがないか、病気になっていないかをよく観察し、快適に過ごせるようにしてあげましょう。