グリーンイグアナの寿命はどれくらいなのでしょうか?
もちろん、ペットにはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、グリーンイグアナのかかりやすい病気やその予防法、ペットの種類に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
グリーンイグアナの平均寿命はどれくらい?
グリーンイグアナの平均寿命は10年から15年とされています。
トカゲの中でも寿命が長く最大20年生きた個体もいるそうです。
グリーンイグアナは、飼育環境によって寿命は大きく変化します。
グリーンイグアナの寿命と長生きするコツ
グリーンイグアナに長生きをしてもらうコツを紹介します。
まずは飼育環境です。
グリーンイグアナは成長が早く、最大で全長2メートルになります。
身体を十分に伸ばせる広さがあるケージを用意してあげましょう。
グリーンイグアナは樹上生活をしますので高さも必要です。
グリーンイグアナは熱帯に生息する生き物で、高い温度と湿度で体温を保ち腸内細菌を活動させて消化を行っていますので、温度管理は徹底しなければいけません。
日中は28度から35度・夜は25度から28度を1年中保つようにしてあげてください。
そしてグリーンイグアナは変温動物なので自分で体温調節ができません。
ですので専用のライトを用意してバスキングスポット(ケージ内でも日光浴ができるように人工的に太陽を作り日光浴をできる場所)を作る必要があります。
スポットは35度から40度になるように設置しましょう。
グリーンイグアナは湿度が足りないと脱皮不全・脱水になってしまい腎臓に負担がかかってしまいます。
ですので湿度は60パーセント前後を保ち病気を防ぎましょう。
グリーンイグアナは昼行性なので、週に1度は日光浴をしてあげることで病気を防ぐことができ、鮮やかな緑色の身体を保ちます。
紫外線はカルシウムを吸収させる為に必要なビタミンdを皮膚で合成させるために重要ですのでケージに紫外線ライトを設置してあげるといいですね。
次に「食事」です。
グリーンイグアナは大人になると完全な草食動物になります。
野菜、果物、イグアナ専用のフードをバランスよく与えましょう。
グリーンイグアナを診察してくれる動物病院は限られていますので、お住まいの地域で診察してくれる病院をあらかじめ探しておくのをおすすめします。
グリーンイグアナのかかりやすい病気は?
グリーンイグアナのかかりやすい病気は「クル病」・「代謝性骨疾患」・「外傷腫瘍」が主にあげられます。
・クル病はカルシウムやビタミンが欠乏し骨が柔らかくなり変形してしまう病気です。
・代謝性骨疾患はカルシウム・マグネシウム・リン・ビタミンなどが欠乏したり、代謝異常によっておこる骨の病気です。
この病気は1度かかると完治しません。
・外傷腫瘍はケージなどにぶつかったりして傷ができたものが炎症を起こし化膿し、いずれ腫瘍になってしまう病気です。
その他に・内部寄生虫・熱中症などがあります。
グリーンイグアナの病気のサイン
グリーンイグアナのかかりやすい病気のサインを覚えておくことはとても大切です。
・クル病は壁に登れなくなる、食欲が無くなり痩せる、目や口が開きっぱなしになる、背骨や尻尾が曲がるなどがみられるようになります。
・代謝性骨疾患は・成長不良・骨の軟化・てんかん発作・骨折がみられます。
・外傷腫瘍は傷ついた場所がコブのようになってきますので、傷が炎症・化膿していたら早期に受診をしましょう。
その他の熱中症は口呼吸になる、口から泡を吹くなどがみられます。
爬虫類は病気に気づくのが分かりずらいといわれています。
なので具合が悪そうだなと感じたときには病気が悪化している場合もあります。
いつもと違う変化が見られたら、少しでもはやく動物病院を受診しましょう。
病気の予防法と対処法を紹介
グリーンイグアナのかかりやすい病気の予防法と対処法を紹介します。
・クル病は治療が難しく症状が出てしまうと手遅れになる病気になりますので予防することがとても大切になります。
クル病はカルシウムとビタミンdの十分な摂取が重要になります。
与えるエサと一緒にカルシウムを与え、週に1回ほど太陽に当て日光浴をさせてあげましょう。
紫外線ライトを当てることでも効果が得られます。
・代謝性骨疾患は1度かかると完治しないといわれる病気です。
予防法は、エサにカルシウム剤を振り掛けてあげる・リンを多く含むフルーツを与えすぎない・紫外線を当てるといいとされています。
・外傷腫瘍は怪我による傷は基本的に自然に治っていくものですが悪化した場合化膿が進み腫瘍化してしまうことがあります。
そしてこの腫瘍を放置していると最悪、壊死してしまう危険があります。
怪我に繋がりそうなものはケージや部屋に置かないよう注意しましょう。
・熱中症は、イグアナの熱中症は日光浴中におこすことが多いのです。
日光浴中は日陰を作るなどし涼しい場所を用意してあげましょう。
万が一熱中症にかかってしまったら、涼しい場所に連れて行き冷水をかけたりして身体を冷やし体温を下げてあげてください。
爬虫類は病気に気づきにくいので毎日よく観察してあげてください。
グリーンイグアナの老化のスピード
現在調査中
グリーンイグアナの老化に伴う外見の変化
グリーンイグアナは個体によって差がありますが高齢期になると動きが鈍くなる、視力低下、食欲・運動量が落ちるなどがみられます。
歳を重ねたペットにおすすめの食べ物は?
グリーンイグアナは高齢になると食べムラがでてくるなど食の変化が表れてきます。
基礎代謝も落ちてきますので成年期と同じ食事量、質ですと肥満になりやすくなります。
グリーンイグアナは完全草食動物なので「動物性たんぱく質」は分解・吸収しないので与えないようにしましょう。
グリーンイグアナにおすすめな食べ物は「野草」です。
野草は食物繊維・カルシウム・ビタミン・ミネラルが豊富に含まれている栄養価の高い食べ物です。
野草の中でも「タンポポ」・「オオバコ」・「ハコベ」はおすすめです。
基本的にエサは1日1回、新鮮な野菜を与えてください。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
グリーンイグアナは温厚で身体も丈夫で長生きをするイグアナです。
グリーンイグアナは熱帯に住む変温動物のため自分で体温調節ができません。
温度が20度を下回ると肺炎に罹ってしまうといわれます。
ですので温度・湿度の管理は徹底してあげてください。
グリーンイグアナは水遊びが好きで、脱皮をする際にも水浴びをする習性があるので、身体が全て浸る大き目の水入れを用意してあげましょう。
エサにはカルシウム剤をかけて与えてあげると病気予防にもなります。
爬虫類の病気発見は気づきずらいので自己判断では症状を悪化させてしまう事になりかねません。
いつもと違う所が見られたら、早急に動物病院で診察してもらい早期発見できるように心がけてあげましょう。
そしてグリーンイグアナを診察をしてくれる動物病院が少ないので、お住まいの地域で診察をしてくれる動物病院をあらかじめ探しておくと安心です。
グリーンイグアナの寿命に関するまとめ
グリーンイグアナは温厚で人懐っこい性格をしています。
そしてとても頭が良く、飼主さんを認識したり、トイレを覚える個体もいるそうです。
グリーンイグアナの病気発見は気づきずらいので自己判断では症状を悪化させてしまう事になりかねません。
いつもと違う所が見られたら、早急に動物病院で診察してもらい早期発見できるように心がけてあげましょう。
そしてグリーンイグアナを診察をしてくれる動物病院が少ないので、お住まいの地域で診察をしてくれる動物病院をあらかじめ探しておくと安心です。