サバクイグアナの寿命はどれくらいなのでしょうか?
もちろん、ペットにはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、サバクイグアナのかかりやすい病気やその予防法、ペットの種類に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
サバクイグアナの平均寿命はどれくらい?
サバクイグアナの平均寿命は7年から8年とされています
イグアナの中では短めな寿命になっていますが、サバクイグアナは飼育環境によって寿命は大きく変化します。
サバクイグアナの寿命と長生きするコツ
サバクイグアナは体長が30から40センチほどの大きさになり身体も丈夫で病気にかかりにくいイグアナです。
そんなサバクイグアナの長生きのコツを紹介します。
まず「飼育環境」です。
サバクイグアナは成長が早いのでケージは身体より余裕のある大き目を用意してあげましょう。
サバクイグアナは変温動物なので自分で体温調節ができません。
ですので専用のライトを用意してバスキングスポット(ケージ内でも日光浴ができるように人工的に太陽を作り日光浴をできる場所)を作る必要があります。
そして日光浴用に平らな石や岩を設置してあげましょう。
サバクイグアナは昼行性なので、週に1度は日光浴をしてあげることで病気を防ぐことができ、健康を維持できます。
紫外線はカルシウムを吸収させる為に必要なビタミンdを皮膚で合成させるために重要ですのでケージに紫外線ライトを設置してあげるといいですね。
サバクイグアナは名前の通り砂漠地帯に生息していますので高温に強く、寒さには弱いです。
ですので室温は昼は28度から33度前後・夜は23度から25度を保ち、ホットスポットは40度になるように管理してあげましょう。
次に「食事」です。
サバクイグアナは草食よりの「雑食性」になります。
野菜や果物、たまに昆虫をバランスよく与えてあげましょう。
サバクイグアナを診察してくれる動物病院は限られていますので、お住まいの地域で診察してくれる病院をあらかじめ探しておくのをおすすめします。
サバクイグアナのかかりやすい病気は?
サバクイグアナのかかりやすい病気は「クル病」・「代謝性骨疾患」・「外傷腫瘍」が主にあげられます。
・クル病はカルシウムやビタミンが欠乏し骨が柔らかくなり変形してしまう病気です。
・代謝性骨疾患はカルシウム・マグネシウム・リン・ビタミンなどが欠乏したり、代謝異常によっておこる骨の病気です。
この病気は1度かかると完治しません。
・外傷腫瘍はケージなどにぶつかったりして傷ができたものが炎症を起こし化膿し、いずれ腫瘍になってしまう病気です。
その他に・熱中症などがあります。
サバクイグアナの病気のサイン
サバクイグアナのかかりやすい病気のサインを覚えておくことはとても大切です。
・クル病は壁に登れなくなる、食欲が無くなり痩せる、目や口が開きっぱなしになる、背骨や尻尾が曲がるなどがみられるようになります。
・代謝性骨疾患は・成長不良・骨の軟化・てんかん発作・骨折がみられます。
・外傷腫瘍は傷ついた場所がコブのようになってきますので、傷が炎症・化膿していたら早期に受診をしましょう。
その他の熱中症は口呼吸になる、口から泡を吹くなどがみられます。
爬虫類は病気に気づくのが分かりずらいといわれています。
なので具合が悪そうだなと感じたときには病気が悪化している場合もあります。
いつもと違う変化が見られたら、少しでもはやく動物病院を受診しましょう。
病気の予防法と対処法を紹介
サバクイグアナのかかりやすい病気の予防法と対処法を紹介します。
・クル病は治療が難しく症状が出てしまうと手遅れになる病気になりますので予防することがとても大切になります。
クル病はカルシウムとビタミンdの十分な摂取が重要になります。
与えるエサと一緒にカルシウムを与え、週に1回ほど太陽に当て日光浴をさせてあげましょう。
紫外線ライトを当てることでも効果が得られます。
・代謝性骨疾患は1度かかると完治しないといわれる病気です。
予防法は、エサにカルシウム剤を振り掛けてあげる・リンを多く含むフルーツを与えすぎない・紫外線を当てるといいとされています。
・外傷腫瘍は怪我による傷は基本的に自然に治っていくものですが悪化した場合化膿が進み腫瘍化してしまうことがあります。
そしてこの腫瘍を放置していると最悪、壊死してしまう危険があります。
怪我に繋がりそうなものはケージや部屋に置かないよう注意しましょう。
・熱中症は、イグアナの熱中症は日光浴中におこすことが多いのです
日光浴中は日陰を作るなどし涼しい場所を用意してあげましょう。
万が一熱中症にかかってしまったら、涼しい場所に連れて行き冷水をかけたりして身体を冷やし体温を下げてあげてください。
爬虫類は病気に気づきにくいので毎日よく観察してあげてください。
サバクイグアナの老化のスピード
現在調査中
サバクイグアナの老化に伴う外見の変化
サバクイグアナは個体により差がありますが高齢期になると動きが鈍くなる、視力が低下してくる、食欲・運動量が落ちるなどがみられます。
歳を重ねたペットにおすすめの食べ物は?
サバクイグアナは高齢になると食べムラがでてくるなど食の変化が表れてきます。
基礎代謝も落ちてきますので成年期と同じ食事量、質ですと肥満になりやすくなります。
サバクイグアナは草食よりの雑食性ですので基本は野菜・果物で、たまに昆虫を与えると良いとされています。
そんなサバクイグアナのおすすめの食べ物は「小松菜」です。
小松菜は免疫を高め粘膜や皮膚の健康を守ってくれるカロテンが非常に豊富で、ビタミン・ミネラルどれをとっても非常に栄養価の高い野菜になります。
食べやすいように1口サイズにカットして与えてあげるといいですね。
新鮮な野菜を基本的に週3回ほど与えてあげましょう。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
サバクイグアナはおっとりとした性格で丈夫な身体を持つイグアナです。
サバクイグアナは変温動物なので自分では体温調節ができません。
そのため温度管理が大変重要になってきますのでしっかりと管理をしてあげてください。
エサは基本的に野菜と少しの果物で十分ですが病気防止のためカルシウム剤をエサに振り掛けてあげることをおすすめします。
またサバクイグアナは色を判別できるのでエサは色鮮やかな食事にしてあげると喜んでくれます。
爬虫類の病気発見は気づきずらいので自己判断では症状を悪化させてしまう事になりかねません。
いつもと違う所が見られたら、早急に動物病院で診察してもらい早期発見できるように心がけてあげましょう。
そしてサバクイグアナを診察をしてくれる動物病院が少ないので、お住まいの地域で診察をしてくれる動物病院をあらかじめ探しておくと安心です。
サバクイグアナの寿命に関するまとめ
サバクイグアナは小型のイグアナで寿命が7年から8年と他のイグアナと比べると短くなっています。
ですが身体は基本的に丈夫な作りをしています。
病気やケガ・トラブルの原因は飼育環境や飼育方法によるものになります。
飼主さんの飼育方法で寿命は大きく変わってきます。
ですので日ごろからサバクトカゲの身体に変化がないか様子を見てあげ、正しい知識を持ち、お住まいの地域に行きつけの動物病院を見つけ定期的に様子を診てもらうと安心ですね。